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1587<道満丸景虎と小姓の戯言>(天正戦国小姓の令和見聞録)HB

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

ダークブラック。

人類の有史はたかだか10000年にも満たないのだが、

果たして精神的な進化や深化はしているのだろうかという疑問をい抱いている。

絵画の世界では影のなかでも明るさ、明るさのなかでも影は存在する。

心理的・深層的・創造的・形而上的・感覚的・感性的・現実的なものを視覚化することによって、物事の真実を究明するのが芸術家の仕事だと思っている。

人類は未知なるものに憧憬し期待する生き物なのだ。

人類はいまだに進化の形跡は感じられない。

なぜなら歴史の教訓に学ぼうとしないからだ。

戦争や殺戮や差別的な支配欲・独占欲は決してなくなっていない。

トランプ氏は世界の指導者的役割から逃避し、

自己優先意識での小山の大将におさまろうとしている。

これでは、飛び越えた言い分だが、地球的な組織の運営や進化が期待出来ない。

地球村のあちこちで紛争が絶えず、悲惨な歴史をこれからもくり返す。

それを阻止するバランス感覚のある指導者が存在しないところに、

現代文明のダークブラック化が進んでいるのである。。。

 

「はい、こちら2020東京五輪」(第13章その六)

 小池都知事の箝口令かどうかはしらないが、みどり君がこのところ、五輪関係で休みがないらしい。おそらく内部情報のようだが、2020東京五輪のボランティアの集まりがよくないという。先だっての公開情報では、登録が6万人のうち決まりそうなのが3万人ということだったが、その後はことのほか状況は良くないらしい。休日を惜しんで都内の至る所で、募集のチラシ配りを展開しているようだ。あまり口外してはいけないとのことだが、個人的には口外するにしてもしなくてもそのうち、実態は公表されるので、気にはしていない。もし、ボランティアの募集が半数に満たなくても、それはJOCの責任なので、スタッフの非は問えない。むしろ、それは企画側(広告代理店・大会執行部・官邸など)の問題であり、予測が甘かったといういうしかない。個人消費が伸び悩み、自分で使えるお金が増えず、国のほうもこそっと税金でじわじわと庶民の懐を直撃している。企業の法人税を下げ内部留保GDP並みになっても、困窮する世帯は増加している。来年10月には消費税が予定通り上がるようだし、国民的にはボランティアに回す余裕などはあるのだろうかと心配はしている。一日プリペイドカード1000分の支給だけでは交通費だけでも持ち出しだろうし、11万人の規模のボランティアを全額支給となるとおよそ400億円はかかるだろう。リオ五輪では十分集まったとされているが 、2020では要員が不足して、強制的な学徒動員ということになる。その場合は当然、保護者が支払うことになる。人の善意には限りがある。生活を犠牲にしてでもボランティアはやれない。震災だったら覚悟を持って、信念で人助けのためという大きな大義があるが、五輪ともなると必然性が薄くなる。2020五輪大会企画側の力が試されている。

「はい、こちら2020東京五輪」(第13章その五)

<第十三章:その五>

 これには驚いた。会計検査院が試算したところ、2020東京五輪の経費が三兆円を超えるのだという。JOCが見積もった大会経費の総額は1兆3000億円程度、都が別途8000億円で、二兆1000億円。これにそのほかの経費が増え、3兆円にもなるという。ロンドン五輪では二兆円超になったそうで、2020五輪でもそのくらいは見積もってもよかったのだ。総額1兆円などと当初の見通しが甘すぎたし、2008年の北京大会でも二兆円はかかったのだから、参考にしなければならなかった。覚えているだろうか。長野冬季五輪でも二兆2000億円が支出され、大きな赤字を生んでおり、不透明な支出は解明されずにいる。借金完済に20年も費やした。2020年はイスタンブールだと大方の予想を覆して、東京になったものだから当事者たちは内心戸惑いの感があったと思っている。個人的にも、イスタンブールは堅いと踏んでいた。ところが東京に誘致が決まってしまった。新国立競技場のZAHA案が廃止となり、コンパクトさを売り物にしていたコンペ案が、事実上変更となった。世界の人々はいまだに、ZAHA案の世界初の開閉式のスタジアムのイメージを抱いているはずだ。それを、いとも簡単に覆してしまった安倍首相にも問題があった。それは素直に謝罪すべきであると思っている。ゼネコンや広告代理店は多大な利益を上げている。2020東京五輪も大赤字になるかもしれない。三兆円どころか四兆円あたりになるかもしれない。このところ、日本のスポーツ界の不祥事が続いている。大会の成功は当事国のメダルの数の多さという古い概念はやめるべきだと思うし、商業主義が優先する五輪の在り方を原点に戻す働きも必要な時が来ている。それともうひとつ、小池百合子都知事の任期の件だが、2020年の7月30日までだと記憶しているが、これだと、五輪開催中に都知事選挙となる。彼女は、現政権に前倒しの選挙の特例を嘆願するだろうが、都民のアレルギーはおさまらないだろうし、再選はないとみている。どうみても、前回総選挙での「排除発言」の影響は今でも尾を引いており、衆議院での国政返り咲きは無理だろう。参議院でなら可能性はあるが、果たしてどうなるか見ものではある。

「はい、こちら2020東京五輪」(第13章その二~四)

■「初めて読まれる方へ」■
・・・・・・小学生時代からの幼なじみである船橋君とは、偶然にも中堅の広告代理店の同期入社となる。その15年後、船橋君の長女みどり君は名門のプロテスタント中高一貫校の学生になり、彼女は深田恭子似の絶世の美女に育っていた。僕は美大で油彩を学び、船橋君は六大学の商学部で学んだ。みどり君と僕はピュアな慕情関係となってしまった。僕の娘千鶴もみどり君の学校で一緒だが仲は余り良くない。それから数年後、2020夏季五輪の開催が東京に決定。すでに都庁に就職していたみどり君は五輪準備委員会のメンバーとなった。だが、東京に決定したとは言え、問題が次から次と津波のように押し寄せる。2020東京は本当に大丈夫なのだろうかと、この目で追い続けるのは、時代の証言者としての責務でもある。開催までの出来事とフィクションでのエンターテインメント性を織り交ぜながら話を進めていきます。・:・・・・


★目次・進捗状況★
「はい、こちら2020東京五輪」(Behind the Story 2020tokyo)
<2015年~20208月の開催日まで継続予定です>
■[2015]第一章 透明慕情:その一~その四
■[2015]第二章 2020東京オリンピック開催決定:その一~その六
■[2015]第三章 1940-2020 歴史は繰り返す:その一~その八
■[2016」第四章から第七章(予定)
■[2017」第八章から第十章(予定)
■[2018」第十一章から第十三章(予定)
■[2019」第十四章から第十六章(予定)
■[2020」第十七章から第二十章(予定)

<登場人物>

・僕:中山正輝
・僕の妻:恵理子(野猿系)
・僕の長女:千鶴(野猿系)
・同僚:船橋真吾(イケメン系:代表権のないくろくま広告社社長)
船橋くんの妻:美智子夫人(ハイソ系:くろくま広告社会長<実質的な経営者>)
船橋くんの娘:絶世の美女:みどり君
・銀座マネキン嬢(昼は銀座通りのマネキン嬢、夜は銀座のサロン嬢:ユキ、ナオミ、サトミ、ミキ他。全員国立大出身のインテリ)
安土城天守閣での時空を超えた歴史上の人物の面々。
美大の後輩:安藤(アートディレクター、ソラミミスト今東光似の毒舌家)
・くろくま広告社元会長:広瀬弘文(美智子夫人の父)
・銀座の若旦那衆他
霞ヶ関官僚、国会議員他
・その他随増殖・・

 


「はい、こちら2020東京五輪」(Behind the Story 2020tokyo)

 

第十三章 「試金石の日本のスポーツ精神」

 


<第十三章:その一>


 サッカーのロシアW杯が予想外の展開になり、当初より盛り上がった。日本は16強には進出できたがベルギーの厚い壁を崩すまでにはいかなかった。カタール2022では出場できるか不透明な情勢でもある。2020東京五輪までの日本代表監督に森保氏が決まってはいるが、成績次第では交代もあり得るだろう。サッカーは五輪よりW杯のほうが質的にも選手の層はランクは上になる。さてどうなるか。

アジア大会ではネパールには1-0でかろうじて勝ったが課題は多く残った。パキスタン戦では4-0で勝ったが、後半は攻めあぐねて無得点だった。案の定ベトナムにはグループリーグでは勝てなかった。アジアのサッカーはそれぞれの国がどんどん力をつけてきている。日本は2022年のカタールW杯いけるかは予断を許さない。このところ、日本のアマ・プロの指導者層の不祥事が相次ぎ、巷では混乱している。日大メフト悪質タックル問題、レスリング協会セクハラ問題、アマチュアボクシング協会の一連の不祥事、相撲協会の暴力問題、W杯の負け逃げ時間稼ぎパス回し騒動などは、安倍官邸の不正忖度政治、官僚の不正入学問題・差別発言問題にも直結する。およそ2020東京五輪にふさわしくない問題が、世界に駆け回る事態は容認できない。。。
1980年のロス五輪から商業化が顕著になり、不正が横行しそれが当たり前の様相を呈している。実に困ったものだ。安土城の信長公も嘆いていることだろう。2020年の開会式には狂言師の野村氏が総合プロデューサーをやるという。一つ気になるのは、またあの電通が絡んで一悶着を起こさないか心配になってくる。元同業者とはいえ他人事とは思えないのだ。エンブレムや裏金問題ですったもんだして、国内外をかき回したそのツケが回ってくることのないようにしてもらいたいものだ。7月の下旬から8月の中頃まで行われる2020東京五輪。果たして酷暑に耐えられるのだろうか。ZAHA案でプレゼンテーションを勝ち抜き、理想の五輪が開催されるはずであることを基本にして始めたこの、「はい、こちら2020東京五輪」(Behind the Story 2020tokyo)のブログはこの先どう展開してしていくのか不透明な状況ではあるが、証言者として続けなければならないと思っている。
 2019年は平成時代の最後の年となるが、参議院改選が行われる。安倍一強といわれる状況の中、石破氏が総裁選に立候補の表明をした。安倍氏は国会内での議員の支持で優勢と言われているが、地方は圧倒的に石破氏支持が優勢だといわれている。竹下派では安倍か石破で支持が分かれているが、小泉進次郎氏の動向がキャスティングボートを握っているようだ。参議院6増法案では賛成に回り、がっかりした支持者も多いだろうが、今回では思いのまま自分の意見を反映する方向が強く出ると踏んでいる。岸田氏が出馬を回避し禅譲に期待するほど世間は甘くはない。たとえ石破氏が負けたとしても、次の総選挙後では進次郎氏とともに間違いなく総理に一番近い存在になる。それだけ安倍氏の信頼度は著しく低下している。安倍氏がこのままでは来年の参議院改選では自民党は惨敗といわれる。個人的な感覚としては石破氏が進次郎氏の前にリリーフ首相という立ち位置で勝ち上がる可能性はあると踏んでいる。安倍氏の賞味期限はとうに過ぎているという党内の空気は強いからだ。そろそろ延命だけを狙うトップより、新鮮なトップの出現を自民党員は望んでいるに違いない。安倍氏は地方票では石破氏に大きく離されていて、異様な接待攻勢に出ているという。彼の権力への過ぎた執着心はとどまるところを知らない。西日本での災害状況が混迷を極めているときに、「赤坂自民亭」での親睦会や地方議員の異様な接待攻勢を見てもそれは明らかだ。自民党員の良識のレベルがどこまでなのか国民は注視していかなければならないだろう。世界も周辺国も安倍氏の行動と言動を監視していることは言うまでもない。なんといっても、彼には戦前の体制を復活させようという魂胆が姑息性と用意周到を味方につけ押し通そうとする精神がある。金正恩氏が安倍氏に対して堅くなに心を開かないは当然といえる。石破氏の二人の娘さんのうち一人は千鶴やみどり君と中高では一緒だったようだ。将来彼女たちは父親と同じような道を歩むという気がしている。

 

<第十三章:その二>


話題の自民党総裁選では、安倍三選が確定したが、圧勝とはとてもいえない開票結果となった。全体807票(三票は無効)では安倍68.5%、石破31.5%。約104万人の党員で投票した人は64万人強で、それでいくと約62%の投票率だった。議員票では8割は維持したものの、党員票では石破氏が45%を獲得した。県別でいうと、都道府県で37が安倍氏の勝利、石破氏は10だった。勝利数でいうと安倍氏が圧倒しているように見えるが、勝利した37のうち約半数は僅差だった。それに議員票の20票以上が石破陣営に流れたこともあり、安倍陣営は青ざめたに違いない。石破氏は73票、安倍氏は329票。(有効票は402票)白票もふくめて3票が無効票だったが、これは面従腹背票(反安倍)とみたほうがいいだろう。安倍総理の会見でもその表情が表れていた。安倍三選は終わりの始まりでもある。それにしても進次郎氏の石破支持表明は投開票の20日当日で、19日には党員の投票も終えているので影響がないという考えだったと思うが、あまりにも見え透いた行為だった。両陣営にいい顔を見せたいだけだったのではないだろう。進次郎氏が安倍サイドへの軍門に下った瞬間だった。知名度がある進次郎氏もすっかり男を下げてしまったものだ。大衆からも見放されようとしている。いくら沖縄知事選で自公推薦の応援演説をしようが、総裁選での身の振り方の希薄さは自民党員異以外でも目立ったに違いから、無駄に終わるだろうし、弔い選挙での玉城氏のリードは揺るがないだろうとみる。都知事小池百合子氏が進次郎氏に合わせて応援とは驚いた。問題山積の豊洲・築地の案件などの本業をおろそかにしているとしか思えない。2020東京都知事の改選は五輪直前になるが、前倒しをするには政府の後押しが不可欠とみる。その辺のしたたかな思いもあったのだろう。沖縄知事選は玉城氏が選挙戦をリードしている。勝利は間違いない。案の定玉城氏が勝利し、今後の内閣改造は既定路線でいくつもりだろうが、おそらく2019年の参議院選挙では自民党は大幅に議席を減らすに違いない。中間選挙前のトランプ氏との会談もプーチンや習氏との会談でも、安倍外交の失政が問われることになるだろう。三選後の官邸のレームダック化は今後ますます増幅してくるに違いない。来年の統一地方選参議院選挙でも、野党は統一候補をもくろんでいるし、安倍氏ではとても勝てないという空気は見逃せない。自由民主党員さんの投票はやはり世論を反映することが証明された総裁選だった。ポスト安倍のレースはすでにスタートを切った。(数値結果は自由民主党本部が公表)

 

<第十三章:その三>

2018年9月26日から、2020東京五輪のボランティア募集が始まった。どのくらい集まるかは未知数である。2020東京五輪ボランティア育成費用の予算が740億円、ボランティアに携わる人が交通費・宿泊費・食費・日用必需品・雑費そのほかを全額負担。負担額の総額は占めて一人38万円、11万人ともなると418億円にもなる。JOCや広告・新聞・TVなどのマスメディア、役所・利益団体・ゼネコン企業は空前の利益。JOCがかき集めた協賛金が4000億円。ボランティアのPRもいいが一体どれくらいの自己負担額が必要か、提示はしておいたほうがいいだろう。結局、家族が負担することになるのだから。震災など被災地へのボランティアは人を助けるという使命があり、自己負担という意識は少ないが、五輪は商業主義的なイベントであり、損得勘定が前面にでる代物だから、あえて参加する必要がないと思うのが自然だ。だから、五輪のボランティアに参加される人は少なからず試算しておくべきである。例えば、新潟から上京して参加する場合、都内までの往復のJRの運賃は往復で2万2000円程普度。7~15日未満のウイークリーマンションに宿泊契約を結ぶと、契約金は別として宿泊一日約4000円として60000円、光熱費:通信費一日1000円として計14000円、管理費一日2000円として計28000円、部屋の清掃一回12000円を一日ごとで14日で七回84000円、洗濯代・着替え衣服代約10000円(これで済むわけがない)、食費・飲食代一日最低1000円として14000円、事故や病気のための予備費は最低50000円は必要だろう。契約金や雑費は約100000万円は用意しておいたほうがいい。一人当たり総合計約38万円となる。(JOCで経費を捻出すると約418億円となる)それくらいの自己負担をあなた、もしくはご家族には用意する覚悟はありますか。。。。電通やゼネコン、JOCでは巨額の五輪収益をあげるはずだ。ボランティアの経費は出してあげたほうがいいのではないかと考える。予想としてこのままだと、募集はさしてあつまらず、中高生や大学生などの強制的な学徒出陣は覚悟しておいたほうがよさそうだ。


<第十三章:その四>

久々に僕は銀座のマネキン嬢たちが副業で働いるお店に行ってみた。あいも変わらず面白い淑女たちでもある。
隣の席では話が弾んでいた。。。

「あっ、サトミ、なにそれ?変わったメガネね・・・」
「でしょう・・・・。ヒロさんにもらったのよ・・・」
「ヒロさんって、あの、国会議員の」
「ママには内緒よ。マネキン嬢が夜のお仕事で、国会議員とスキャンダルおこしたら、あたしはクビになる・・・・」
「ナオミに任せておけば大丈夫よ・・・」
「総裁選終わったんでしょ?いまは話題になる時期ではないわ・・・」
「派好きルーペって何?」
「このルーペをかければ、どこの派閥と手を組めばポストが用意されるっていう代物なのよ」
「エミママ、なんで知ってるの?」
「あたしのこと、なんだと思ってるの?最強の二代目黒革の手帖を持ってるのよ」
「ならさ、孝太郎さんではなくて、進次郎さんにCMにでてもらえばいいのに・・・」
「年の功でお兄さんのほうが銀座には合うのよ。なんたって、癒し系じゃない・・・」
「字が小さすぎて読めない~・・・・・・」
「あたしは痔が小さ過ぎて見えない~・・・」
「見えなくて結構・・・・・」
「そんなこと言われると、見てみたくなる…見せて・・・・」
「ダメよ、ダメダメ・・・・・」
「何年か前に流行ったコントみたいな・・・・」
「それにしても、石破ちゃん、頑張ったみたいね」
「善戦だって・・・・」
「善戦じゃないって・・・・」
自民党の集計データ、よくわかんなくて、よめなーい~・・・」
「どちらにしろ、来年の参議院選挙は、自民党が惨敗という予測はついたわよね」
「ついた、ついた、派好きルーペだと未来が読める読める・・・」
「あたいたち、マネキン嬢の未来は読める?」
「読める、読める・・・」
「どういうふうに?」
「赤い糸には縁がない・・・」
「それなら、男好きルーペにする・・・・。舘さん大好き~」
「まだ、発売してないし・・・・、人間とは疑似恋愛に徹しなきゃ・・・」
「それなら疑似ルーペにする・・・」
「進次郎さんにあげたら・・・。石破疑似ルーペでかく乱する?」
「そんなことしたら、石破ちゃんがかわいそうでしょ。でも、次の総理には一番近いところにいる」
「そのうち奥様とお店にあいさつに来ると言ってたわ・・・」
「久々に、近いうち、日本で、それなりのリーダーが生まれるということなのよ」
「みんなで応援しましょうね・・・・」
「しましょう、しましょう、選挙権はないけど・・・」

エミママさんにまんまとハズキルーペを三つ買わされた。^0^

 

 

■銀座マネキントーク2018年9月バージョン


「あっ、サトミ、なにそれ?変わったメガネね・・・」
「でしょう・・・・。ヒロさんにもらったのよ・・・」
「ヒロさんって、あの、国会議員の」
「ママには内緒よ。マネキン嬢が夜のお仕事で、国会議員とスキャンダルおこしたら、あたしはクビになる・・・・」
「ナオミに任せておけば大丈夫よ・・・」
「総裁選終わったんでしょ?いまは話題になる時期ではないわ・・・」
「派好きルーペって何?」
「このルーペをかければ、どこの派閥と手を組めばポストが用意されるっていう代物なのよ」
「エミママ、なんで知ってるの?」
「あたしのこと、なんだと思ってるの?最強の二代目黒革の手帖を持ってるのよ」
「ならさ、孝太郎さんではなくて、進次郎さんにCMにでてもらえばいいのに・・・」
「年の功でお兄さんのほうが銀座には合うのよ。なんたって、癒し系じゃない・・・」
「字が小さすぎて読めない~・・・・・・」
「あたしは痔が小さ過ぎて見えない~・・・」
「見えなくて結構・・・・・」
「そんなこと言われると、見てみたくなる…見せて・・・・」
「ダメよ、ダメダメ・・・・・」
「何年か前に流行ったコントみたいな・・・・」
「それにしても、石破ちゃん、頑張ったみたいね」
「善戦だって・・・・」
「善戦じゃないって・・・・」
自民党の集計データ、よくわかんなくて、よめなーい~・・・」
「どちらにしろ、来年の参議院選挙は、自民党が惨敗という予測はついたわよね」
「ついた、ついた、派好きルーペだと未来が読める読める・・・」
「あたいたち、マネキン嬢の未来は読める?」
「読める、読める・・・」
「どういうふうに?」
「赤い糸には縁がない・・・」
「それなら、男好きルーペにする・・・・。舘さん大好き~」
「まだ、発売してないし・・・・、人間とは疑似恋愛に徹しなきゃ・・・」
「それなら疑似ルーペにする・・・」
「進次郎さんにあげたら・・・。石破疑似ルーペでかく乱する?」
「そんなことしたら、石破ちゃんがかわいそうでしょ。でも、次の総理には一番近いところにいる」
「そのうち奥様とお店にあいさつに来ると言ってたわ・・・」
「久々に、近いうち、日本で、それなりのリーダーが生まれるということなのよ」
「みんなで応援しましょうね・・・・」
「しましょう、しましょう、選挙権はないけど・・・」

2020東京ボランティアは学徒動員か。

ボランティア育成費用の予算が740億円、
ボランティアに携わる人が交通費・宿泊費・食費・日用必需品・雑費そのほかを全額負担。
負担額の総額は占めて一人38万円、11万人ともなると418億円にもなる。
JOCや広告・新聞・TVなどのマスメディア、役所・利益団体・ゼネコン企業は空前の利益。
JOCがかき集めた協賛金が4000億円。
ボランティアのPRもいいが一体どれくらいの自己負担額が必要か、
提示はしておいたほうがいいだろう。
結局、家族が負担することになるのだから。
震災など被災地へのボランティアは人を助けるという使命があり、
自己負担という意識は少ないが、五輪は商業主義的なイベントであり、
損得勘定が前面にでる代物だから、あえて参加する必要がないと思うのが自然だ。
だから、参加される人は少なからず試算しておくべきである。
例えば、新潟から上京して参加する場合、
都内までの往復のJRの運賃は往復で2万2000円程普度。
7~15日未満のウイークリーマンションに宿泊契約を結ぶと、
契約金は別として宿泊一日約4000円として計60000円、
光熱費:通信費一日1000円として計14000円、管理費一日2000円として計28000円、
部屋の清掃一回12000円を一日ごとで14日で七回84000円、
洗濯代・着替え衣服代約10000円(これで済むわけがない)、
食費・飲食代一日最低1000円として14000円、
事故や病気のための予備費は最低50000円は必要だろう。
契約金や雑費は約100000万円は用意しておいたほうがいい。
総合計約38万円となる。(JOCで経費をだすとなると、およそ418億円となる)
それくらいの自己負担をあなた、もしくはご家族には用意する覚悟はありますか。。。。
電通やゼネコン、JOCでは巨額の五輪収益をあげるはずだ。
それくらいは出したほうがいいのでは。
予想としてこのままだと、募集はさしてあつまらず、
中高生や大学生などの強制的な学徒出陣は覚悟しておいたほうがよさそうだ。

ポスト安倍がスタート。

安倍三選が確定したが、圧勝とはとてもいえない開票結果となった。
全体807票(三票は無効)では安倍68.5%、石破31.5%。
約104万人の党員で投票した人は64万人強で、それでいくと約62%の投票率だった。
議員票では8割は維持したものの、党員票では石破氏が45%を獲得した。
県別でいうと、都道府県で37が安倍氏の勝利、石破氏は10だった。
勝利数でいうと安倍氏が圧倒しているように見えるが、
勝利した37のうち約半数は僅差だった。
それに議員票の20票以上が石破陣営に流れたこともあり、
安倍陣営は青ざめたに違いない。
石破氏は73票、安倍氏は329票。(有効票は402票)
白票もふくめて3票が無効票だったが、
これは面従腹背票(反安倍)とみたほうがいいだろう。
安倍総理の会見でもその表情が表れていた。
安倍三選は終わりの始まりでもある。
それにしても進次郎氏の石破支持表明は投開票の20日当日で、
19日には党員の投票も終えているので影響がないという考えだったと思うが、
あまりにも見え透いた行為だった。
両陣営にいい顔を見せたいだけだったのではないだろう。
進次郎氏が安倍サイドへの軍門に下った瞬間だった。
知名度がある進次郎氏もすっかり男を下げてしまったものだ。
大衆からも見放されようとしている。
いくら沖縄知事選で自公推薦の応援演説をしようが、
総裁選での身の振り方の希薄さは自民党員異以外でも目立ったに違いから、
無駄に終わるだろうし、弔い選挙での玉城氏のリードは揺るがないだろうとみる。
都知事小池百合子氏が進次郎氏に合わせて応援とは驚いた。
問題山積の豊洲・築地の案件などの本業をおろそかにしているとしか思えない。
2020東京都知事の改選は五輪直前になるが、
前倒しをするには政府の後押しが不可欠とみる。
その辺のしたたかな思いもあったのだろう。
沖縄知事選は玉城氏が選挙戦をリードしている。
勝利は間違いない。中間選挙前のトランプ氏との会談もプーチンや習氏との会談でも、
安倍外交の失政が問われることになるだろう。
三選後のレームダック化は今後ますます増幅してくるに違いない。
来年の統一地方選参議院選挙でも、野党は統一候補をもくろんでいるし、
安倍氏ではとても勝てないという空気は見逃せない。
自由民主党員さんの投票はやはり世論を反映することが証明された総裁選だった。
ポスト安倍のレースはすでにスタートを切った。
(数値結果は自由民主党本部が公表)

 

 

「Moyurupen版、2018年自由民主党総裁選直前大予想」

 マスメディアでは十中八九安倍首相が圧勝で三選!と報道を続けている。国会議員での予想では八割が首相を支持しているという。日頃、投票所に行かない有権者には縁がないかもしれないが、立法府でのパワーバランスの行方が生活への影響に強く及ぼすことぐらいは認識していたほうがいいだろう。6年にも及ぶ安倍第二次政権の三つの矢は毒矢になり折れてしまっている。上場企業の内部留保額は日本のGNPに匹敵するほどになった。常識的に考えて、当然、給与所得者の可処分所得は上がっているはずなのに、数々の政治家・官僚の不祥事をしり目に、こっそり増税の法案が通っているのだ。自由に使えるお金の量は減っている。消費は冷え込み、消費者はなおさら生活防衛にまわらざるを得なくなっている。自己破産の件数が再び上昇し始めている。全国の中小企業は疲弊している。地方銀行の半分は本業が赤字だ。アベノミクスの失政が及ぼす影響は計り知れない。確かに安倍首相は勝利するのだろうが、圧勝はしないだろうとみている。小泉進次郎氏は安倍か石破かどちらか支持を表明していない。その優柔不断さが次期総理候補への大きな壁となっている。直前で石破支持の表明を周辺に明かしたのは、石破氏が以外にも党員票を獲得している状況を見たからだろう。直前の石破支持表明は遅すぎた感は否めない。どちらにもいい顔を残したのだろうが、議員への影響力は薄くなるばかりだろうし、世論からの反発もあり得る。党員票は石破氏支持がが猛進している。安倍サイドの強引な締め付けや恫喝が党員や議員の反発をかっている。だから安倍から石破への票の流出もあり得る。しかし、問題はそのあとだ。もし、石破陣営が負けても票差によっては存在感が大きくなり、次期総裁への権利を得ることになる。ただ2016年のトランプ氏の前例もある。マスメディアがヒラリーの圧勝を予測していたが、それが覆されたのだ。今回の総裁選でもサプライズが起こらないとも限らない。

 「無責任メディア朝日の行方と総裁選」

 第二次大戦の真っただ中と21世紀の日本においても、朝日新聞の社旗は変わっていない。変わっていないどころか、戦争に対する国民への謝罪はいまだになしえていないのだ。終戦の年の冬に「国民とともに立たん」だったかとかの短い社説があったらしい。
 戦前、大本営の支持でもないのに、自らが戦意高揚のため、社旗に「祝 皇軍大捷 戦いはこれからだ」という宣伝で国民を煽っていた。自社の売り込みや経営戦略的なものがあり、国民不在のメディアだったことがわかる。GHQはなぜ断罪しなかったのか今でもよくわからない。このことは、国立国会図書館で自由に閲覧できるので、知りたい方は確認したほうがいいだろう。戦前の新聞の記事は「著作人格権」とかという意味のわからぬ弁明で乗り切ろうとする姿勢は恥ずべきだと思う。ほかの新聞社も大本営の監視下では似たり寄ったりのものだったのだろう。朝日はその先兵隊だったから、大本営からの締め付けはあろうはずもない。今、朝日の本社に右翼の宣伝カーなどが反日志向への不平不満を吠えてはいるが、元右翼の先輩に喧嘩をうっているようなもので、はた目から見ると冷笑せざるを得ない。

 2018年自由民主党の総裁選が行われようとしているが、消費税の軽減税率適用は新聞社の経営環境に多大な影響を及ぼすから、安倍官邸へのすり寄りが顕著になっている。当然、世論調査でも石破陣営に不利な報道を流させる戦略は、自由民主党員や党友からは見え透いたものになる。派閥の力学や過度な議員への締め付けは、安倍楽勝への警鐘にもなるだろうとみている。私は、田中角栄氏のおひざ元の出身でその秘書を担当された方たちには恩義がある。だから以前から自由民主党員ではないが自由民主党を支持している。ただ、お仕置きや換言のためのバランスの取れた投票は心掛けている。選挙の投票は棄権したことはない。自民党員さんのそれぞれの清き一票には日本の未来がかかっている。いま、世界のリーダーたちは、ポスト安倍のスタンスに切り替わっている。プーチン氏の、前提条件なしの平和条約の提案からもその真意が伝わってくる。ここ数年、永田町はいま、官邸の不祥事でレームダックに陥っている。もし、安倍三選がなったとしても、来年の地方統一選挙や参議院改選での支持者たちの怖い自民党へのお仕置きがまっている。場合によっては、衆議院解散もあり得る。

 

iPhone文化の終わりの始まり。

2018年の秋に新たなiPhone三機種がお目見えする。
少し大きくなった感があり、世界的なシェアは15%ほどだが、
日本国内ではスマホの約50%のシェアを保ってはいる。
個人的には1992年のMac元年以来10年ほど、
数百万円ほど(会社は関心がなく)の私費を投じていたものだが、
アップルに振り回されるのに懲りてしまい、Windowsに切り替えた。
当時のアップルには経営危機が蔓延し、
マイクロソフトに支援を仰がざるをえない状況だった。
スティーブ・ジョブズが復帰してからは、アイディアとプレゼンのうまさから、
業績を伸ばし、時価総額100兆円までにのし上がった。
新しいIPhoneには魅力的なところがあまりないし、
かなり高額になっているのが気になる。
10万円以上もするスマホを持つ意味があるだろうか。
携帯端末にカメラ搭載など必要なのだろうか。
日本ではいまだに私のようにフューチャーホンを愛用する人が半数近くいる。
そのことに対して妙に安どする自分がいた。
KDDIdocomosoftbankとも4年縛り(docomoは2年?)がまだまだ続くらしい。
12万円が6万になるのだから、元をとるために4年縛りはどうしても必要なんだろう。
AppleへのiPhone上納金システムはもうやめたほうがいいんじゃないのか。
通信費を絶対安くさせない姿勢の原因はそこにある。
携帯大手三社の広告はすべて電通グループが仕切っているし、
読んでも買い手によくわからなくする広告手法は見えすいている。
そこに各種多くのオプション料金を乗せるのも問題だ。
携帯料金が安くならないはずだ。
世界的にはAndroidが85%なのに、Appleが日本だけ50%というのはおかしい。

 

オリハルコン

プラトンティマイオス・クリティアス研究と、アーノルド・トインビーの「歴史の研究」を学生時代に没頭した記憶がある。併せて西洋絵画美術を学んでから尚のこと今でも好奇心と探求心は消え失せていない。オリハルコンアトランティス文明での幻の金属で、つい最近発見されたという報道もあったが、真贋はわからない。有史以外での歴史への想像力はきりがないのが現実だ。超古代の世界では火星と地球文明の衝突があり、火星には薄い大気のなかに放射能の名残りがあるとされている。有人火星探査は意味がない。資源だって掘り起こすのにも数世紀はかかるに違いない。それだけ、ロマンを求めるのにもほどがあるというものだろう。2001年宇宙の旅という映画でコンピューター「ハル」は、20世紀の終わりごろ出現していて、今頃はとうに活躍してもいいころなのに、2018年現在実際にはAIの遊戯に埋没している。このままでは、宇宙開発の進展には期待はできない。月にだって半世紀も行っていないのだ。(行ってはいなかったという説もある)私たちが今生きている時代には、まだまだ解決できない案件が多数存在している。歴史は既成の出来事は記録されるが、されないものがほとんどだろう。だから歴史の検証は必須だし日々の世界の出来事はつぶさに検証していく必要がある。文明は必ず興亡を繰り返してきている。いまの文明がいつ無くなるかどうかはわからない。だからいつ無くなってもいいように覚悟はしておくべきだし、より良い未来への指針を作り出す誠意と努力は怠ってはならない。それがMoyurupen Gateのミッションです。

「はい、こちら2020東京五輪」(第13章その一)

■「初めて読まれる方へ」■
・・・・・・小学生時代からの幼なじみである船橋君とは、偶然にも中堅の広告代理店の同期入社となる。その15年後、船橋君の長女みどり君は名門のプロテスタント中高一貫校の学生になり、彼女は深田恭子似の絶世の美女に育っていた。僕は美大で油彩を学び、船橋君は六大学の商学部で学んだ。みどり君と僕はピュアな慕情関係となってしまった。僕の娘千鶴もみどり君の学校で一緒だが仲は余り良くない。それから数年後、2020夏季五輪の開催が東京に決定。すでに都庁に就職していたみどり君は五輪準備委員会のメンバーとなった。だが、東京に決定したとは言え、問題が次から次と津波のように押し寄せる。2020東京は本当に大丈夫なのだろうかと、この目で追い続けるのは、時代の証言者としての責務でもある。開催までの出来事とフィクションでのエンターテインメント性を織り交ぜながら話を進めていきます。・:・・・・


★目次・進捗状況★
「はい、こちら2020東京五輪」(Behind the Story 2020tokyo)
<2015年~20208月の開催日まで継続予定です>
■[2015]第一章 透明慕情:その一~その四
■[2015]第二章 2020東京オリンピック開催決定:その一~その六
■[2015]第三章 1940-2020 歴史は繰り返す:その一~その八
■[2016」第四章から第七章(予定)
■[2017」第八章から第十章(予定)
■[2018」第十一章から第十三章(予定)
■[2019」第十四章から第十六章(予定)
■[2020」第十七章から第二十章(予定)

<登場人物>

・僕:中山正輝
・僕の妻:恵理子(野猿系)
・僕の長女:千鶴(野猿系)
・同僚:船橋真吾(イケメン系:代表権のないくろくま広告社社長)
船橋くんの妻:美智子夫人(ハイソ系:くろくま広告社会長<実質的な経営者>)
船橋くんの娘:絶世の美女:みどり君
・銀座マネキン嬢(昼は銀座通りのマネキン嬢、夜は銀座のサロン嬢:ユキ、ナオミ、サトミ、ミキ他。全員国立大出身のインテリ)
安土城天守閣での時空を超えた歴史上の人物の面々。
美大の後輩:安藤(アートディレクター、ソラミミスト今東光似の毒舌家)
・くろくま広告社元会長:広瀬弘文(美智子夫人の父)
・銀座の若旦那衆他
霞ヶ関官僚、国会議員他
・その他随増殖・・

 


「はい、こちら2020東京五輪」(Behind the Story 2020tokyo)

 

第十三章 「試金石の日本のスポーツ精神」

 


<第十三章:その一>

 

 サッカーのロシアW杯が予想外の展開になり、当初より盛り上がった。日本は16強には進出できたがベルギーの厚い壁を崩すまでにはいかなかった。カタール2022では出場できるか不透明な情勢でもある。2020東京五輪までの日本代表監督に森保氏が決まってはいるが、成績次第では交代もあり得るだろう。サッカーは五輪よりW杯のほうが質的にも選手の層はランクは上になる。さてどうなるか。

アジア大会ではネパールには1-0でかろうじて勝ったが課題は多く残った。パキスタン戦では4-0で勝ったが、後半は攻めあぐねて無得点だった。アジアのサッカーはそれぞれの国がどんどん力をつけてきている。日本は2022年のカタールW杯いけるかは予断を許さない。このところ、日本のアマ・プロの指導者層の不祥事が相次ぎ、巷では混乱している。日大メフト悪質タックル問題、レスリング協会セクハラ問題、アマチュアボクシング協会の一連の不祥事、相撲協会の暴力問題、W杯の負け逃げ時間稼ぎパス回し騒動などは、安倍官邸の不正忖度政治、官僚の不正入学問題・差別発言問題にも直結する。およそ2020東京五輪にふさわしくない問題が、世界に駆け回る事態は容認できない。。。
1980年のロス五輪から商業化が顕著になり、不正が横行しそれが当たり前の様相を呈している。実に困ったものだ。安土城の信長公も嘆いていることだろう。2020年の開会式には野村萬作氏が総合プロデューサーをやるという。一つ気になるのは、またあの電通が絡んで一悶着を起こさないか心配になってくる。元同業者とはいえ他人事とは思えないのだ。エンブレムや裏金問題ですったもんだして、国内外をかき回したそのツケが回ってくることのないようにしてもらいたいものだ。7月の下旬から8月の中頃まで行われる2020東京五輪。果たして酷暑に耐えられるのだろうか。ZAHA案でプレゼンテーションを勝ち抜き、理想の五輪が開催されるはずであることを基本にして始めたこの、「はい、こちら2020東京五輪」(Behind the Story 2020tokyo)のブログはこの先どう展開してしていくのか不透明な状況ではあるが、証言者として続けなければならないと思っている。
 2019年は平成時代の最後の年となるが、参議院改選が行われる。安倍一強といわれる状況の中、石破氏が総裁選に立候補の表明をした。安倍氏は国会内での議員の支持で優勢と言われているが、地方は圧倒的に石破氏支持が優勢だといわれている。竹下派では安倍か石破で支持が分かれているが、小泉進次郎氏の動向がキャスティングボートを握っているようだ。参議院6増法案では賛成に回り、がっかりした支持者も多いだろうが、今回では思いのまま自分の意見を反映する方向が強く出ると踏んでいる。岸田氏が出馬を回避し禅譲に期待するほど世間は甘くはない。たとえ石破氏が負けたとしても、次の総選挙後では進次郎氏とともに間違いなく総理に一番近い存在になる。それだけ安倍氏の信頼度は著しく低下している。安倍氏がこのままでは来年の参議院改選では自民党は惨敗といわれる。個人的な感覚としては石破氏が進次郎氏の前にリリーフ首相という立ち位置で勝ち上がる可能性はあると踏んでいる。安倍氏の賞味期限はとうに過ぎているという党内の空気は強いからだ。そろそろ延命だけを狙うトップより、新鮮なトップの出現を自民党員は望んでいるに違いない。安倍氏は地方票では石破氏に大きく離されていて、異様な接待攻勢に出ているという。彼の権力への過ぎた執着心はとどまるところを知らない。西日本での災害状況が混迷を極めているときに、「赤坂自民亭」での親睦会や地方議員の異様な接待攻勢を見てもそれは明らかだ。自民党員の良識のレベルがどこまでなのか国民は注視していかなければならないだろう。世界も周辺国も安倍氏の行動と言動を監視していることは言うまでもない。なんといっても、彼には戦前の体制を復活させようという魂胆が姑息性と用意周到を味方につけ押し通そうとする精神がある。金正恩氏が安倍氏に対して堅くなに心を開かないは当然といえる。石破氏の二人の娘さんのうち一人は千鶴やみどり君と中高では一緒だったようだ。将来彼女たちは父親と同じような道を歩むという気がしている。

 

西野ジャパンの通信簿

「西野サムライブルーの個人的総合評価」

4試合で1勝2敗1引き分け、16強入り。
西野ジャパンの結果だが、それ以上にシビアに採点していく必要がある。
ハリル監督継続jならベスト4もあり得たかもしれない。
個人的にはそう思えた。
グループリーグでの戦いを振りかえってみよう。
コロンビア戦では開始早々コロンビアの選手にレッドカードが出てしまい、
日本が11人、コロンビアが10人という布陣になった。
コロンビアは日本を軽く見ていたフシがあり、
序盤から本気を出していなかったように思う。
日本は前半で先制点を奪い、後半で追いつかれたが、2対1の大金星をあげた。
アジアがW杯で南米に勝利するのははじめてて、世界は驚いた。
レッドカードがなかったら11対11だからおそらく逆転されていた可能性はある。
日本にとってはうれしいことだが、手放しでは喜べない。
2戦目のセネガルでは2対2のシーソーゲームで見応えはあった。
格上のポーランドには案の定苦戦を強いられた。
確かにとても引き分けには持ち込めない雰囲気があった。
西野監督は外部からの情報を得てフェアプレーポイントでセネガルに有利と見たのだろう。
負けても16強にいけるとふんで、あの物議を醸した「時間稼ぎパス」となった。
セネガルも日本も負けてフェアプレーポイントのルールに基づき、日本が決勝Tに進んだ。
日本の選手や西野監督のパス回しの批判を打ち消そうという、
心理的な負担を負いながら、ベルギーと対戦した。
後半直後、二点を奪い、三点目も奪おうと攻撃的なサッカーをしていた。
それが裏目に出て、赤い悪魔の怒涛の攻撃で逆転負けを喫してしまった。
世界の競合相手にこれだけの戦いが日本にも出来ることが証明された。
負けたけれども2022カタールW杯への希望が湧いてきた一瞬だった。
ハリル氏ならポーランド戦は最後まで引きわけか逆転を狙う試合運びをし、
負けても選手への心理的負担を強いることはなかっただろうと推察できる。
16強へはポジティブな気持ちで臨めたに違いない。
そうすれば以外にもベルギーに勝利は可能だったかもしれない。
韓国だってドイツに勝ったのだから。。。
時間稼ぎのパス回しが起因していたのかも知れない。
これは西野監督も認めている。
点を獲りにいくのと防御するとき、反則カードをもらいやすいのは、
防御の側のはずであり、果敢に攻めていけば相手の反則もとり易くなりPKだってありえる。
だからフェアプレーポイント狙いはまずい判断だったと思っている。
カタール2022W杯でポスト西野の動きが活発化しているという。
サムライジャパンは新しく生まれ変わらないとカタールには行けない。
東京五輪2020のサッカーはW杯ではないので、それはスルーして、
長い目で選手を育てていかなければならないだろう。
サッカーの最高峰はやはりW杯なのだ。。。
指揮官も新しくしたほうがいいかもしれない。
田嶋会長が7月いっぱいの西野監督の退任を発表した。
慰留はしない方向だという。
今月中に次期代表監督を決めるようだ。

 

フェプレイポイント制度の功罪。

およそスポーツというのは、観戦する側が中立的に共感や感動や、
サプライズを期待しながら楽しむという基本的なものがあるのであり、
フェアプレー精神が選手や指導者に浸透して、
初めて成立するものだということを忘れてはいけない。
反則負けで勝利した側はスポーツの王道を遵守したから、
共感を得られるわけだ。
JRAでは徹底した公正の競技をするので有名だが、
騎手の不正を防ぐため、レース前は世俗から情報を遮断する方策もあるほどだ。
サッカーでは「ずる賢さ」がないと勝てないと言われ、
日本にはいままでこれが欠けていたから勝てなかったという人がいるが、
本当にそうだろうか。
日本人には日本人としての美徳や世界観がある。
それに畏敬の念を抱く外国人は多い。

サムライの原点、「名を捨てて実をとる」を捨てた西野ジャパン。
ポーランド戦での時間稼ぎプレーに対しての
「実を捨てて名をとった」西野ジャパンへの各国の風あたりが強くなった。
あのサッカー王国ブラジルでも酷評されている。
己の運命を他力に任せるというのは、本来の武士の精神に反するものだが、
日本のメディアでは勝てば官軍、きれい事にはかまっていられないという、
見方が半数を占めてはいるが、誠に残念だと思う。
確かに決勝Tに進めるのには並大抵のことでは、
成し遂げられないのはわかってはいるけれども、
欧州や中東の世界では、日本が例えベストを最後まで尽くして、
決勝に進めなくても畏敬の念や尊敬の眼差しを向けられていたと思う。
残りのあの10分の時間稼ぎプレイは、フェアプレイポイントを十分計算に入れた、
「実を捨てて名をとった」西野ジャパンのとった現実的な対応だが、
世界的には日本へのイメージががらりと変わった瞬間だったと感じている。
果報は寝て待つといった覚悟をもって臨んでいれば、
後味は何十倍も良くなっていただろうとおもう。
フェアプレイポイント制度が思わぬアンフェアな方向に行ってしまった。
FIFAカタール2020ではこの制度を無くすに違いない。
FKでの決着かでも良かったのではないかと思う。
フェプレイポイントの所持する情報が共有されるから、
それを逆手にとって試合の駆け引きに利用されるのは当然と言える。
この点でも、選手や指揮官への公正な試合運びを促す観点から、
試合の当事者に非公開にするとかの方策も議題に上がるかも知れない。
ささいな事かも知れないが、世界のサッカーファンは、
今回の日本の時間稼ぎパスに対しては
批判するどころか良識を逸脱したものと見ているのには正直驚いたし、
個人的にも試合が終わってからも妙なストレス感が走り、
どこかにもやもやしたものがいまだに頭の中を徘徊している。
個人的にも納得しようと試みたがどうしても心の中では煮え切らない。
何故なんだろう。。。
夢が語れない、もう応援する気がない、幻滅した・・・、
日頃観戦しない中立的なファンでも素直にそう感じ取られている。
西野監督には奇策や戦略があるのだろうが、
他力戦略で決勝にはいけたにもかかわらず、
思わぬ全世界の批判を浴びてしまった。
勝ち抜き戦ではぼこぼこにされるシーンが浮かび上がる。
観戦する側としては互いにベストを尽くして倒れるまで戦う姿を、
心ゆくまで見たいと思っているはずだ。
勝ち負けだけで見ているわけではない。
FIFAでは抽選での決勝進出は望んでいなかったので、
フェアプレーポイントを採用したといってはいるが、
思わぬ波紋で大会後には検証をするという。
PK戦だけで決着するとかと言う方法はなかったのか、
あるいはそのほかの場合は抽選やじゃんけんになるわけだが、
たとえばそれに負けた場合は次回での出場優先権を与えるなどという措置も必要だろう。
ベルギー戦では正々堂々フェアプレーの精神で勝ちに行って欲しい。

「はい、こちら2020東京五輪」<第十二章:その三>

■「初めて読まれる方へ」■
・・・・・・小学生時代からの幼なじみである船橋君とは、偶然にも中堅の広告代理店の同期入社となる。その15年後、船橋君の長女みどり君は名門のプロテスタント中高一貫校の学生になり、彼女は深田恭子似の絶世の美女に育っていた。僕は美大で油彩を学び、船橋君は六大学の商学部で学んだ。みどり君と僕はピュアな慕情関係となってしまった。僕の娘千鶴もみどり君の学校で一緒だが仲は余り良くない。それから数年後、2020夏季五輪の開催が東京に決定。すでに都庁に就職していたみどり君は五輪準備委員会のメンバーとなった。だが、東京に決定したとは言え、問題が次から次と津波のように押し寄せる。2020東京は本当に大丈夫なのだろうかと、この目で追い続けるのは、時代の証言者としての責務でもある。開催までの出来事とフィクションでのエンターテインメント性を織り交ぜながら話を進めていきます。・:・・・・


★目次・進捗状況★
「はい、こちら2020東京五輪」(Behind the Story 2020tokyo)
<2015年~20208月の開催日まで継続予定です>
■[2015]第一章 透明慕情:その一~その四
■[2015]第二章 2020東京オリンピック開催決定:その一~その六
■[2015]第三章 1940-2020 歴史は繰り返す:その一~その八
■[2016」第四章から第七章(予定)
■[2017」第八章から第十章(予定)
■[2018」第十一章から第十三章(予定)
■[2019」第十四章から第十六章(予定)
■[2020」第十七章から第二十章(予定)

<登場人物>

・僕:中山正輝
・僕の妻:恵理子(野猿系)
・僕の長女:千鶴(野猿系)
・同僚:船橋真吾(イケメン系:代表権のないくろくま広告社社長)
船橋くんの妻:美智子夫人(ハイソ系:くろくま広告社会長<実質的な経営者>)
船橋くんの娘:絶世の美女:みどり君
・銀座マネキン嬢(昼は銀座通りのマネキン嬢、夜は銀座のサロン嬢:ユキ、ナオミ、サトミ、ミキ他。全員国立大出身のインテリ)
安土城天守閣での時空を超えた歴史上の人物の面々。
美大の後輩:安藤(アートディレクター、ソラミミスト今東光似の毒舌家)
・くろくま広告社元会長:広瀬弘文(美智子夫人の父)
・銀座の若旦那衆他
霞ヶ関官僚、国会議員
・その他随増殖・・

 


「はい、こちら2020東京五輪」(Behind the Story 2020tokyo)

 

第十二章 「2020の難問と課題」

 

 

<第十二章:その一>


MLBの大谷選手が規格外の活躍を披露している。
 2020東京五輪が再来年に迫ってきた。聖火ランナーの計画も最終段階になってきており、五輪誘致の裏金問題などといっていられない状況にある。そういうのは大会が終わってから取り上げればいいことで、主催国としてはどうでもいいとは言わないが、いくら政治が関与しただとか、贈収賄が大会中止に動くだとか、疑惑があってももう止めることはできない。といっても、諸問題の解決はしなければならない。女子レスリング界でのスキャンダルは五輪に波紋を呼んではいるが、以外と関心度は高くない。アスリートの問題よりも、大会に関わる政治的な問題のほうに関心がいくのは自然だろう。北朝鮮がIOC会長との会談で今のところ2020東京には参加すると表明したようだ。確定するにはまだ時間がかかりそうで、日本との政治的な信頼が確立できるかどうかだろう。課題はまだまだ多い。

 四面楚歌とは紀元前3世紀の中国で、項羽の軍(楚)が劉邦(高祖)の漢軍に囲まれ、四方八方で楚の歌を唱えられると、楚の兵士は敗北したと思い惨敗する例えだが、いまの安倍政権にはこれがピッタリ当てはまる。金正恩氏は、父である正日氏が拉致を認め謝罪し、5人を日本に返したが、小泉氏(安倍氏も関わった)が日朝の国交正常化交渉を反古にしコケにした怨みは、いまだに持っているだろうと推測はできる。だから安倍氏が首相に居座る限り絶対拉致問題は解決しない。正恩氏は父が受けた汚名をいまだに忘れてはおらず、小泉氏と同じく安倍氏拉致問題を政治利用するとみている。常々「拉致問題を取り上げさせるな。対話するな。交渉はもってのほかだ」と箝口令を敷いていると言うから、いまさら、日本政府が日朝云々といたっところで爪弾きされるのがおちだろう。加えて、いまの官邸の忖度政治が、一連の公文書改ざんと隠蔽を生み、国体の行く末が心配されている。日本は一人の歴史修正主義者が自己追究の思惑を抱いたおかげで、中国・朝鮮半島周辺諸国から信頼されない素地を築いてしまった。トランプ氏と拉致問題を優先に話し合うというが、トランプ氏は人権問題より、金正恩氏との超弩級レベルの交渉が大事とされ、結局安倍氏は平気で日本の国益を売る形となって跳ね返ってくることだけは間違いないだろう。安保とは関係の無い米国の都合でオスプレイが、日本本土でも飛び回る事に対して日本政府が無力なのは敗戦国の宿命だ。米国の公文書館ではホイットニー文書というものが機密解除になっていて、戦後の昭和天皇の考えが伺える。公文書というのは歴史書とおなじく神聖なものであるからして、役人が勝手にその行為をするとは常識では考えられない。公的文書は絶対改竄と隠蔽はしてはならいという認識が日本人にはなさ過ぎる。日本の歴史を管理するシステムがいままさに崩壊しているように見える。日本の情報公開の自由度が世界では大きく遅れていることは見過ごすことは出来ない。黒塗りの公的文書公開が公然と許される現実が一連の改竄・隠蔽の体質を助長しているのは、日本の民主主義がいまだに偽りであることを証明するようなものだ。純国産のステルス戦闘機「心神」の開発導入を、米国の顔を伺いながら断念した安倍氏の精神がわからないし、ムリして買わなくてもよい多くのオスプレイやイージスアショアなどの無理矢理予算や横田基地などへの米軍の予告のない前倒しオスプレイ配置などをみても、日本本土は沖縄同様植民地的な立ち位置にいることだけは間違いない。今の与党政権を維持していくには、内閣総辞職を断行し、自民からではなく公明党の山口氏に首相の座を禅譲するしか術はないだろうと考える。村山内閣と似た政権がいま必要な時かも知れない。イラク日報の隠蔽問題は自衛隊の一部に責任を負わそうという官邸の忖度的な企みも感じる。あまり官邸が防衛省を刺激し過ぎると再び226事件のようなものが起こらないとも限らない。石破氏は人望に問題があるし、進次郞氏はまだ若すぎる。さりとて野党ではとても乗り切れないだろう。要するに安倍氏ではもう限界だということだ。

 


<第十二章:その二>


 北朝鮮金正恩委員長と韓国の文大統領が板門店で南北の首脳会談を行った。2018年4月27日は歴史的な一日となった。朝鮮半島は1910年に日本による併合(植民地化)が行われ、1945年の日本の敗戦とともに、南北の分断が米国とソ連との間で遂行された。朝鮮戦争が勃発し休戦から70年余りが経過している。半島では社会主義と資本主義の国政が併行し、くっついては離れ、離れてはくっつくという両国の関係は熾烈さを増し、北朝鮮の核開発問題や拉致問題もあり、半島の統一など出来るわけがないと世界はみていた。ところが、平昌冬期五輪から流れががらっと変わってしまった。日本はあいも変わらず独自に金委員長との直談判と会談が出来ない。米国頼みの圧力外交で事を済まそうとする根性が気に入らない。安藤が血相を変えて近づいてきた。
「先輩、えらいこっちゃ。半島が統一されるんやなぁ」
「安藤、どこが、えらいこっちゃなんだ・・・・。そんなこたぁ、僕のしったこっちゃないよ。それは内政干渉・・・・」
「先輩は案外、冷たいんやな。それは、いくらなんでも、あまりにも、これではいくらなんでも。・・・」
「おいおい、国会の理財局長みたいこと言うんじゃないよ。まぁ、南北とも仲良くなれば良いことじゃんか・・・」
「それもそうなんけど、安倍ちゃんは何も出来ないし、直接交渉はしないんでっか?」
「出来ないだろうねぇ。旧日本軍による韓国併合が1910年から45年まで続き、おまけに分断だろ。ある意味、南北分断は日本にも責任もあるんだよ・・・」
「そないなことぐらい知ってまんがな。日本人の拉致被害者を返してくれと言わはっても、難しいやろな。水面下での交渉もないようだし。一番気になるのは、戦前、満州・半島の事実上の実権を握っていたのは安倍ちゃんの祖父だったということでっしゃろ・・・
「日本は戦前の朝鮮の人の強制労働や慰安婦問題も未来永劫引きずっていくんだろうね。だから、いい気になって欧米列強の真似をして植民地政策を行使した戦前の大政翼賛会にも大きな責任があるんだよ。中国大陸からみれば日本人は極東の辺境の部族という位置付けだからさ、アイデンティティをしっかり持たなきゃならんわけよ。だから、日本は彼らに対して誠意を持って謝罪をしつつ平和的な未来志向を共有していく必要がある。安倍ちゃんにはそれがないんだよ。戦争をしらないぼんぼん首相だからさ。外交交渉も金委員長と腹を割ってやればいいんだ。何を怖がってるんだろうね・・・」
金正恩氏の誠意ある笑顔は予想外だった。五輪会場での物まねの金さんと大してかわらないんとちゃいますか」
「トランプさんともこの調子で上手く行くと思うよ。もともと金正恩委員長は物騒な事が好きではない。妹さんに全て任せてるんじゃないのかな。朝鮮戦争での休戦協定では韓国は結んでいない。中国・米国・北朝鮮・韓国の4ヶ国での終戦と平和友好条約が年内に決まるとみているんだが・・・」
「ま、そのようでんな。つまり日本は蚊帳の外ってはなしだね。アベちゃんは強がりばかりいってますねんけど。ほんでもって、空転国会が長期化の日本はこのままでは解散総選挙は近いちゃいますか」
「安倍ちゃんは否定しているが、大叔父の佐藤栄作がやった『黒い霧解散』の関連本を読んでいるらしいよ。解散?もちろんそうなるだろうな・・・。そうでないと世論が許さない・・・。水面下でもし近々総選挙をやった時の議席予測もさせているらしい。米朝首脳会談関連でも安倍総理は出番はないから、その間の隙を突いて第二の黒い霧解散も視野にいれてると思うよ。金正恩委員長は三十そこそこ。同世代の進次郞くんなら彼と話しは合うだろうな・・・」
「そうでんな。あ、それと、TOKIOの山口君が不祥事で、2020東京五輪のフラッグツアー、アンバサダーにも影響を及ぼしてまんがな。都庁のみどりはんは大変やろな。PR役は変更のはなしもあるんやないか。損害賠償もあるし、ジャニーズさんはえらいこっちゃやな・・・」
船橋君の話だと、みどり君のいうには、小池知事はいまのところフラッグツアーのスペシャルアンバサダーのPRは山口なしの四人で継続ということだよ・・・」
「未成年への強制キスの代償は大変というこっちゃな・・・。中山先輩も女の子にもてるんやから、気ィつけなあかんよ。」

 永田町界隈でもセクハラ問題、知事レベルでは女性問題。日本人の道徳心が壊れかけている。こまったものだ。

 


<第十二章:その三>


 安倍氏の側近だった柳瀬氏の国会での参考人招致をみていたが、疑惑はさらに深まったとみるべきだろう。加計学園の国家戦略特区の扱い方と安倍氏との関与の問題は、今後の解散総選挙で勝っても負けても未来永劫疑惑への解明は続くだろうし、このまま長引けば、自由民主党の屋台骨が崩壊する事は十分予想できる。当然、そうなるだろう。加計学園は開校したこともあって、安倍氏は知らぬ存ぜぬでは済まされない。総理や議員を辞めても生きている限り、負のイメージは消えない。

 CIAが北朝鮮に送り込んだスパイ容疑のかかった三人が釈放された。詳細なことはわからないが、トランプ氏は中間選挙の前の評判稼ぎとも見て取れなくもない。これは米朝会談前の予定どおりのパフォーマンスとみるべきだ。そうだとすると、CIA長官がわざわざ二回も訪朝した理由も納得がいく。英語を話さない韓国系アメリカ人の三人はスパイなのかもどきなのかは不明だが、憶測ではそう思わざるを得ない。当事国同士のトップの直接交渉の重要性をあらためて感じたが、日本はどうだろう。安倍氏拉致問題の司令塔だというが、北との直接交渉は難しく、期待している面々も多いだろうが、日本人拉致被害者は切り捨てられていく公算が大きい。六兆円もの大金を北朝鮮に無償提供するという憶測も流れている。そうなったら、安倍政権はもちろん世界や国内世論から袋抱きに合うだろう。日本には新たなリーダーの下で、金正恩氏と直接交渉のカードを切れる大物が必要だ。金正恩氏が先の南北首脳会談で、「何故日本は拉致問題について直接言ってこないのだろうか」、という問いかけが文大統領にあったという。拉致問題金正恩氏の政権時代ではなく先代、先々代の出来事であるので、問題解決を模索していたことが伺える。これまで日本のメディアや政府は余りにも、正恩氏に対する先入観で物事を判断する習性があったことは否定できない。これは言ってはいけないことだが、ある意味、朝鮮戦争景気のおかげで日本は戦後の経済復興を遂げた一面はあるだろう。彼らの自虐性と粘着性は時代を重ねて積み上げられたものだろうし、中国や周辺諸国からの侵略に耐えてきた歴史の積み重ねもある。だから安倍氏は司令塔と自負するなら、拉致問題では当然、金正恩氏と直談判を行うべきなのだ。国と国とのトップの外交力と柔軟性、駆け引きは、褒めるわけではないが、金正恩氏が安倍氏より一枚も二枚も上とみるべきだろう。米朝首脳会談が上手くいかなくても、中国の後ろ盾があれば動じる必要はなくなる。トランプ氏がイランの核合意を離脱をしてもなんら心配することはない。歴史の潮流ではそう捉えるべきだ「はい、