1587<道満丸景虎と小姓の戯言>(天正戦国小姓の令和見聞録)HB

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

「弱者の領民を苦しめる日の本の権力構造」

<道満丸景虎と小姓の戯言0273>episode273,season3
天正戦国小姓の令和見聞録)
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 春日山城、鳴海幕府(開府1587年)
 お屋形様:上杉道満丸景虎
 見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太
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 ◆天正四百五十二年 十一月十四日


「弱者の領民を苦しめる日の本の権力構造」


なぜ出来ぬ、マイナ保険証と紙の保険証の棲み分け!


 2024年の衆議院解散選挙後の国会の勢力図が激変しておるが、衆議院で野党が与党を過半数割れに追い込んでも、参議院で与党が過半数を維持しているねじれ国会では野党が提出する法案は通りそうもござらぬ。なぜなら長い間不倫活動を続けていた玉木国民民主党首が与党側に汲みしているからでござる。十二年前一時的に衆議院旧民主党が政権を奪取したがねじれ国会のため法案が可決されぬ故、その後再び野に下ったのでござる。法案を通すのには必ず過半数を越さなければならぬので、両院で過半数を維持しなければ意味がないのは承知しておるが、良識の府からかなり遠ざかっておる参議院でも衆議院の論理を丸呑みする低次元の立法府には開いた口が塞がらぬわ。企業・団体献金の禁止は与野党間の以前での約束事項でござったはずでござる。権力維持のため抜け道を多く作って裏金問題が取り返しのつかぬ政権の崩壊を招いたのは自業自得でござろう。反与党で議席を伸ばした国民民主党は実質的な与党入りの公算が強い。大企業の会員が主軸の連合組織は国民民主党を推しているのは存じておるが、領民の反発は夏の衆参ダブル選挙で国民民主党の崩壊につながるのは必定でござる。立法府で両院の過半数を維持しなければ法案は可決しない。今国会で紙の保険証廃止延期を多くの領民が望んでいるのにもかかわらず法案で可決されなくったら、夏の両院での野党の政権奪取に期待するしかなかろう。令和幕府は資格確認書を例外的に発行するというが、3,000万人以上もの領民がマイナンバーカードを持たない・持ちたくないという意思表示をした以上は、ITとアナログの共存、すなわち交通系ICカードと切符の棲み分けのように、マイナ保険証と紙の保険証の棲み分けもできるはずでござる。マイナンバー制度は大手IT企業・広告会社・族議員の利権が絡んでおるとしても、領民が納得のいく政が出来ないとすると現与党が完全に野に降らなければ意味がないのでござる。
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