1587<道満丸景虎と小姓の戯言>(天正戦国小姓の令和見聞録)HB

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

「誰も語らぬMLB大谷翔平のこれからの試練」

<道満丸景虎と小姓の戯言0260>episode260,season3

天正戦国小姓の令和見聞録) 

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 九月二十三日

 

「誰も語らぬMLB大谷翔平のこれからの試練」

 

 MLBではポストシーズン直前になると個人記録の方に目が行くようになるが、右肘のハイブリッド手術明けでの2024年では控え目にプレーすると思われておったが、リハビリも何のその好記録を積み上げておる。ナ・リーグでの三冠王は難しくとも本塁打と打点の二冠は取れるじゃろう。日米のメディアでは、何が何でも大谷の存在感を打ち出そうとする動きがある。 50+50といっても拙者にはさっぱりわからぬ。五十路同士の婚姻、落ち武者狩りの分前の比率、戦の勝敗の行方、熟年離婚での元御前への分前の比率などではなさそうではござるが。MLBでは打者記録を伸ばすための措置である指名打者DHは守備につかなくても良いという一見不公平な見立ても否めない。守備と打者を兼ね備えての記録こそ正当性があるというのが誰から見ても伝統的な常識であったはずでござる。近年、人気面ではMLBは北米四大スポーツのトップリーダーからおそらく四番目くらいにまで落ちてござる。その時々の話題性のある選手でも持ち上げなければMLBはこの先立ち行かなくなる。人気回復のためにいろいろなルール改正や賭博業者をスポンサーにしなければならなくなったMLBの体質にも問題がござる。投手の怪我や故障者リストが急増している背景にはそうした素地があったのでござる。大谷殿の盗塁成功の激増は牽制のルール改正があったからでござろう。本塁打は見事の一語に尽きるが三振が多すぎる。三割打者で三冠王となれば歴史的偉業にもなるが、ボンズのシーズン73本塁打、ニコルの138盗塁、ウィルソンの191打点、最高打率0.440という大記録には届くかどうかはわからぬが、二刀流にこだわれば力が分散され到底難しくなる。イチローのシーズン262安打は歴史的偉業で、10年連続200本安打はピート・ローズもなし得なかったものでござる。メディアの大谷選手持ち上げ戦略は一時しのぎでござろうが、まずはオードックスな三冠王本塁打王打点王盗塁王などの関門をくぐらなければならぬ。2024年はリハビリ年のはずが大爆発の期待で話題を誘ってはおるが、心配なのは2025年にその反動で右肘の悪化や極端な不振に陥らぬとも限らぬ。大谷殿は努々健康面には注意されよ。シーズンが終われば、2024年三月でのフィールド外での出来事がまた話題にあがると見ておる。水原殿が一夜にして前言を撤回した理由が未だに不明であり、大谷殿の認識がどのくらいあったのかも知りたい識者も多いことであろう。裁判沙汰になったあとでも水原殿は高級外車を乗り回し生活に困窮しているとは到底思えぬ。司法取引がどういう内容かは拙者にはわからぬが、MLB、球団、代理人、スポンサー業界などとのやり取りも否めない。当事者は事の白黒をはっきりさせておくべきでござる。そうでもせねば、大谷ファンもアンチ大谷ファン、一般のスポーツファンは納得がいかぬことと存ずる。疑惑の一夜はそう簡単に払拭できるものではござらん。

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