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加地鳴海の天正戦国小姓の令和見聞録(hatena version)

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

「戦前と戦後の日本の天皇制、擁護された国体」

 

天正戦国小姓の令和見聞録0167>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十二月五日

 

「戦前と戦後の日本の天皇制、擁護された国体」

 

 令和の政権与党の派閥に属する国会議員達がこぞってパーティ券での裏金作りの慣習が長い間続いておると軒猿たちが報告してきた。最近五年間だけでも一億円を超えるキックバックという裏金で潤っておるという噂じゃ。戦前では参政権は二十五歳以上の男子の一部にしかなかった。婦人には参政権はなく形だけの政であった。この当時国会議員に立候補しようとしても今にして一億ほどの供託金を納めねばならなかった。今では300万円といわれておるが、国家議員の上級国民意識と特権階級意識は戦後益々根付いておるゆえ、パーティ券でのキックバックがあっても素知らぬ顔をしておる。逮捕などあり得ぬと思っておるのじゃろう。議員の報酬制度は完全に法律で見直す事も必要じゃ。そうでも致さねば、貧しい領民からすればこれは切腹などではおさまらず、市中引き回しのうえ獄門磔つけか無人島への島流しでもせねば怒りは収まるまい。中国の王朝では関係する臣下は九族皆殺しという沙汰もござる。令和幕府ではどのような裁きをするのか見ものでござるが、2022年に国体を守ろうとする側(何者かは知らぬが)から、狙撃された元首相がおったが、その原因は職権乱用と神聖な三権分立の砦を悪党の住処としたことだと軒猿は申しておる。お屋形様はその何者かを毘沙門天様から知らされおるそうじゃが、拙者には語ることはなさそうじゃ。戦国の世でも令和の世でも知っておっても口を絶対割ってはならぬ見えない掟という物があるようじゃ。拙者には到底知る由もない。あるのは憶測と推理と想像だけじゃ。

 戦争に負けても戦前の帝が形を変えての天皇制の維持と国体をマッカーサー殿から確約をとるため、十回以上もの極秘会見を行っておる。帝は専制君主という国体を率先して築き上げ、ヒトラー殿とムッソリーニ殿と肩を並べるに至ったと言われておる。当時のTIME誌にも時の人として見出しの写真で掲載されておる。ブッシュ殿が悪の枢軸という比喩をよく使っておった。ナポレオンを崇拝していた帝は真珠湾では率先して開戦派を説得し日米開戦という決断をされた。皇居の地下では開戦から地図を片手に日中日夜、戦地へ指示をだし逐一戦果を報告させておったようじゃ。主戦の空母艦隊の殲滅に失敗しても、真珠湾攻撃は大戦果と国内では大本営で情報操作をされ、その後ミッドウェー開戦で多くの空母を失い、山本五十六殿が亡くなってからは、戦況が益々悪くなり、戦勝後の日本のイメージを敗戦状況の悲惨さも忘れて、原爆が落ちてもなお戦おうとしておったのでござる。山本五十六殿がご存命中に早期講和をしていたのなら令和の時代も変わっておったかもしれぬ。マッカーサーの腹心で日本国憲法の草案に関わったホイットニーの文書が機密解除になっておった。

 帝はマッカーサーとの幾多の会談で皇室と国体の擁護を嘆願し、其の見返りとして今の戦後風景の原形にもなったのでござろう。敗戦後のご自分の皇位の証である三種の神器(やたのかがみ・くさなぎのつるぎ・やさかにのまがたま)の有無の確認を気にしておったという。それほど帝は皇室と国体の擁護を執拗にGHQに働きかけたという見立てもできぬではない。領民よりもマイセルフオンリーだったと言えるわけじゃ。連合国側がポツダム宣言を発しても大本営は沈黙を通し、その間に証拠隠滅策をとったのじゃろうか。そして全国への無差別攻撃・広島、長崎への原爆投下へとなるが、帝はそれでも聖断を下されなかった。その代償は領民達が負うこととなる。忍びがたきを忍び、耐えがたきを耐えろと言われても無理であろう。

日本国憲法の第一条から第八条を覗いてみると、天皇は摂政と言う形をとり国事行為のみとされ象徴という曖昧な言い回しになっておる。早い話が戦前の天皇制が形を変えたものになったに過ぎぬ。海軍派の帝が陸軍に敗戦の責任をとらせても誰も文句を言うものなどはおらなかったのでござる。東条殿は御前会議等には入れてはもらえぬ立場でござったので、開戦の判断は臣下ではとうてい出来はせぬ。拙者がお屋形様を差し置いて兵を動かすようなものでござる。令和の政の不祥事は政に戦後の国体の不安定さが原因でござる。帝は日の本への亜米利加軍の永久的な占領形態の存続と隷属化を許す代わりに、制空権を献上したのでござろう。GHQが亡くなっても日米地位協定を後ろ盾に日米合同委員会という月に二度の報告会を政治の範疇を超えて行っておるのは周知の事実でござる。オスプレイが何処かに落ちようと軍属が事件を起こそうと、治外法権で日の本の領民は指をくわえて見ているしか無いのでござる。戦争に負けるというのはこういう事なのでござる。亜米利加への隷属化は今後100年は続くのでござろう。拙者には何も出来ぬ。戦国の世で德川殿に幕府を開かせぬとお屋形様は仰せでござる。

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「2024年巴里五輪マラソンで期待できる二人」

天正戦国小姓の令和見聞録0166>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十二月壱日

 

「2024年巴里五輪マラソンで期待できる二人」

 

十一月二十六日のクィーンズ駅伝では、MGCで五輪の出場に内定した二人の選手が三区で力走されたが、思うような成果が見られなかったとかわら版では報じておる。拙者も春日山城で観戦していたが、「この度の走りではメダルも入賞も無しだわのう」お屋形様も仰せでござった。廣仲選手はアジア大会での疲れもなんのその圧巻の走りでござった。郵便屋が二位になった布石にもなったのでござる。巴里五輪ではかなり走れる期待が持たれておる。細田あい殿は六区で区間二位と頑張っておった。メディアでは内定した二人の選手ばかりに目を向けてはいたが、レース後はMGCの疲れの影響という見立てをしておった。しかしでござる。五輪で上位に入るには其の走りでは到底無理でござろう。とにかくスピードが足りぬし、気も緩い気がするのじゃ。MGC三位に入って細田あい殿には期待がもてそうじゃ。雨の中での最悪のコンディションでも三位にまで追い詰め最後は二位に届こうというレースは目に焼き付いておるゆえ、拙者は細田あい殿を応援しようと思うておる。

男子のMGCでは大迫殿が三位に入ったが、このまま五輪に出られると心の底では思っているであろうが予断はゆるさぬて。ブダペストではゴール前数キロで足がつって入賞を逃した山下一貴殿に期待しておる。アフリカ勢の選手と互角の走りをみてなんとなくそう思ったのじゃ。

山下殿はMGCでは完全な疲労からくるものでござった。ファイナルで勝ち取って五輪には出られそうな気がしておる。

お屋形様と拙者の一推しは、細田あい殿、山下一貴殿でござる。

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「未だに続く人類の大航海時代」

天正戦国小姓の令和見聞録0165>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十一月二十七日

 

「未だに続く人類の大航海時代

 

二十一世紀になり最初の年の九月には世界同時多発テロ、いわゆる911が発生した。警備が厳重の米国で四カ所同時に飛行機でのテロ事件というのは、余りにも出来過ぎたシナリオであり、中東諸国のテロリストが計画していたというのは無理筋な話しでござる。旧WTSタワーの崩壊は、航空機衝突での損傷が原因ではなく、下からの爆破によるものだとの説もござるが、拙者や軒猿たちもそう思っておる。たしか立花隆氏も当時文藝春秋誌でも語っておった。ペンタゴンに衝突したのは航空機とされるが、残骸ではその形跡もなかったのでござる。とても原因を特定出来るものではなかったはずじゃ。それなのに、当時ブッシュ氏は911イスラム諸国の仕業と決めつけ、演説では十字軍の戦いだという話しをしていたことを世界の領民達はしっかりと覚えておる。元CIAの要員だったオサマ・ビン・ラディン殿がアフガニスタンに潜伏しテロの容疑者にされ、ブッシュ氏はアフガニスタンを徹底的に叩いた。その後、ドル決済を拒み続けていたイラクフセイン氏を、偽りの大量破壊兵器プロパガンダを掲げ、イラク全土を崩壊させたのでござる。フセイン殿は普通の独裁者ではあったが、何の罪かわからないまま処刑されてしまった。処刑された後にホワイトハウス大量破壊兵器が存在していなかった事実を公表。亜米利加はその後、アフガニスタンイラクや世界に何の詫びも反省もしておらぬ。ベトナムでは先に戦を仕掛け結局は敗戦という汚点を残しておる。

オバマ政権一期目にオサマ・ビン・ラディン殿の殺害報道があったが、パキスタンの郊外で目立つ瀟洒な白い建物にかくまっていたという。襲撃した建物は全て撤去され、亡骸は水葬で処理されたとされたが、その証拠の写真は報道されておらぬ。実に怪しい物じゃ。オサマ・ビン・ラディン殿がそのような目立つ所にいるはずがござらぬ。本物のビン・ラディン殿は2001年にとうに他界していたという情報もあるし、米国の何処かに生きている噂もあるようじゃ。その残党勢力がISISになったのかはよくわからぬ。つまるところ、中東イスラム諸国をテロ支援国家とみなし、また、色々な理由をつけて大義を捏造して軍産複合体の維持をはかり、米国に有利な政治・経済状況を形成することに成功したわけである。リビアカダフィ大佐がクーデターで国を治めたが核を手放したら亜米利加に滅ぼされた。

第一次大戦でイギリスとフランスが、中東を分割委任統治して、今日の政情不安を作りだしたことは明白でござる。アラビアのロレンス殿はアメリカンのプロパガンダに乗ってイギリスからアラブ回されたスパイと言うことになる。アラブの独立を約束しながらそれを反故した英国の責任は大きい。

要するに、いまだに十七世紀からの大航海時代は終わってはおらず、第二次大戦時で形成された国際連合の弊害も目立ってきていて、常任理事国に拒否権を与え、核兵器の所有も認めるという軍事的なアンバランスが、イランや北朝鮮の核問題を派生させていることを、領民達は認識すべきと考えるべきじゃ。元大統領トランプ殿のアフリカや南米の移民の国への侮辱発言が波紋を呼んでおった。はっきり申すが、SNSでの発信は正規のホワイトハウスからのものであるという、メディアの姿勢にも問題があるのじゃ。アメリカファーストがアメリカオンリーになり、挙げ句の果ては世界でスタンドアローンになる可能性は排除出来ないところまできておる。租税回避地タックスヘイブン)を国内で膨大に保持する米国。かつて七つの海を支配した大英帝国東インド会社を通じて蓄えた莫大な資産でケイマン諸島などをタックスヘイブンにしてしまい、それを正当化してしまった英国。勝手にEUを離脱し自分の国だけが難を逃れるという英国の姿勢や米国の自国優先主義は、大航海時代がいまだに終わっていない証拠と見て良いのでござる。

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「大谷翔平殿のFA、エンゼルスへの残留」

天正戦国小姓の令和見聞録0164

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十一月二十六日

 

大谷翔平殿のFAエンゼルスへの残留」

 

 メジャーリーガーの存在価値は何処にあるのかはなんとなく理解は可能でござるが、相対的なMVPの評価は拙者の想像の域を脱しておるのでどうも分からぬ。戦国の世では球遊びは御所の球蹴りぐらいしか知られておらぬ故、拙者の勝手な見立てではござるが、申してもよいであろうか。四百五十年後の地球の文化スポーツは多種多様で羨ましく思えるが、武芸での戦いとなれば戦とまったく変わらぬ故面白い。エンターネット文明で領民はスポーツとの共生を享受していると言われておる。MLBメジャーのMVP候補ともなれば、出来るだけフルシーズンに出場し良い成績を怪我も無く残せることが絶対の条件のはずじゃ。大谷殿は確かに二刀流で、打撃部門ではアメリカン・リーグで四十四本のホームラン、打点は95,打率三割を少し超える。投手では十勝をあげておる。MVPを受賞したにしては物足りない。ホームランはともかく、打点は100を超えていなければならぬ。打率は辛うじて三割を維持したが、怪我もせずフル出場していたら打率は二割台になっていたであろうな。蓄積疲労と試合数より多い三振の数が気になるのじゃ。2024年では指名打者一本でいくようでござるが、性急なハイブリッド手術が思わぬハプニングを起こし、右肘への負担と各部位への相互作用で、新たな故障を来すかも知れないという見立てはあっても、各メディアはこぞってそれを無視し、FA再契約の高額予想合戦にこうじておる。誠に由々しき事じゃ。考えても見よ、MVP受賞時の愛犬?の話題と日本の全小学校に三つのグローブ贈呈を勝手に送ってしまったのは、自己PRとメーカーの思惑なのでござるが、業界のことを慮れば様々なメーカーとの共同行為で行えば良かったのでござる。全部の小学校にグローブを贈るのは構わぬが、悪く言えば売名行為に抵触するという者もおる。物の見方は様々じゃが、見えないところでは誰もが心の中では天狗になるのは致し方ござらぬ。大谷殿はエンゼルスに残る選択をするじゃろう。来年はどの球団に行っても期待通りに指名打者で金額に合った働きをするかは不透明でござる。2025年に右肘が回復しても二刀流では最後の一年になる公算が大でござる。投打のどちらかに重きを置かねばならぬ。拙者はそういう考えじゃ。義に従えば大谷殿はあと二年エンゼルスでファンとともにあるべきと存ずる。大樹にすり寄るのも良いが、大谷殿には弱いチームがワールドシリーズで栄冠を勝ち取るという夢も捨ててはならぬ。

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「国会議員給与増額法案の強行採決と領民の貧困」

天正戦国小姓の令和見聞録0163

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十一月二十四日

 

「国会議員給与増額法案の強行採決と領民の貧困」

 

 とりあえず人事院勧告による法案だけは通して後は各自の判断で対処、という総理大臣など国会議員の給与を増額するという庶民からは不条理な法律がまかり通っておるのにはお屋形様も怒り心頭でござる。以前では一億総中流時代という流れがござったが、今では一億総貧困時代、一億総欺し合い時代、一億総米国化時代、一億総深海魚時代、一億総作家時代、一億総認知症嫌疑時代、一億総玉砕時代(これは削除)ともいえそうじゃ。日の本の政に関しては戦前も戦後も大して代わり映えはしておらぬ。敗戦前では、二十五以上の特定の条件に値する男子にしか選挙権がなく、女子にはなかったのじゃ。戦前の帝もそれを許しておったのにはお屋形様も耳を疑ったものじゃ。亜米利加にしても黒人差別が何世紀も続いておる。昨今はジェンダー論争で男女の関係も複雑化しておる。それにも関わらず、時代が変わっても永田城の砦では老人達の政で為政者と臣下達が既得権益を享受しつつ、蔭に隠れて領民に知られては都合の悪い法律を通そうとしておる姿がみえみえなのでござる。特に日の本の国家の大本が蜃気楼の様に見えるのは拙者だけではあるまい。一般会計と特別会計の精査が全く国会で議論されないことは問題でござる。大手のかわら版でもそのことには触れず、老害政治家にすり寄っておる。これでは日の本の領民が可哀想でならぬ。議員報酬制度の見直しは必要じゃが、これには与野党の議員達はこぞって反対するじゃろうな。国会議員の報酬は雑費を入れても一億円は下らぬであろう。そういう温床からは誰も抜け出すものはおらぬて。いくら犯罪を侵して逮捕されようが議員職だけは譲らぬのにはそういう訳がござるのであろう。特別会計は議員や臣下達の財布代わりとかしておる。官房機密費で五輪の招致での不正出費も或議員が公の席で公言しておる。IOCバッハ会長も素知らぬ顔でスルーしておる。2020東京五輪はするべきでは無かったのじゃ。それよりも福島原発の汚染水のアンダーコントロールが全くなされていなかったことが問題じゃった。処理水放出をするまだ何の手も打っていなかったのには呆れてものが言えぬわ。困っているのは領民達でござる。為政者達の懐が焼け太りになっておるのに領民達が日を追うごとにどんどん貧困化しておる。お屋形様は鳴海の金山からの四十兆円(政治家・官僚・公務員・大企業従業員を除く領民一人あたり四十万円)もの拠出も考えておる。そう心配せずとも良い。永田城を攻め落とす算段もござれば。

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「中国4000年王朝物語の歴史的教訓」

天正戦国小姓の令和見聞録0141>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十一月十三日

 

「中国4000年王朝物語の歴史的教訓」

共和国制になった現代の中国は毛沢東殿の文化破壊大革命で中国4000年の王朝物語に終止符を打つ事になった。それまで中国大陸は世界各国からは畏敬の念を抱かれておったが、独裁共和国制の人民解放軍は未だに人民を解放してくれてはおらぬ故、民主国家としての地位を築くため第二の孫文革命・辛亥革命が熱望されておる。中国の歴史ドラマには多くの教訓が含まれ、文明の興亡の追究の参考にも鳴る故、下記にとどめて置くので許されよ。

 

(1)清朝の側室順位

 

(皇后)

皇貴妃(1人)※皇后の代理

貴妃(2人)※側室の最高位

妃(4人)

嬪(6人)

貴人(定員なし)

常在

答応

宮女

 

 

(2)中国王朝の流れ

 

  • 周=BC1100-BC256

  • 戦国時代=BC430-BC221(七国)

韓・魏・走肖・斉・秦・楚・燕

  • 秦=BC221-BC206

↓(15年)

↓(劉邦)(230年)

  • 新=AD8-AD23

↓(195年)(劉秀・光武帝)(曹否に玉璽を禅譲

  • 魏=AD220-265

↓(45年)(曹操→曹否→○)(魏・蜀・呉)

↓(51年)

  • 五湖十六国=AD304-439

  • 隋=AD581-AD619

↓(37年)

  • 唐=AD618-AD907

↓(289年)(北周武則天15年)

  • 元=AD1271-AD1368

↓(127年)

  • 明=AD1368-AD1644

↓(276年)

  • 清=AD1616-AD1912

↓(296年)

  • 新たな王朝(?)

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「地球間氷期二万年の終わり」

天正戦国小姓の令和見聞録0140>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十一月十二日

 

「地球間氷期二万年の終わり」

 ネアンデルタール人が氷河期である二万年前に滅び、その後の間氷期に突如としてクロマニヨン人という新人類が現れ、今日まで生きながらえておる様じゃが、それももうすぐ間氷期が終わり、新たな地球の後継者たちが待ち構えておる時期に来ておるようでござる。第二次世界大戦でのナチ政権によるジェノサイドという屈辱を浴びながら文明を築いてきたユダヤシオニズムが、パレスチナに対するジェノサイドで同罪の限りを尽くしておるのに、国際連合組織では何らの手も打てないのは間氷期文明の終末を表す象徴的な歴史的事実として後世にその大いなる汚点を残すに違いない。八十年前の戦争状態での連合軍の結束組織に不条理さが露呈し、常任理事五カ国の既得権益が存在している限り、今の文明は代わり映えがしないようにお見受けいたす。有史になってもまだ一万年、その不条理で不確かな人類の歩んできた些細な歴史的足跡ももうすぐ跡形も無く消滅する気がするのでござる。今から400年か500年前の西洋人からみた大航海時代のころの方が子供じみて面白いように見えるのじゃ。ウクライナと帝政露西亜との紛争やハマスイスラエルの紛争は100年前の地上戦争を見ているようじゃ。火力で相手をねじ伏せても義や愛が伴わなければ戦いに勝利したとは言いがたい。ましてや、民間人の大量虐殺や病院・学校・国連施設・難民キャンプへの無差別ジェノサイドという行為は絶対許されるものでは無いはずでござる。イスラエルという国はこのままでは亜米利加も見限るかも知れぬ。氷期が訪れる前に世界の紛争がなくならなければ、今の人類はネアンデルタール人と同じ運命を辿るかも知れぬ。その方が地球の為には良いのかも知れぬが。

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「ネタニヤフ政権の大量虐殺と二つのユダヤ」

天正戦国小姓の令和見聞録0139>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十一月七日

 

「ネタニヤフ政権の大量虐殺と二つのユダヤ

 

 ハマスイスラエルへの攻撃から一ヶ月が経過しておるが、亜米利加国内ではJVP(平和のためのユダヤ人の声)ユダヤ人の団体が、イスラエルのガザへの攻撃に反対する抗議集会があったと聞いておる。イスラエルユダヤがあたかも一体化したような錯覚を世界の領民はしておるようじゃが、ユダヤがシオン(エルサレム)への帰還を目指すナショナリズム運動(イスラエルシオニズム)からの解放を彼らは唱えておる。世界各地に拠点を置く反シオニズムイスラエルに地を置くシオニズムユダヤ人がおるということを忘れてはならぬ。パレスチナ人とユダヤ人との共存構築は可能であるということじゃ。TVのニュースばかりみておったのでは埒があかぬ。

シオニズムの生え抜きであるネタニヤフ政権・イスラエル軍パレスチナへのガザ地区へのジェノサイドが一向に止む気配はないようでござる。戦前のナチ政権のユダヤ六百万人虐殺は誰もが存じておるようじゃが、当時の欧州でのユダヤ人の総数が六百五十万人と申されておるので、ほぼユダヤの民は亡くなっておる計算になるが、戦後のユダヤ人の人口はぼ同じか少し減っておると軒猿から聞き及んでおる。ものは言い様でいくらでも触れ回ることが出来るが、歴史に詳しい学者はユダヤ人権団体への配慮からプロパガンダへの非難はいまもって口をつぐんでおる。戦後パレスチナの地においてユダヤの民とパレスチナの民は共同統括で話し合いの上生活を共にすべしと国連でも提唱したはずではござったが、ユダヤ人サイドが勝手に戦を仕掛けパレスチナの地にイスラエルを建国してしまった。それが中東戦争のきっかけとなっておるようじゃ。現在でも亜米利加がイスラエルを全面的に支援し、多くの軋轢を作っておる。ナチ政権が六十万(六百万人はあり得ない)にものぼるユダヤ人を虐殺したもようであるが、ネタ政権も同じようなことをしておる。2000年もの間暮らしてきたパレスチナ人の地に一夜でイスラエル国が(アラブ国の大半では国家として承認されていない。国連加盟は米英の戦略か)出来たものだから、争いがおこるのは当然のことでござろう。人道的見地からでの停戦はどう見ても無理であろう。やはり全面的な双方の和解による停戦で無ければ意味が無い。このままいけば、イスラエルパレスチナも相打ちとなり消滅もあり得る。イスラムの同胞がこのままイスラエルの行動を傍観するはずがないからじゃ。手打ちをするリーダーもおらぬ、犠牲を払ってまでこの紛争を終わらせようとするリーダーも国家もおらぬのでは、もはや地球の文明に未来はなかろう。イスラエルパレスチナの人権団体をテロ組織というのは合点がいかぬ。そなた達は、もはや、せっかく築き上げた文明の消滅も覚悟するべきでござる。

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大谷翔平殿のFAと未来

天正戦国小姓の令和見聞録0137>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十一月四日

 

大谷翔平殿のFAと未来」

 

 ナショナル・リーグのアクーニャ選手が年間四十本と七十盗塁が評価されメジャー選手会年間MVPを獲得されたようじゃ。メジャーではいくら活躍しても話題性だけでは相対的に評価はされぬ風潮がござる。シーズンでフル出場もしくはそれに近い状況で数字を残すことが必須と大谷殿も思ったに違いござらぬ。FAでエンゼルス球団に留まるか、他球団へ長期大型高額契約ともっぱらの噂でネットでは騒いでおるようじゃが、冷静に捉えて見る必要がありそうじゃな。拙者が他の球団のオーナーだったら、故障の再発や他の部位への負担からくる疲労でのスランプも予測され、併せて二刀流の賞味期限も近いということ、そして何よりもMLBルール改正でDH打者としての扱いで他の選手とのポジション争いが熾烈になり、打者としての好成績を上がられるかという危惧もござる。右肘が2025年に早期回復したとしても、いつ再発するかが分からないハイブリッド手術であったことから(拙者は回復の時間はかかるが確かなトミー・ジョン手術のほうが良かったと存ずるが)、雇用する球団の負担も増えることでござろう。MLBのダブルフック制が敷かれたらDHばかりでの出場では規定打席が足りなくなることが予測されることから、大谷殿は野手としてスタメンに入ることもあるじゃろう。そのほかでは、指名走者や自動審判導入とかねてからのMLBルール改正がどんどんされていくのは目に見えておる。NBA・アメフト・アイスホッケーに水をあけられた野球武芸は、一選手のためにあるのではなくファンやチームやMLBの母体の存続にある。大谷殿の一時の活躍で終わるものではないのでござる。彼にとって一番良い形は、面倒見の良い(?)エンゼルスに骨を埋めるというのも一つの選択肢であるとお屋形様も仰せでござる。手術後完全に二刀流で回復するまでFAでの評価を希望する大谷殿は、エンゼルス球団に短期契約で再契約の可能性は大であると軒猿たちも言っておる。

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「天正と令和のトランスジェンダー物語」

 

 

天正戦国小姓の令和見聞録0127>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十月二十七日

 

天正と令和のトランスジェンダー物語」

 

拙者は男子でござるが女子になろうと思った事はさらさらござらぬ。しかしでござる女子が男武者になろうとする士気は天正の時代でもござった。女城主とかは諸国でもおったはずじゃ。体の一部をいじってまで外観を無理に己の気持ちにあわせようとする世界は無碍には出来ぬが、法をねじ曲げてでも通そうとすると色々な問題が起こるであろうな。拙者はそうまでして「性同一障害」からぬけだそうとする覚悟があるのなら、書状だけで男女の入れ替えを意図するのは安易な考えと自覚すべきじゃ、外観の手直しは必定と思うておる。領民が勝手に社会の規範を変えるのはお屋形様も許すはずがござらぬ。お屋形様の祖父は生涯独り身で如犯への反発からトランスジェンダーと周囲から噂されることもござった。毘沙門天の化身として功績をあげておられたので軍神とあがめられて生涯を閉じた。人間は生まれたからには覚悟が必定じゃ。自分自身に違和感がござっても決して慌ててはならぬ。自問自答して自らの生き様を定めねばならぬ。掟がどうのこうの言っておる場合ではない。奉行所などの役人も人ならば物事の判断は絶対ではござらぬ故、人生の流れの中で強い信念で土に帰るまで運命に従うまでなのでござる。性同一障害特例とははからずも己が男なのにこんなはずはないとして○○を取り外せば外観は女になれるとした掟のようだが、その逆はどうもわからぬ。女特有の○○を切除し何かを男性のように人工的に足さねばならぬからじゃ。厠はどうするのじゃろう?書状のみで女になれたと言い張っても正真正銘の女からすれば止めて欲しいと嘆願されるのは目に見えておる。湯船に浸かるときもそうじゃ。書状のみで女であると言い張って、○○が表立って事の他大きくても小さくても女からみればそれ怖ろしい光景となるじゃろう。さすれば男が女になりたいとすれば○○を切り取り、逆に女は男になりたければそれを授かることもあろう。天正の戦国の世では令和の時代のように複雑な男女の問題などござらぬ故、判断は付きかねる。肝心なのは社会に混乱を招かぬ事じゃ。

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「二千二十四年、大谷翔平殿のMLB成績予測」

天正戦国小姓の令和見聞録0126>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十月二十五日

 

「二千二十四年、大谷翔平殿のMLB成績予測」

 

 拙者は大谷殿に畏敬の念を抱いておるが、現実的な状況からして来期は誰も予想だにしなかったスランプに陥るだろうとみておる。日の本でも昨年三冠王だった選手が今年はWBCという鬼門を通ったせいか、事の他芳しくない成績で終えてしまった。型をまだ得ていない時期に三冠王を手にした重圧もあろうが、オフでの徹底したヘルスチェックやメンタルチェック、などをストイックに行っていれば結果は変わっていただろうと推察致す。野球というスポーツはそれほど体やメンタルに強い影響を与えてしまう過酷なものなんじゃろう。大谷殿は右肘の損傷で再起が早まる手術のほうを選択しておる。来期は打者のみでの出場を余儀なくされておる。MLBのルール改正でDHが不利な状況に追い込まれるかも知れない。外野の守備は日本でもやっているので、三刀流の未知の世界への切符を手にすることも考えられると存ずる。もともと爪の怪我はあり、無理をすればやっぱりかという事にはなる。常時野手を担当し、打者と救援投手という芽もないわけではない。前人未踏の三刀流の世界も見てみたいものじゃ。2024年の大谷殿のシーズンでの打率は2割5分台、ホームランは二十本台、盗塁は二十台、打点は60点台、MVPは厳しかろう。右肘をかばう余り他の部位への負担の影響も多かろう。一時的にはベーブ・ルースMLB記録を塗り替えたと思うが、この先40歳まで十年間どういうスタンスで取り組んでいくのであろうか。二刀流で十年間実績を残せば史上に残る選手になるに違いあるまい。しかしでござる、今回の故障で他の部位にも類が及ぶ可能性はござれば、球団側にとって長期契約は大きなリスクが伴う。さすれば短期契約の繰り返しで体調面との兼ね合いで交渉していくのであろう。来季は2025年への英気を養う一年と割り切ったほうが良いとお屋形様も仰せである。

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「銀座のマネキン嬢安土城に行く」

天正戦国小姓の令和見聞録0124>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十月二十三日

 

「銀座のマネキン嬢安土城に行く」

 

拙者は銀座のマネキン嬢たちも安土城に行きたいとの希望もあり連れて行く羽目になる。他の小姓が通りがかりで立ち寄ったのが運の尽きじゃ。そう大した美女でもないのに付き合わされる羽目になっておる。その夜はまた長い夢を見てしまった。

 

安土城天守閣大広間にて>

 

「おっ、こちらはどなた方の面々であるか」

「信長公、長い間ご無礼をいたしておりました。中山と安藤でござる。21世紀からはせ参じました。舟橋殿はお元気で・・・」

「であるか・・・。舟橋殿は城下で飲み歩いておるわ。おぬしらがなかなか来ぬのでな。いや、そりゃ元気でおるぞ」

「ハッピー ニューイヤー、ノブナガ ドノ。オバマデ ゴザル」

「お、黒い白人じゃな。TPPで未来の日本を乗っ取るというのは、ほんとうなのか?もうしてみよ・・・」

「ソンナ セッショウナ。ナイショ、ナイショ、ナイショノ ハナシハ、アノネノネ、デゴザル・・・。911 モ フセイン モ ビン・ラディン モ アメリカノ ウソデゴザルヨ。カンニン、カンニン。イスラムコク モ ウラデ アヤツッテ イルンデヨ・・・」

「須脳電、なんとか言ったらどうなんでぇ。今光東にはつつぬけだぁ。てめぇが、バラす前にばらされちゃぁ、商売あがったりじゃぁねぇのかい?」

「バグダディ ハ ハマスノ シュッシン。ダカラ、ペンタゴンハ ミエミエナワケヨ」

安倍氏が韓国に行ったそうだな。慰安婦の少女像撤去の前提で口約束を取り付けたか。口約束などあてには成りはせぬぞ。戦国では、当たり前の事だわな。衆参W選挙では大勝どころか過半数割れじゃな。」

「信長公にはそれが見えるのでござるか」

「歴史の波紋、と言う分けじゃ、安倍チャンには簡単に天下布武など出来はせぬ」

「未来のマスコミは安倍チャンに○○タマ握られてマスからなぁ。しゃぁないでですわ」

「安藤の言うとおりだな、ここは俺たちだけの秘密に・・・」

「あたいたちには、秘密にできないわよ・・・」

「サトミにカオル、サトミ、ユキちゃんじゃないか・・・」

「どうしてここに」

「舟橋さん、中さん達が連れてきてくれたの・・・」

「安藤、中山、待ちくたびれたよ。21世紀の東京はどうだ。波紋はあったか?」

「まだわかりません。バックツゥー フューチャー2みたいにはなってないです」

「そのうち、何かあるかもな・・・」

「それはそうと、泊林研二郎氏がこちらにいるとか・・・」

「信長公の手伝いをしている。五輪のトラウマが消えないそうだ。ボク、パクッテマセン、と一点張りなんだよ・・・」

「ザハさんも大変だわね。勝手に中止されて、このまま黙って引き下がるのかしらん。あたいの感だと新国立は完成しないんじゃない?だって、決定した根拠は曖昧だし、著作権の侵害もあり得るわ」

「クロ、そこの人形姫達に何か馳走せよ」

「黒人が蘭丸と一緒に信長公に使えているよ。聞いてはいたが、本当だったとはな・・」

「ついでに人形姫達をワシの側室にさせよ。こんなカワユイ姫は見たことが無い。生まれる子はさぞかしカワユウであろうな・・・」

「てヤンデェ、将軍、マネキンに子供が出来るわけがねぇだろう」

「クロ、この坊主の首をハネよ」

「ワタシニハ デキマセン」

「どうしてなのじゃ、ワシはこの国の大王なるぞ」

「アイエスに頼んでみます・・・」

「21世紀に行くのは許せん。そこまでしなくともよいわ。しょうがない、許す・・・。しかし、21世紀の地球は棲みにくいようじゃのぅ。であるから徳川殿、鎖国はもってのほかじゃ。江戸に幕府を作るのは辞めて、蝦夷地にせよ。そうすれば、日本国は安土と函館という二つの政府が出来る。明治維新日中戦争も太平洋戦争も原爆も日韓併合もなくなる。未来永劫平和な世界とニッポンが出来る・・・」

戦国の世でも現代でも平和を考えることは同じと言うことか。。。

この日我らは信長公の奥の深さに酔いしれていた。。。。

 

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  「令和時代の広告費」

天正戦国小姓の令和見聞録0123

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十月二十二日

 

「令和時代の広告費」

令和の時代に拙者らが目にするTVCM・広告や新聞、野外広告など一体幾ら位するんだろうかといつも感じておった。しかし金子は高うござるな。企業の広報や総務関係のお方は直接広告代理店に支払うので覚えておいたほうがよいであろう。(タレントのイメージキャラクター契約や製作費の実費は含んではおらぬ故許されよ)さすれば、値切ることもできるじゃろうて。広告代理店は何もせずとも二割は手数料で自動的に儲けておることも忘れるではないぞ。タレントがインフルエンサーになった時代もあったが、いまではその効果もないようじゃな。戦国の武将を起用すれば良いものを。

1)TVCMの媒体料金

◇基本的に15秒単位で一本放映で70万円から100万円、ハズキルーペ1分なので一回放映で280万円から400万円もかかる。ゴールデンタイム時は一番経費がかかりそうじゃ。

2)全国紙の媒体料金

◇全15段(カラー)で4,000万円、両開きで8,000万円、ハガキ大の新聞広告で100万円もする。一段ごとに値段が決まるそうじゃ。

3)ラジオの媒体料金

20秒単位で一回100,000万円。

4)雑誌の媒体料金

4色一頁で200万円、某雑誌は100万円くらい。下請けにはいくらか知りたいであろうから参考のため、申し添えておく。一頁あたり十万円いけばよいところであろうな。

5)電車広告の媒体料金

◇中吊り、平日2日枠で200万から400万円、2700枚。もっと安井いと思うたが。

6)映画館の媒体料金

◇内容にもよるが、15秒単位で一本30万円くらいのようじゃ。

7)バスの媒体料金

◇フルで一年契約400万円。高いのう。

8)折込チラシ媒体料金

23区B4サイズ10,000部で40,000万円。そのほか印刷・製作費(イメージキャラクター含む)だけでもかなりかかる。費用対効果は分からぬ。

9)野外広告、電飾

15秒・28回・七日間、600,000万円。

10)インターネット広告

◇クリック数やアクセスで料金が決まるが、2023年にはTVCMを抜いておる。

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「パッセンジャー、監督の真意」

天正戦国小姓の令和見聞録0122>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十月二十一日

 

パッセンジャー、監督の真意」

 

先日他の小姓から「パッセンジャー」というタイトルのSF映画を拝見させていただいた。太陽系外の地球に似た惑星へ移住するため1000mの巨大な宇宙船は、120年もの年月をかけて旅だったのでござるが、民間企業が誘導するこの企画旅行にはおよそ5000人の乗客と260人ほどのクルーが乗り込んでおる。120年間冬眠ポッドで過ごし、目的の惑星に到着する4ヶ月前に目覚めるようコンピューターの完全管理でセットされていたはずだった。ところが、宇宙船は隕石との遭遇で、システムに異常をきたし、乗客である一人のエンジニアの男が出発して30年目で目覚めてしまうのじゃ。目的地まであと90年かかると知り落胆するのは当たり前の事じゃて。再び冬眠するのは不可能であったからでござる。アンドロイドと仲が良くなっている内に、孤独な日々の繰り返しにその男は、ファンでもある女流武芸作家オーロラが同じ企画旅行に参加し、冬眠ポッドで眠っていることを目にする。こともあろうに、彼は道徳心をなくして寂しさのあまり強制的に彼女の冬眠を解除させてしまうのじゃ。最初はシステムの故障で冬眠ポッドが異常をきたし覚醒してしまったとウソを付き、精神的に落ち込んでいるオーロラと恋におちいる。しばらくして、アンドロイドが彼女に覚醒した理由を暴露してしまい二人は対立するのは目に見えている。強制的に覚醒させたのは殺人に近い罪になる。戦国も令和もそれは変わらぬ罪でござる。彼女の思いは日を追うごとに男との確執を倍加させていく。当然でござろう。その後、もう一人の老人の男がシステム異常で覚醒し三人となり、宇宙船の異常を調べることになるのじゃが、その老人は急死する。再び隕石が宇宙船を襲い二人は必死で宇宙船を守った。そしてわかったことが一つあったのでござる。一度覚醒してしまった冬眠ポッドは二度と使えないが、老人の冬眠ポッドはやり方次第で再び冬眠できるものだったのでござる。使えるのは1つだけじゃ。男は彼女に再び冬眠ポッドであと90年眠り、目的を遂行するよう薦める。内心は引き留めたかったが。彼女も気を使って自分だけ行くと言うことはできないでいた。知らないところで惹かれ合っていたのであろうか。オーロラは単なる男女間の恋愛には興味はなく、文学者であった父を超えることで頭の中は一杯だったはずでござる。さて、ここで二人はどうしたのか。このエンディングに賛否が分かれている。拙者ががっかりしたのは、二人はこのまま宇宙船で人生を全うすることだった。それは余りにも俗化した恋愛物の類でしかなく、この作品の質を落としているからじゃ。男はやはり強制的に冬眠させなければならない責任があったはずでござる。彼女が自分の目的を達成させるようにするのが男としての器だったのではないかと感じる。つまり自己犠牲が男には必要でござった。もう一つは、二人の行く末を曖昧にし、鑑賞者の想像に任せる手法や誘導もあったはずじゃ。ほんとうに悔やまれる作品でござる。人によっては見ていてフラストレーションがたまってしまっただろうと推察つかまつる次第でござる。この映画には陳腐なラブストーリーで締めくくり視聴者には大きな不満が残ったと聞き及んでおる。オリジナルの脚本ではジムとオーロラ以外の乗客全員が亡くなるとされていて、遺伝子工学で生まれた子供達の末裔が120年後の最終地点まで生き延びるという設定らしいが、拙者の案では、ジムがオーロラを再び眠りのポッドに戻し120年後に目的地の惑星で再び生き返えらせる。彼女はそこで一年間滞在し、再び百二十年をかけて二百五十年ぶりに地球に生還し、その体験記を書籍化にする、という壮大なものでござる。彼女は目的の惑星のコロニーに1年間過ごした後、再び地球に帰るという考えをもっていたようじゃ。男女の何の変哲も無いやりとりで終わるエンディングでは誰も納得せぬであろうな。そなたはどう思われる?とりとめのない話でござれば。許されよ。

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「国主の器ではなかった景勝と秀吉殿の末路」

天正戦国小姓の令和見聞録0121>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十月十八日

 

「国主の器ではなかった景勝と秀吉殿の末路」

 

御館の乱は単に越後の跡目騒動でそう大きな歴史的意義ではござらぬ、と何処かの諸将が申したのならそのお方は国主の器にはほど遠いものと存ずる。拙者は目下のところ、天正の十五年(1587年)までしか生きておらぬ故、その後の越後や日の本の行方は知る由もない。こうして令和の時代にタイムスリップして歴史書を諳んじてみると、そなたらの世界を信じろというのはどだい無理な話でござる。お屋形様は景勝殿が秀吉殿に臣従し鳴海金山から全ての金銀を上納するのを食い止めるため、謙信公のご遺言状を死守するため、乱世を終わらせ天下布義の元、御館の乱を命がけで収めたのでござる。ご遺言状に従い道満丸様(お屋形様)が跡を継ぎ、新たな幕府を春日山城で開いたばかりだからじゃ。憲政殿と一緒に殺害された源桃童子(野斜丸様、道満丸様の身替わり)や華渓院様、景虎様の穏便な仇討ちも成就されておる。謙信様の妹である鳴海院様(加地城主・加地春綱の正室、子息の秀綱は景勝殿の従兄弟にあたる。道満丸の後見人)は景勝殿・秀吉殿・兼続殿を粟島の流刑地で生涯を終わらせることになっておった。今もって歴史書を見ると、御館の乱のあと、天正十五年には景勝・兼続軍が阿賀北衆を殲滅したとあるが、拙者は信じるわけにはいかぬ。何かの間違いでござろう。令和の時代に来るまでは夢と希望あふれる鳴海幕府で日の本の大平の世を築くはずだったのでござる。間違った歴史書では、秀吉殿が天下を収め大量の金銀を上納した景勝殿は臣従してから会津百二十万石に移封され、德川殿が天下を収めたあとは山形の米沢藩三十万石に移され非業な死を遂げられたと記されておる。道満丸様の父である景虎様であったなら謙信様の意志を継ぎ越後での幕府開設を行ったに相違あるまい。

そうと分かったからには、今すぐ天正の戦国に戻り、間違った歴史にならぬようお屋形様に強く世直しを諫言せねばなるまい。さすれば、令和の時代でも世界の領民には大平の世が訪れよう。

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