ジャーナリズムランキング

1587<道満丸景虎と小姓の戯言>(天正戦国小姓の令和見聞録)HB

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

「五つの疑問、Cover job(肩代わり)・Technically(厳密に言うと)・チーム大谷の点と線」

<道満丸景虎と小姓の戯言0218>episode218,season3

天正戦国小姓の令和見聞録)

○___________________○

春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

○___________________○

 

天正四百五十二年 四月十九日

 

「五つの疑問、Cover job(肩代わり)・Technically(厳密に言うと)・チーム大谷の点と線」

 

 水原通訳殿の違法賭博窃盗送金騒動では大谷殿のファンでなくてもその行方が気になっておるようじゃ。今のところ大谷殿の潔白が証明されておるということじゃが、一方では亜米利加国内では、大谷主犯説を唱える者もおる。水原殿は大谷殿の身代わりで生け贄にされたという陰謀論でござる。MLBは背後でもみ消したとか肩代わりを窃盗という形に転嫁したとかで実のところ拙者もよくわからんのでござる。お屋形様は大谷殿を事の他信じておる。春日山城下の領民もでござる。しかし、そうはいっても合点のいかぬ事も多々ござる。

 ブックメーカーの胴元マシュー・ボウヤー氏のCovber job(肩代わり)という発言と水原殿のTechnically(厳密に言うと)というメールでのやりとりが公表されたが、大谷選手の潔白性を認めようとしないアンチ大谷サイドは陰謀論で批判をさらにエスカレートさせているというではないか。

 

★疑問点其の一

代理人であるネズ・バレロ率いるチーム大谷(会計士・財務担当・経理担当など)は大谷殿の口座の管理を徹底化していたはずでござるが、水原殿が口座の公表をプライベートな理由で明かせないとか、病気で来られないとかという理由で断っていたと言うではないか。何年も前からではござらぬか。確定申告はどうしてやったのかは分からぬが、チーム大谷の面々は何故水原殿に毅然と口座の明示を要求しなかったのか。其の理由が分からぬ。明示させておけば事件は防げたはずでござる。

 

★疑問点其の二

水原殿とボーヤー氏のメールのやりとりの中で、Cover job(肩代わり)とtechnically(厳密に言うと)の言葉が注目されておる。ボーヤー氏は水原殿に君は盗んではいない。肩代わりしてもらってるんだろう、と言うと、水原殿は厳密に言うと自分が盗んだと返信している。厳密でなければどういう可能性があるのか考えて見ると、たしかに捜査ではメール上では大谷殿が送金に関わっている証拠がないとされてはおるが、対面やマイノリティな通信手段での相互コミュニケーションは全くあり得ないわけではないと言う見方も存在する。そうすると大谷殿の白はグレーになる事もあり得る。厳密でない場合はいくらでも考えられる。technically(厳密に言うと)は大谷ファンからすると誤解されやすい言葉でござる。

 

★疑問点其の三

大谷殿は自分の口座の確認(ログイン)を何年もしていなかったのだろうか。そうでなくてもチーム大谷の会計責任者から多額の送金が分かれば連絡は行くはずでござる。水原殿が十回近くも多額の送金を同じ手口でやったのにはやはり無理があるのではなかろうか。第三者の介入はあるのかないのかも知りたいものじゃ

 

★疑問点其の四

大谷殿は亜米利加の地で口座を開設するにあたり、なぜ日系の銀行を選ばなかったのでござろうか。日系の銀行なら通訳の世話にならずとも、代理人や専門の会計士・財務担当プランナー・経理担当者らと共にセキュリティ情報を共有すれば、今回のような事件は回避されたはずじゃ。

 エンゼルスに大谷殿がもし留まっていたならば、MLBでの稼ぎは根こそぎ水原通訳殿に迂回していたであろう。ところが、大谷殿はドジャースに入団された。それも一千億円超の契約で受け取りは殆どが十年後から十年間受け取るというものじゃった。今後十年間のドジャースからの給与は三億円ほどになるので、水原殿はあてが外れたであろう。これには相当焦ったはずでござる。賭ける運用の金子が消えたからでござる。大谷殿は賢明でござったが、いくら口座にログインしていなかったとしても、金子の多い少ないはチーム大谷から逐一知らされていたのであろうから、おそらく、水原殿の違法賭博を存じていなくても、何故口座の残高が不自然に少なくなっていたかは存じていたに違いない。なんとなく会計担当者からの連絡は当然ながら入っていたはずでござる。そこで天性の勘で十年間の受け取りを避けた行動に出たのやもしれぬ。想像でしかござらぬが。

 

★疑問点其の五

 大谷殿は水谷通訳殿の不祥事になぜ世間に謝罪を致さぬのだろうか。彼にはそういう想いはあるのでござろうか。野球で懸命に専念する姿はだれが見ても美しい。確かに大谷殿は窃盗詐欺の被害者かもしれぬが、其の素地を構築した責任は全くないと言えるのであろうか。当初は水原殿のインタビューでの発言が正しいのか、大谷殿の声明が正しいのか、野球ファン以外の者や世間では情報が少ない中での嫌疑が生じておった。拙者でも両者のどちらかが偽りを申していると思っておったが、あるユーチューバーが論破王を気取って大谷殿に嘘つき呼ばわりを致したのは不適切ではあった。論破王にも落ち度はあるが謝罪するぐらいなら初めから嫌疑と言えば良かったのじゃ。拙者ならそういう疑われるような環境を作った大谷殿の責任もあったと然るべき申したであろう。発言は撤回したといっても履歴は消えるものではない。物を申したら百年目ということじゃ。最後まで言い訳は赦されぬ。大谷殿への同情が広がっておるが、それでも彼は今回の事件騒動を巻き起こした大本の環境を作った事に対して、世間に少しぐらいは詫びを入れるべきでござる。拙者はそう思うとる。

 

この五つの疑問が解かれない限り拙者には合点がいかぬのでござる。

○___________________○

 

 

<道満丸景虎と小姓の戯言0218>episode218,season3

「水原一平殿の窃盗詐欺事件に関する陪審員八人の考察」

<道満丸景虎と小姓の戯言0217>episode217,season3

天正戦国小姓の令和見聞録)

○___________________○

春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

○___________________○

 

天正四百五十二年 四月十七日

 

「水原一平殿の窃盗詐欺事件に関する陪審員八人の考察」

 

 MLBでは選手や関係者の不祥事には管理責任もござるが、公正な判断で直視する義務があるゆえ、法廷での手続きや法廷の陪審員の評決には敏感にならざるを得ない。全世界でおよそ三百兆円ものスポーツ賭博(合法・違法合わせて)の市場性が認められMLBではスポンサーとしてスポーツ賭博業者と連携を模索しているから、やっかいになっておるのじゃ。全米50州の内38州がスポーツ賭博を容認しており、さらに拡大しようとしておる。財政的なメリットを重視するのは良いが、ギャンブル依存症がおこることで業界が成り立っていることも事実でござる。

 水原殿は他人の口座で賭け金を送金し、賭けで儲けた金子は全て自分の口座にしまい込んでおったと言うではないか。大谷殿の口座を四人もの会計の管理体制でしっかり固めても突破されたのは誰もが合点がいかぬ。水原殿が通訳の立場を利用して十回近くも高額の送金が出来たのはどう見ても謎でござる。当初はこれには裏があると疑われるのも無理はない。憶測や誹謗中傷が起こりえる温床にもなる。致し方ござらぬ。本人の完全なる確認を義務づけられているにも関わらず、水原殿が声帯模写でそこまで可能であるならば明らかに銀行側の失態でござる。そこで、拙者や其方達がもしその陪審員に選ばれたらどう対処するかを考えて見たい。なお、裁判官へは陪審員全員一致が条件となるのが基本でござる。其方らへ付け加えて申しておくが、情報不足による早まった憶測や推測は非にあらず。嘆くことでもあるまい。謝罪も必要ござらぬ。間違っていたとしても一度見識を露呈したからには貫き通すのが武士というものなのじゃ。疑わしきは罰するというのがメディアの常識ではあっても、事実と経緯が認められて初めて周知される故、間違った見方や判断も一過性のものに過ぎぬ。例えば水原殿がギャンブル依存症を公表後、失踪したり他界したりしていた場合は、事の真実は闇の中に葬られ、大谷殿が無実であっても矛先は彼に向かっていただろう。銀行側が代理人に本人よりも強い権限とセキュリティ突破の機会を与えたのが最大の原因だと言う者も多かろう。現実的に預金者は銀行にそのような事態が起こらないという安心感が絶対的にあることも忘れてはならぬ。水原殿が自白したからこそ大谷殿の潔白が確認されたということじゃ。それ故、情報が少ない時は憶測か推理で物事を考えるしかない。時には決めつけておる者もおったかもしれぬ。だからといって、事の真相が判明した後に、憶測での発言を批判するのは自由じゃが、全て正しいとは言えぬ。憶測で物を言うのは正しいかどうかはわからぬ。真実が闇の中に葬られた場合は憶測や推理は存在するのでござる。間違った考えが例え真実に負けたとしても恥じることはない。憶測の自由、推理の自由、表現の自由は守らねばならぬ。真実には勝てぬであろうが。真相は法廷で明らかになるのだから、後追いで容認すればよいだけの話じゃからでござる。

 

陪審員Aの評決(銀座高級クラブのママ)

 

 大谷君は白だと信じているけれど、黒になった水原君の犯罪環境を提供した事と公私の全てを金銭的にも通訳任せという脇の甘さは反省して貰わないとね。大谷君自身数年間も銀行口座で最確認されなかったと言うじゃない。ほんとなのかしら。確定申告は会計士を通してやっているはずだから、口座の残高くらい一年に一回ぐらいはすると思うのよね。いくらお金に無頓着でも。会社設立では不動産業も入っているらしいじゃない。だからそう無頓着でもないんじゃないかな。みんなも思っていることだけど、あたしが腑に落ちないのは、銀行側が何度も高額な送金を目にしているにも関わらず、完全な本人チェックを怠ったことよ。いくら水原君がものまねで声を真似てスルー出来たとしてもよ。九回よ、九回もよ。代理人も会計担当も日本語が話せない。彼らもうまく水原君にかわされてどうしようもないわね。まったくなさけないわ。これぞ通訳の役得ってとこよね。二十四億円、あたしだって喉から手が出るほど欲しいわ。コロナでお店の経営も逼迫して従業員がみんな辞めてしまったわ。銀行からの借金も人には言えないくらい溜まってるの。大谷君肩代わりしてくれないかしらね。そういうの不謹慎よねやっぱり。でもね、連邦検事さんがおっしゃるには、水原君が2018年にMLBに移籍して以来七年間も、大谷君の口座から博打の賭け金を送金して、賭けに勝ったお金は全部自分の口座に振り込ませたのは余りにも酷い話。大谷君はまさにATM扱いという存在だったというわけね。大谷君の会計管理はネズ・バレロ代理人をはじめ経理担当・財務マネージャー・会計士・個人ブランドマネージャーなど四人の管理口座のチェックを必要としていたわけだけど、水原君の窃盗には誰も気づかなかったのは謎だわね。口座へのアクセスは彼らだけに任せていたと大谷君は言っている。他人のアクセス突破は一般庶民にはあり得ないし考えられない。大谷君には非はないものの、何年も自分自身の口座の再確認を怠った今回の事件の呼び水にもなっている。MLB機構の関係者の事件再発防止への教訓にもなるわよね。禁固30年では軽すぎる。連邦での裁判と州の裁判もあるんでしょ。100年でも短い気がするわ。

 

陪審員Bの評決(憶測小説家)

 

 三月二十日あたりだったかな、水原君がEPSNの取材を受けて大谷君が借金の肩代わりを受諾して、説教しながら自分のパソコンで入力し違法賭博の胴元に送金してくれたと言っていたが、一夜明けて大谷君とホテルで会って説明をしたとある。その後球団側から待ったが入り、前言を撤回している。大谷君は弁護人を同席させて水原君を問い詰めた。水原君が追い詰められて嘘をついていたことになる。水原君が前言通りの借金の肩代わりを執拗に大谷君に嘆願したようだが、当然ながら拒否をされた。水原君は行方が分からなくなった。数日後の二十六日、大谷君が質疑応答ナシの記者会見をし身の潔白を表明している。この報道の有様では誰もが疑心暗鬼になるのは当然だった。TVのコメンテーターは大谷嘘つき発言や水原君への責任転嫁説とかが華々しく論じられていたんだが、情報が錯乱していて外野ではちっともわからん。ユーチューバーやアンチ大谷は水原くんの擁護発言をするのも致し方ないか。水原君の白状しか証拠を探る術がなかったんだから。しかし決めつけるのには抵抗があったな。永年大谷君と水原君は公私を共に過ごしているから、大谷君が何らかの手助けをしても不思議ではない。誰でもそう思うだろう。日本のIR戦略ではこのような追い詰められた者が、善悪の判断を捨て目先の利己的な行動を起こすというデメリットが余りにも多いことに皆気づくべきである。

 

陪審員Cの評決(関西お笑い芸人)

 

 大谷はんはほんま大変やね。長いこと相方に身の回りの全てをやってもらわな仕事がはかどらないって言ってますんやろ。そりゃそうでっせ。わての相方は性格が正反対でそりゃもう、重箱の隅を突っつくばかりでは気に食わんと、お隣りはんのものまでご飯粒の余りを探す、そりゃもう、几帳面を絵に描いたヤツでんねん。そやから、金のことには嘘をつかへんのだす。わてと違って人情や品格も学もある。相方にはもったいないんです。売れないときでも金の工面は命がけでやってくれる良いやつでんねん。そいつもつい最近他界しましてな、わてはお呼びがかかってくるのを何時も楽しみにしてますねん。水原どんは他人の金子を声帯模写で銀行を欺し、代理人までスルーしたのはいただけまへんな。三十年間八十代まで塀の中でムショ仲間と博打でもして為され。窮すれば人間は何をやってもかましませんなどと誰がいいますか。汗水流して初めて金子の有り難みが分かりますねん。

 

陪審員Dの評決(元政治家)

 

 水原殿には言いにくいが、窃盗・横領・裏金のキックバックはいかんよ。違法賭博ならなおさらじゃ。代議士は弁士と言われるが今では野党も与党もみな詭弁士におなっておる。全て黒塗りの開示やご飯論法などを見てもわかるであろう。アベノミクスの三本の矢ははじめから折れており、円安の流れが止まらぬ。2020と東京五輪などはイスタンブール禅譲すべきだった。昭和天皇円高傾向は国の基盤だと良くおっしゃられていた。このまま円安が続けば中国の下請け国となるとテレビでは言っておった。成長戦略は嘘であったが、それは野球界にも広がっておる。余りに高額契約になりすぎたMLBの成長戦略は見直しが必要だ。水原賭博亜窃盗事件は、選手が野球に専念しすぎて生活の経済基盤も全て人任せでは、足下をすくわれるという教訓にもなったであろう。通訳の代行こそAIにしてはどうか。

 

陪審員Eの評決(薩摩の偉人)

 

 人を欺したり貶したりするのは天道に背くことでごわす。おいどんは、そげな人間は好かんたい。武士は人の道に外れたら腹をかっきるか仏門にはいるか覚悟を決めなあかんたい。

 

陪審員Fの評決(海援隊の主)

 

 あっしはフリーメーソンのメンバーじゃったが、伴天連人に欺されまいと語学にはめっぽう力をいれておったきに、武器商人からは一目置かれおった。大谷殿は野球しながら語学も身につけとったら、足下を見られずに済んだとよ。野球にも船中八策は頭に入れたらええ。頑張ってくれや。

 

陪審員Gの評決(戦国武将)

 

 あるか。野球の天地人はそうやすやすと苦難に流される者ではござらぬ。策略で人から殺められると察したらとにかく電光石火で桶狭間じゃ。人を知り己を知れば百戦危うしからずなのじゃ。

 

陪審員Hの評決(新撰組副長)

 

 黒船の故郷では日の本の言葉仲介人が悪事を働き、武芸博打で人様の金子を使い果たして無心を繰り返しておると聞いているが、まこと許せぬ。この兼定の名刀で切り捨ててくれるわ。日の本の野球武士が言葉仲介人と暗愚色サクソンの悪党どもの餌食にされておる。その言葉仲介人やらを五稜郭まで連れ戻し名誉ある切腹を与えるべきである。リハビリなどはもはや無用じゃ。

○___________________○

 

「大岡越前の一平・翔平の名裁き」(奉行所での問答篇)

<道満丸景虎と小姓の戯言0216>episode216,season3

天正戦国小姓の令和見聞録)

○___________________○

春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

○___________________○

 

天正四百五十二年 四月十二日

 

大岡越前の一平・翔平の名裁き」(奉行所での問答篇)

 

 MLBでは令和の時代になっても一向に博打騒ぎが後を絶たぬ。お屋形様は奉行ではないので何とも申さぬが正義感と義の厚さだけは人の十倍はお持ちでござる。ここは吉宗殿の許しを得て、かの大岡越前が参じておる。はてさて、どのような名裁きが観られるか見ものでござる。加害者と被害者がまだ現れぬ。かわら版どもが騒々しいのでいましばらくお待ちあれ。

 

南町奉行所

 

大岡越前守お成り~」

「一平殿とやら、翔平殿も面を上げられよ」

「ハハー・・・」

「見回り同心によると、一平殿はMLBの敷地で狼藉を働いたと聞き及んでおる。野球武芸で亜米利加の地を踏んだ修行青年の金子を盗み、博打に使い果たしたとある。それに違いないか・・・」

「間違いございません。言葉仲介人の立場を利用して修行青年に気づかれないように騙し取りました」

「そうか、分かった。今日は其方たちの言い分を存分に聞かせてくれぬか。聞いた暁には其方達に裁きの通達を申し渡す。包み隠さず申した方が身のためである」

「大岡様、正直に申し挙げます。あっしは翔平殿と伴天連の地へ赴いた折、彼の巾着袋の金子を博打に使い果たしておりました。負けがこんでおりやして、借財が二十四億円に膨らみ、胴元に翔平殿の巾着袋から金子を横領し胴元の頭へ早駕篭で届けさせてしまったのでございます」

「一平殿、それはまことか?」

「まことでございまする」

「して、翔平殿は全くそれに気づかなかったということであるな」

「面目ござらぬ。FAでの契約更新とか正室を迎えたばかりで、信頼しておった一平殿が博打に手を出すとは想いもよりませなんだ。金子の管理では他の者の関わりをしっかり封じておったのですが、上手く入り込まれました」

「日頃の金子の管理は一平殿に抱っこにおんぶってところであるのじゃな」

「一平殿には日の本でのデビュー以来、世話になっており、伴天連達の通訳も金子の管理も送り迎えも全てお任せという事になりおりました」

「それで其方は、プレーに専念でき、球投げと球打ちで一千億円もの金子を稼ぐようになったわけじゃな」

「少しやり過ぎて右肘を壊して手術まで至りましたが、球投げ球打ち球団の多くのオファーがあり、念願の度蛇亜巣に入団いたしました」

「その矢先に、一平殿が自分の悪巧みを自白した訳でござるな」

「最初の頃は、ちょっとくらい良いかなという感じで、博打につぎ込みましたが、勝つときもあれば負ける時もございました」

「博打で得た金子は汗水垂らして得た尊い金子と比べてはならぬ。いわば浮浪の金子じゃ。負ければ地獄の世界が待ち受けておる。博打依存症が治るのには長い年月と自己抑制の修身が必要じゃ。博打の負けは博打で取り返すというのは笑止千万。人類の有史以来博打の遊興心はなくならぬ。役所の年貢が増えるからと言って合法化させる様な国には未来は無い。努々心得よ」

「発言の撤回は博打の胴元からの執拗な連絡で止むに止まれず、翔平殿にバレるのは時間の問題だと想い、とっさの判断でございました。通訳の仕事はいくらでも人を騙せる立場にある故、魔が差してございます。大谷殿が記者会見で潔白を表明しましたが、世間では金子を多く持っている者に対しては、羨ましさと嫉妬で少しの事でも嫌疑が生まれてまいります。無実の人でもメディアは厳しく突っ込む風潮がござれば、これではいかんとお奉行に出頭致した次第でございます」

「一平君、そこまで悩んでいたんだね。ちーっとも知らなかった。気づかなかった僕にも責任はあるかな。でも、良くもまあ、持ちよく使い果たしたもんだ。博打の借財では金子は相談されても貸せないが。僕の口座によくアクセスできたね。どうした訳?」

「翔平殿が伴天連で口座を開設したとき、あっしと一緒に手続きしたでしょ。そのあと代理人としてあっしの名前で連絡先を登録し、翔平殿に直接知られないように細工を。パスワードなどは知っていた。銀行への電話連絡はものまねで騙せたよ・・」

「一平殿、そう自慢げに語るでない。人には善意と悪意が共存するものじゃ。魔が差すのは致し方なかろう。さりとて、金子の額が多すぎる。多い少ないの問題ではござらぬが。翔平殿は一平殿の自白がなければ、一千億円の金子も危うく無くなるところじゃった。伴天連での司法取引では事細かに取りかからねばならぬぞ」

「ハハ-」

「大岡様・・・火急の用で上様がお呼びでございます」

「なんじゃ」

「伴天連での奉行で調査が終わったそうでございます」

「そうか。あいわかった。新たな証拠がでて参ったようだな。一平殿、翔平殿はその場で待っておれ」

 

二刻後・・・

 

「大岡様、お戻りでござる~」

「一平殿、翔平殿、待たせたな。面をあげられよ」

「ハハー」

「両名に沙汰を申しつける」

「ハハー」

「一平殿にはケイマン諸島への遠島を申し付ける。タックスヘイブン不労所得に胡坐をかいておる者どもを調べあげ、この大岡に逐一知らせよ。さすれば刑は軽く致す故。博打癖も治せねばな。精進いたせ・・・」

「ハハー」

「翔平殿には、エントウを申し付ける」

「大岡様、何故でございます。僕は何も悪いことはしておりませぬ」

「わかっておる。だからエントウなのじゃ」

「お言葉の意味が分かりませぬ」

「遠投の意味もわからぬのか。リハビリに励めということじゃ。其方に咎めなどあろうものか」

「今年はディー叡智に励みます」

「タイトルを期待しておるゆえ、精進いたすのじゃぞ・・・。それともうひとつ。正室を大事に致せ。人を余り信用してはならぬ。何事も人任せにしてはならぬぞ」

「ハハ-」

 

これにて一件落着。

○___________________○

「風雲急、大谷殿の一年間出場停止への懸念」

<道満丸景虎と小姓の戯言0214>episode214,season3

天正戦国小姓の令和見聞録)

○___________________○

春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

○___________________○

天正四百五十二年 四月九日

 

「風雲急、大谷殿の一年間出場停止への懸念」

 

 MLBは亜米利加での四大スポーツの中に位置しておるが、これまでは国技として揺るぎない人気と存在感を維持しておった。収益にしても影響力にしても他のスポーツとは一線を画しておったが、ピート・ローズの賭博事件以来MLBの人気は下降線に歯止めがかからぬ。今では、NFL(アメリカン。フットボール)が人気と収益ではナンバーワンの座におる。NBA(バスケット)もそれに追随する人気と収益を誇っておる。MLBは賭博ビジネスとの共存、長時間無制限試合、天候に左右されやすい、スーパースターが居なくなった(大谷殿は亜米利加においては野球界以外ではそう有名ではない)、ベーブ・ルースなどの白人以外の選手が多くなり聖地が荒らされている侮辱感(保守層)、五輪種目から遠ざけられている、選手の契約報酬の無制限化と選手の不良債権化(長期契約で怪我をしても報酬がもらえる)、長期契約の慢性化などによる選手の野球に対する緊張感が伝わってこない、MLBコミッショナーMLB規約違反に対する公正無比さへの欠如、ルールの変更が頻繁に行われる、などの問題取り組みが山積しておる。大谷殿にはどのような決断をいたすのであろうか。MLB復権や野球ファンの為を考えるのなら、MLB機構は毅然とした改革をしないと益々ファンが離れていくことを悟るべきでござる。

 ただならぬ事件が発生した折りには、状況証拠(アリバイ)は個人の声明での潔白だけでは成立せぬことは誰もが知っておる。加害者と被害者の客観的事実があることで領民は皆納得するのでござる。水原殿の最初のスポーツメディア記者へのインタビュー発言では、大谷殿が自分の違法スポーツ賭博の借金の肩代わりをし、超高額の金子を九回にわたって電子送金してくれたと申しておった。ところが水原殿は翌日手のひら返しで送金はしていないと全面撤回を致した。数日後大谷殿が自ら全く其の件に関しては関知しておらぬと公開で声明しておったが、記者からの肝心な質疑応答を拒絶したのは合点が行かぬ。いまでは水原殿は逃走し居所がつかめぬ有様じゃ。これでは話の辻褄が合わぬ上、疑念がますます増幅するのは必定でござる。MLBが公正に調査するとは申しても、球団やMLBコミッショナーの思惑で事の幕引きを図ろうとする可能性はござる。しかしでござる。大谷殿の口座の管理をしておる会計事務所の存在が明らかになり、金子の流れは逐一大谷殿と共有するのは当然でござろう。さすれば、九回におよぶ多額の送金の確認を大谷殿に取っているはずでござる。水原殿の送金に関しては全く知らなかったというのは嘘であったということになる。捜査が数ヶ月かかるといってもその日は確実にやってくるのじゃ。大谷殿は真実を話すべきでござる。亜米利加の領民は東洋人に対する人種的な偏見がござれば、物事の白黒をはっきりと明示せねばならぬ。郷に入れば郷に従えば良いのじゃ。日の本ではどんな理由があれ人助けは美徳になるが、亜米利加の伴天連人にはそれが通用せぬ。この先十年はプレー出来るのを考えれば一年間出場停止でも良いではござらぬか。そのぶん、ゆっくりとリハビリを完全に終え次に備えればよい。新婚生活も十分エンジョイできるとお屋形様も仰せでござる。

○___________________○

 

「違法スポーツ賭博送金騒動の完全憶測・推理シナリオと考察」(タイトル・本文変更)

<道満丸景虎と小姓の戯言0213>episode213,season3

天正戦国小姓の令和見聞録)

○___________________○

春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

○___________________○

天正四百五十二年 弥生月三十一日

 

「違法スポーツ賭博送金騒動の完全憶測・推理シナリオと考察」

 

 戦国の世も令和の時代でも金子の有る無しで気持ちの中が大幅に変化するのは同じでござる。無き輝虎様は戦の勝率が九割以上もありその裏には大きな後ろ盾がござった。鳴海金山(メディアでは余り取り上げないが、天正の頃の戦における金子の有無は勝敗に深く関わる故金山から取れる金子は大事でござる。阿賀北の鳴海金山は当時の全国の四割ほどのシェアを誇っておった。秀吉殿は越後の金銀は喉から手がでるほど欲しかったようじゃ。景勝殿が秀吉殿に全ての金を上納し臣従したのは間違いでござった)があったからじゃ。興味がござるのなら、其方達も、「鳴海金山」を検索してみればよかろう。「御館の乱」の起因に通ずることに気づくはずでござる。拙者の小姓仲間が「道満丸と重家」という書状をいま思い出して書き綴っておる。

 大谷殿は若干二十代で1000億円のセレブの仲間入りを果たされたが、金子の使い道で脱線したように思えるのじゃ。ポルシェの高価な車を背番号17の譲渡のお礼に贈呈したり、日の本の数万の小学校に野球のグローブを送ったりしておったが(税制面で優遇措置が受けられる)、野球に専念する割にはビジネスライクな一面も垣間見せたのも記憶には新しい。それほど金子の使い道にはシビアな大谷殿が、七億円近い金子の送金に気づかなかったほうがおかしい。そうは思わぬか。大谷殿が運動賭博に関わっていたとは信じがたい。水原殿がどのように送金に関わっていたのかは二人以外では誰にも分からぬ。それ故、大谷殿は送金での事の始終を分かる範囲で皆に説明すべきでござる。捜査の都合などは関係ござらぬ。自分の素直な気持ちでありのままを述べれば済む話ではござらぬか。さすれば多くのメディアもファンも納得すると思うのじゃ。

 さて、過日の大谷殿の潔白声明は送金状況の曖昧さを除けば理解はできる。一般の領民やメディアからすれば、評価は80%ほどでござろう。水原殿の韓国戦後の足どりがわからぬ。最初の発言をした直後に足どりが不明の場合は、現実的に文字通り大谷殿が送金したことになる。大谷殿のアリバイ成立(潔白の証明)の為には水原殿の白状しかない。水原殿が一部は違う証言をすれば法廷では送金行為の真実は明らかになるであろう。実際は翌日に水原殿が前言を撤回した事を表明してからその後の足どりがつかめておらぬと言われるが、何かの力が働いているとしか思えぬ。これはアリバイ無き違法賭博送金騒動となり、実態解明が先伸ばしにされればされるほど大谷殿には状況が厳しくなるのは必定じゃ。憶測で物を言うなと良く申されるが、忖度なく物事を考えるのは人に迷惑をかけない限り赦されるはずじゃ。一つの諫言という立ち位置にいる人間は割合多いのでござる。富裕層や一般領民の金融機関との関わり合いは少々違ってくるようじゃが、当たり前に考えて、送金限度額一杯の五十万ドルを九回(合計四百五十万ドル)に分けて水原殿が勝手にアクセス出来たとしても、この半年もの間、大谷殿が気付かなかったとなると、誰が見ても不自然に思える。一回ぐらいなら見落とす可能性はなくはないが、どう見ても話の辻褄が合わぬのでござる。

 水原殿は大谷殿を公私にわたって身の回りの手配を一手に行っておったので、大谷殿と金融機関に対しては情報を共有していたとしか考えられぬ。送金の方法は幾つかあるようでござるが、代理人を立てれば如何様にも送金できるようじゃ。何回かの送金行為に対して大谷殿は水原殿の送金行為に管理権限者として立ち会っておったのでござろう。水原殿の最初の発言が正しいとすれば、これは大谷殿の選手生命に関わる重大な騒動に行き着くことになる。球団側は超高額な待遇で大谷殿と入団契約を結んでおるようじゃが、大谷殿の代理人の弁護士や球団側は水原殿に前言を翻させる戦略に出たのでござろう。大谷殿が賭博について知らない状況で九回も送金に合意したのなら、それを打ち消さねば第二のピート・ローズ事件の再来となるからでござる。

 水原殿が九回も送金し金融機関のデータはFBIと代理人は共に握っておるに違いあるまい。水原殿の捜査の解明には数年かかるとアナウンスされておるが、デジタル社会でそういう言い訳があるのには合点が行かぬ。金融機関に調査をすればすぐ分かるはずなのじゃ。司法取引で水原殿が大谷殿からの起訴を逃れる可能性はある。世間が心配するのは、水原殿が一部でも大谷殿と法廷で争うことでござる。そうなると、大谷殿の爽やかなブランドイメージはとてつもなく急落し、ドジャースも思わぬ打撃を被ることになる。今後MLBでは大谷殿が生活環境の激変で極端な不振に出会うかもしれぬ。ナ・リーグはレベルが高そうじゃ。心情的におそらくプレーで結果が出ないのは、彼の気持ちがスッキリしないからで、騒動からの自己保身と焦りがあるからでござる。

 水原通訳殿に生活の全て(マネジメントも含めて)に甘えてきたのは騒動の起因とは言えぬが何らかの責任はござろう。大谷殿が内外からの批判を覚悟で腹をくくって真実を語れば、世間から同情こそあれ、悪く言う者はおるまい。ファンや領民の不信感がエスカレートする前に、事の真相を語るのか語らぬのかは自由でござるが、大谷殿にははっきりと記者会見で真実を語る義務がある。一番残念でござるのは、声明の記者からの質疑応答がなかったことでござる。大谷殿の口調や態度からは嘘を申しているとは言い難いが、捜査中での言えない事以外はファンや世間での疑心を解くためには応えたほうが良かったように思う。さすれば、スッキリした気持ちで試合に臨まれたはずじゃ。

 現在日ハムの監督である新庄殿はMLBでも活躍された御仁ではござるが、彼もまた二十二億円もの金子の管理を知人に委託しておったが全て持ち逃げされたと聞き及んでおる。見方を変えれば、大谷殿も大変でござろうが悪の洗礼を浴びたと言うことでござる。水原殿は賭け事で一生返済不可能な多額の債務を抱き、一千億円プレイヤーが慈善行為や高額外車の寄与などをするぐらいだから、少しぐらいの額(数億円)なら失っても困らないだろうという躁状態となり、魔が差して事に及んだのでござろう。賭け事症候群の典型的な思い入れでござる。小姓にも以前同じような境遇に陥った者がおったが、お屋形様が毘沙門堂でお説教をし、その者は仏門に入って修身してござる。大谷殿はこの難局を乗り越えて自己実現のために精進してもらいたいものじゃ。戦国の世では調略や謀略・略奪は当たり前の世界でござる。令和の時代でも領民の良心の隅には悪が潜んでおるといって良い。ギャンブルの盛んな亜米利加では己の会計環境を定期的に棚卸しする必要が今後出てくるはずじゃ。敵は本能寺ではござらぬ。身内に多く潜んでおるやも知れぬ。全て人任せではそのうちハシゴが外される。努々怠りなさるな。

 二〇二五年にはイチロー殿のMLBの殿堂入りが控えておるが、彼はシアトルのマリナーズに入団した時には家族ご一緒でござったが、マネジメント能力で奥方殿は確かなものを持ちあわせておったのじゃろう。現役時代はスキャンダルとは皆無でござった。ある年のシーズン半ばでヤンキースにトレードされて背番号が変わってもイチロー殿は黙々と安打を重ねピート・ローズさえも出来なかった十年連続二百本以上安打を達成し、年間二百六十二本というMLBの安打記録を塗り替えおった。複数年契約ではなく単年度契約での姿勢でござったが、お金は後から付いてきよったのでござる。プレーを長続きさせ怪我もせず、無欲と無我の境地でおったのやも知れぬ。とにかく安打記録もそうじゃが、「レーザービーム」という流行語も話題になった。大谷殿のMLBでの二刀流も肘の手術との兼ね合いでこれからどうなるかもわからぬ。ひょっとしたらホームランもあまり期待は出来ないかもしれぬ。今は、スキャンダルを自助努力でどう向き合っていくのか誰もが注視しておる。それでも、何らかのタイトルを物にし、MVPも獲得したのならもはや、スーパースターというのは大谷殿の代名詞となるのは間違いござらぬ。

○___________________○

 

「学歴差別社会での逞しい生き方」

<道満丸景虎と小姓の戯言0211>episode211,season3

天正戦国小姓の令和見聞録)

○___________________○

春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

○___________________○

 

天正四百五十二年 弥生月二十七日

 

学歴差別社会での逞しい生き方」

 

 令和の時代に限らず、其方達には社会に出ると最終学歴の烙印が否応なく押されておるのが現実でござる。芸能関係の元人気アイドルが還暦を超えても大学卒業への想いがござれば、見事某大学を卒業されておった。そういう御仁は枚挙にいとまがない。隣国の半島や大陸でも日の本以上に学歴社会でござる。さらに申せば一つの大学より複数の大学の履歴を持てば社会的には有利に渡れるという腹づもりが容認されておる。特に就職には学歴はあればあるほど有利になるのでござろう。戦国時代では領民には学び舎がござらぬ故、独学(実学)でもせねば生きてはいけぬ。机上での学びが殆どの令和の時代では、実学がおろそかになっておる。ましてや機械(AI)の下僕となっておる。小説家もAIの餌食になっておる。芥川賞の賞金を手にした女文芸武者殿はAIを使った事で新しい表現の可能性を自負し、出版業界も称賛しておる事態となって誠に悲しい限りじゃ。AIに問うてみたが、未だに謙信公の妹は、「お市」殿で、妹は「お福」という回答でござれば、これでは正確もなにもあったものではない。其方達は人類史上難しい時期に遭遇しておる。今一度己の生き方を見直すべきでござる。そういう拙者は、幼少の頃から父上とは確執があり、元服前に勘当されておる。致し方なく江戸の問屋に三年ほど奉公し、蓄財して其の後大学の門をたたき、四年後免許皆伝を手にしておる。親からの金子の仕送りが無理ならすべて大学の奨学金で賄い卒業してもローン地獄が待ち受けておる。1000万円以上の返済はさぞ重かろう。亜米利加では其の何倍かの学生ローンを組まざるを得ぬと軒猿から聞き及んでおる。日の本では年間授業料が三十万円殿ほどの大学通信教育課程がござるが、昔は数万円でござった。そういう拙者もその口でござる。卒業証書は通学課程と同じ扱いでござる。歌手の松田聖子殿が努力して某大学の法学部を通信教育課程で見事卒業された。見事でござる。羽生殿も早稲田のEスクールの通信課程を終えておる。自ら学ぶ環境を整える事も必要じゃ。大谷殿が今大変な境遇にあるが、身の潔白を信じたい。彼も日ハム球団には行かず、大学野球を終えてすぐMLBのドラフトに参加すれば二十代前半でメジャーリーガーになれる可能性はござった故、その時に英語環境を用意周到に進めておれば通訳の世話にならずとも済んでおったかも知れぬ。文武両道は難しかろうが先の先を見据えて人生プランは立てておいた方が良い。頭脳明晰な大谷殿の人生も大きく変わっておったであろう。学歴で差別があってはならぬが、手にする機会があったなら果敢に挑戦すべきでござる。

 先日の大谷殿の声明発表には98%納得のいくものでござったが、肝心の送金での状況の説明がなかったので一般領民やメディアに強く突かれておる。しかたなかろう。彼らが納得する説明(例えば送金をどうやって水原殿が勝手にアクセスできて可能になったのか、複数の口座のうち限度額のある諸経費専門の口座管理を任せてはいたが勝手に私用で使われた、大谷殿のいくつかの口座全てのIDやPW,二重セキュリティをどうやって盗み出せたのかな、送金の手口は分からぬが捜査に影響するため今は言えないなど)を、大谷殿は現段階で分かる範囲で表明するべきでござった。それにしても、水原殿が姿を表さない訳は何なのであろうか。自分に全て非があると申しておるのだから正々堂々白昼に身をさらすべきである。弁護士など必要なかろう。身の危険を感じておるやも知れぬが、覚悟をもって然るべきでござる

○___________________○

「人類総ギャンブル狂時代での正しい生き方」

<道満丸景虎と小姓の戯言0210>episode210,season3

天正戦国小姓の令和見聞録)

○___________________○

春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

○___________________○

 

天正四百五十二年 弥生月二十六日

 

「人類総ギャンブル狂時代での正しい生き方」

 

 其方達は大谷殿からの釈明を心待ちにしておるようじゃが、正直に申すのか誰からかの思惑で納得のいかぬ発言を致すのかは拙者には分からぬ。何もかも身の回りの事を知人の水原殿任せで大谷殿が生きているとはとても思えぬ。ゆえに、自分が不利な状況になっても知人を庇い、自己責任の態度を決める覚悟をもっているやも知れぬ。MLBでの選手生命にも関わる故所属球団側からの思惑から逃れられぬという予測も否めぬが今は大谷殿を信じるしかあるまい。水原殿の最初のアナウンス通りの状況であればMLB側としては厳しい処分を課すものと存ずるが、日本の文化での友への助太刀は美しい道徳にはなるが、亜米利加では事実そのものが証拠となるので幇助扱いになると聞く。人生経験がまだ割合少なく、様々な人間模様で揉まれた訳ではなく、純粋に野球一筋の生き方には共感致すが、良き友を選ぶ能力の不足とプライベートでの脇が甘すぎ、危機管理に疎いと思う者も多いと存ずる。亜米利加では賭博が合法の州が五十州中三十八州もござる。主に合法の州では税収面でのメリットがあるからであろうが、ギャンブル依存症対策に対応出来ないデメリットがあるとアナウンスすべきでござる。賭け事には敗者がいるからこそ勝者がいるのでござる。限られたπの椅子取りゲームの様なものでござる。税収が期待できるからといって国自体が発展するわけでもないのでござる。スポーツギャンブル時代では己の身を守る姿勢が一番大切なのでござる。

○___________________

「大谷選手&水原一平殿のMLB永久追放騒動の序曲」

<道満丸景虎と小姓の戯言0209episode209,season3

天正戦国小姓の令和見聞録)

○___________________○

春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

○___________________○

天正四百五十二年 弥生月二十三日

「大谷選手&水原一平殿のMLB永久追放騒動の序曲」

 其方達は一九八九年のピート・ローズ殿の賭博によるMLB永久追放騒動のことは知らぬと存ずるが、拙者とて歴史書を見ぬとさっぱり分からぬわい。水原通訳殿が大谷殿に相談して違法賭博の借金精算のため胴元に送金してもらったようじゃが、メディアが発信する前にドジャースの大谷側の弁護士が窃盗として告発をした。その後水原通訳殿は前言を撤回し、大谷殿に関与が及ばないよう誰からかに指示され、送金もしていないという訳の分からぬ狼狽ぶりでござる。では送金した当事者は一体誰でござろうかという事になる。MLBでは威信をかけて捜査を徹底的に行うものと存ずるが、大谷殿の身の潔白を証明する物が水原殿の撤回後の文言だけとなると、送金した事を覆すアリバイを探すのは難しい。それ故、多くのファンのためにも大谷殿は事の終始の真実を述べる義務が生じるわけでござる。このままではシーズンプレイどころではなくなるからでござる。身の潔白を示さなければ大谷殿にはMLBからのお咎めがあるやもしれぬ。ドジャース側から見れば大谷殿には巨額の投資をしたばかりで、お家の事情で箝口令を敷かざるを得ないのではないかと存ずる。気になるのは水原通訳殿の一夜明けての文言撤回でござる。これには色々なことが考えられるが、おそらく撤回前の文言が正しいのでござろう。発言というものは撤回を表明すれば良いとは限らぬのじゃ。今後、亜米利加のメディアやファンからの疑義がさらに広まることでござろう。撤回の書状も口頭での意思表示も終えてしまえばことが済む問題ではござらぬ。何事も言ってしまったら百年目と心得よ。おそらく大谷殿にとっては真に晴天のへきれきでござろうが、永年苦楽をともにしてきた水原通訳殿に関しては深い絆はあったはずでござる。友への「借財の肩入れ」は一般的には問題はござらぬが、借財をして者が違法なことに手を染めておることを認識して助けたとなると事はやっかいになるゆえ、MLBファンには気になる所でもある。私的に合点がいかぬのは、大谷殿が真美子姫を正室に迎えるにあたり、自身の家計と資産の再確認は致されておるのだろうかとか、家計管理・通訳・マネージャー・トレーニング同行・私生活の世話まで水原殿に一任しておったのだろうかとか、大谷殿が水原殿の借財の理由をどのくらい把握しておったのかとか、セキュリティ管理の厳しい亜米利加での巨額の送金の記録などは残っておるのだろうかとか、一般領民にとっては納得のいく説明が成されておらぬことじゃ。白黒をはっきりつけたがるアングロサクソン文化は徹底的に議論を尽くす傾向にある。ピート・ローズ殿は賭博容疑でMLB界からは未だ永久追放の身でござれば、MLB通算安打4256本、通算打率0.303の記録を残しても殿堂入りの資格はござらぬ。イチロー殿は日米通算4257本超えの記録を残しておるが、MLB側は日米合算記録を認めてはおらぬ。しかしでござる。通算打率0.311、十年連続200本以上安打(ピート・ローズ殿は二十四年間で十回の200本以上でござるが、連続では記録が残っておらぬ)、年間最多安打262本は特筆すべきことでござれば、2025年では殿堂入りの資格を得る。誠にもって楽しみでござる。スポーツ選手は結果が全てでござるが、不祥事は絶対避けねばならぬ。選手は皆、脇を固めて人間不信と信頼のバランスをどう上手く切り盛りしてしくかの能力も今後必要になるじゃろう。それ故、ここは大谷殿から身の潔白を証明する義務が生じる訳でござる。理由はどうあれ、大谷殿の口座から巨額の送金が違法賭博の胴元に送金されていたという事実は、歴史に残る第二のピート・ローズ事件になる可能性に繋がる故、事の解明はうやむやにはできぬはずじゃ。ファンにとっては大谷殿の精神的な負担でプレーに集中出来なくなるのが心配にはなるが、今は事態を静観するしか手立てはござらぬ。

○___________________○

 

 

「日の本ブログサービスの変遷と状況の検証」

 

<道満丸景虎と小姓の戯言0208>episode208,season3

(戦国小姓の令和見聞録)

○___________________○

春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

○___________________○

天正四百五十二年 弥生月十七日

「日の本ブログサービスの変遷と状況の検証」

 其方達は日の本では二〇〇四年からブログという世界には殆どが体現しているはずじゃが、正式にはWeblogと申す。ブログサービスの泰明期では、ameblo、livedoor(現在は韓国系企業LINEの子会社)、はてなブログ、Seeasa、Excite、Yahooブログ、Operaコミュニティ、Google+、Blogger、など増殖しておったが、中には閉鎖に追い込まれたサービス会社も多くお見受け致した。特にLivedoorは当初堀江殿が音頭をとっておったが、ニッポン放送株やフジテレビとの軋轢で大がかりな経済事件に発展し、LINEなどを構築しておる韓国系の企業に身売りをしておる。ライブドア事件が起こる前までは芸能関係のブロガーが数千人もおったが、皆アメーバブログなどに引っ越しをしておると軒猿から聞き及んでおる。国内ではアメーバの会員数は約六千五百万人、FC2ブログが二千万人、はてなブログが約千二百万人、ライブドアブログSeeSaaブログは非公開、Bloggerも非公開。ランキングが一位から三位までは把握できるがそのほかは事の他そう多くはなかろう。今ではGAFAM(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン、マイクロソフト)というIT企業が世界を支配しておるようじゃ。あのとき、もし日の本が米国民主党政権でのスーパー301条項での基本OS,Toron-Bの脅しをかけられなければ、アップルとマイクロソフトは存在していなかったはずなのじゃ。そういたすと、今ではGAFTという略称が世間を徘徊しておったかもしれぬ。敗戦国になった日の本は米国側からすれば隷属化における立ち位置から逃れられぬ宿命にあったのかも知れぬ。それ故、戦の場合は有利な負け方を如何に徹底するかしなかったかという一つの教訓になっておる。今となっては致し方ござらぬ。

 このところ米国大統領選挙での政争の具にされておる、日の本企業のUSスチール買収問題でござるが、元々は米国政府からの仲介で破綻寸前のUSスチールの買収が持ちかけられたのでござるが、いざ選挙の獲得票の妨げになると、手のひらを返して買収に反対の姿勢を取ろうとするのは合点が行かぬ。バイデン殿もトランプ殿も同じ穴のムジナでござる。日の本の基本OSであるTron-Bの不条理な貿易障害扱いをしたスーパー301条の適用の悪夢が再現されようとしておる。それならば、何を言われようと買収案を白紙にして、USスチールが破綻したあとにすれば良いだけのでござる。岸田殿は何もためらうことはない。やられっぱなしは後々の政に関わる故。ベトナムは多くの犠牲を払いながらも唯一米国に勝利した国でもある。原爆投下というジェノサイドを敢えて選択した米国政府は、一億層玉砕戦略で日の本が最後まで戦ったら100万人ほどの兵士の犠牲をだすとの予測を元にしておると聞き及んでおる。広島・長崎に投下した背景には人種差別的な事象があったことは推測されるが確かなことは憶測の域からは無理でござろう。投下した側はその正当性を貫いておるからじゃ。本当のことは歴史の闇にあるやも知れぬ。原爆がなければベトコンの様にパルチザンもどきの長期戦をして勝っておったかもしれぬが、領民にとっては何よりも終戦に漕ぎ着けたのは良き事でござる。ウクライナ露西亜では昔は兄弟の様な間柄ではあったが、ウクライナの指導者が武器攻撃での勝利を頑なに貫いておる限り停戦や休戦の話など纏まるわけがござらぬ。互いに政の善し悪しを言っても埒があかぬ。要するに戦には落としどころが絶対にあるのでござる。一番困るのは内外の領民でござる。国としての対面と領民への愛というバランスをどう取るかがリーダーの資質というべきでござろう。戦に勝つか負けるかでその後の未来は決まるものだが、敗戦しても強い精神的な操と自己主張は続けるべきでござる。大事なのは「和をもって尊しとする」姿勢が周りに与える影響は大きい。

 ブログは公的なコミュニケーションツールとしての価値が大きい。仕方がござらぬが閉鎖的なSNSは社会的な基盤が薄い故、ごく限られた者しか恩恵がない。検索ではブログの記事が上位に来るそうじゃ。SNSやHPでは検索に引っかからない。今はブログの新たな再発見をする時期に来ておるのやもしれぬ。

○___________________○

 

「巴里五輪マラソン出場内定者と補欠候補への期待」

<道満丸景虎と小姓の戯言0207episode207,season3

(戦国小姓の令和見聞録)

○___________________○

春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

○___________________○

天正四百五十二年 弥生月十六日

「巴里五輪マラソン出場内定者と補欠候補への期待」

 二〇二四年巴里での五輪女子マラソンが楽しみでござる。二〇二五年には世界陸上東京がござればなおさらのことじゃ。日の本では男女六人が代表に、二名が補欠で登録され申した。内定者の諸般の事情で拙者の応援している細田あい殿が出られればと内心期待しており、出来るならば樺沢和佳奈殿にも権利を獲得して出場の機会があればと良いと思うておる。なぜならばこの二人の陸上女武者殿達は世界の大会では未知の期待と魅力があるからでござる。樺沢殿は目下20キロまでの経験を踏んではおるが、トラックからマラソンへのメダルへの道は前例があるので楽しみではある。何よりも走る度に進化するスピードには注視でござる。当事者もなかなか練習と怪我との戦いが避けられないと存ずるが、お屋形様と毘沙門天様が活躍を祈っておるので大丈夫でござろう。トラックでも強かった細田殿は五月頃までには怪我から脱皮出来そうなので、マラソンの補欠でも期待はしておる。川内殿はMGCでの大逃げであっと言わせるシーンも浮かぶが、暑さに強くはないので雨模様でのダークホースとみてよかろう。代表の男子三人には余り期待は出来ぬ。大阪マラソンで試走した西山殿は学生ランナーに後塵を拝しておりがっかりしておる。大迫殿はトラックの走りでマラソンを走っておるが、ラストスパートが効かなくなっておる。あの千葉真子殿の果敢なレース運びをせねばメダルには遠かろう。

○___________________○

「天正大地震の教訓」

<道満丸景虎と小姓の戯言0206>episode206,season3

(戦国小姓の令和見聞録)

○___________________○

春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

○___________________○

 

天正四百五十二年 弥生月十二日

 

天正地震の教訓」

 

 天正十五年の一年前一月には令和時代の様なマグニチュード8という大地震がござった。宣教師フロイス殿も当時の様を書き残しておる。各戦国大名の居城はことごとく崩壊したのだそうじゃ。春日山城は大事には至らなかった。石川、富山、福井、京都、大阪の地域では活断層が多いにあるそうでござれば、何百年、何千年という周期で大きな地震があると聞き及んでおる。二千二十四年の能登地震はその系統でござろう。原発の設置は止めておくべきでござった。活断層の真上に建設したというのは領民の安全を考えれば差し控えるべきでござった。お屋形様の祖父が能登七尾城を攻略したのは地震の十年前あたりじゃが、そのあたりに大地震が襲ってきたのは地形的には合点が行く。大多数の領民の尊い命が奪われておったが歴史的な資料は、宣教師達(布教による日の本の植民地化を進める先兵隊の役目)の記述を元に思い描くしか手立てはござらぬ。その後は、十五年に秀吉殿が九州を平定し、伴天連禁止令が発布されておる。お屋形様が御館の乱の後秀吉殿に臣従した景勝殿を相手に勝利した年でもござった。(令和の時代に迷ってきた後のことは歴史がすっかり変わっておるようじゃが)伴天連の大陸では、大英帝国の内紛でメアリー・スチュアート殿がエリザベス一世の命で処刑されておる。一五八六年~一五八七年は戦国の世の転換期であったのかも知れぬ。

○___________________○

 

「2025年七月、迫り来る直径1km超の小惑星」

<道満丸景虎と小姓の戯言0203>

○___________________○

春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言の検め:小姓 仁科源太

○___________________○

天正四百五十二年 二月二十六日

 

「2025年七月、迫り来る直径1km超の小惑星

 

 NASADART(ダブル・アステロイド・リダイレクト・テスト)ミッションと欧州のHERAミッションは併行して実験が行われておる。地球に衝突する小惑星が発見された場合、その軌道を変えて衝突を避けるための実験でござるが、いま真に6600万年前の直径十五キロほどの小惑星が地球に衝突して、何億年も続いた恐竜の時代を壊滅させた時と同じ風景を其方達は見ることになるのであろうか。軒猿らから知り得た話によれば、二千二十五年の七月に直径1.7キロメートル度々の隕石が地球に衝突(フィリピン沖)の噂があると申しておる。日本や亜米利加の海岸には五十から百メートルほどの津波がくるそうじゃ。日の本の七割で甚大な被害が予想されるが打つ手がない今では仕方がない。地球の領民は指を加えて天命を待つしかなかろう。人類の有史以来繰り広げられてきた異種族や異文明の殺戮の数々は、令和の時代になっても収まる気配は全くと言っていいほど皆無でござる。このままならば、人類の文明も恐竜の文明も同じ破滅の道を辿ることになるやも知れぬ。複数の国が連携してプラネタリー・ディスタンス・ミッションを行っている背景には、いつ何時地球に襲いかかる小惑星(隕石)の衝突があるか分からないからであろうが、実のところNASAでは来たるべき小惑星の存在を確認済みだという疑念がござる。二千二十五年の七月に何らかの災いが襲うという予言は当たるのであろうか。霊視や占いの次元では心許ないが、状況を踏まえた予測や推測・憶測はわずかではあるが信憑性は高まるやも知れぬ。地球の領民達のパニックの連鎖や暴動のドミノ現象が起こらないとも限らぬので、NASAは敢えて公表していないのかどうかは拙者にはわからぬ。自分だけは助かりたいと願っても一人だけ生き残ったとしても意味が無かろう。自分ファーストや自国ファーストなどの利己的な発想では歴史的な難局には適していけるはずがないからでござる。お屋形や拙者はタイムトラベラー的な立ち位置ではあるが、未来の出来事については確証できないのでござれば赦されよ。年間の地球各国の防衛費の総額が三百三十兆円にのぼると言われておるが、地球の防衛費という観点でみれば、いま力を結集しなければ、小惑星との衝突は回避出来るはずはなかろう。イスラエルハマス露西亜ウクライナの仲違いなどしている場合ではないのでござる。問題解決には各国トップリーダーの資質の如何にかかっておる。自国優先の米国や中国、露西亜はプラネタリー・ディスタンス・ミッション遂行の義務がござる。地球の文明はこれまで幾度となく滅亡を繰り返してきたとも言われる。第四惑星での文明(火星)の滅亡は今の地球文明で起きている核戦略にも関係があるという説もござる。お屋形様はすでに用意周到に覚悟の準備をしていると仰せじゃ。

○___________________○

 

「西暦1587年、2039年、2099年の真実」

<道満丸景虎と小姓の戯言0202>

○___________________○

春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言の検め:小姓 仁科源太

○___________________○

天正四百五十二年 二月二十一日

「西暦1587年、2039年、2099年の真実」

 此方の父上が鮫ヶ尾城主の裏切りに合い、伯父の手に落ちたのは確か1579年の春でござった。祖父が突然亡くなり養子同士で跡目争いの中此方の弟と母・二人の幼い姫達も父の後を追った。勝頼殿の仲立ちもあり、伯父上と父上との争いでの和議を結びに春日山城へ憲政殿と此方(身代わりの弟)は向かったが、突然伯父上方の刺客に殺害されもうした。誠にもって無念でござる。その時をもって跡目争いは決着したと思われたが、国内の諸将は新しい国主の振る舞いに合点が行かず、10年にも及ぶ反抗の嵐が止むことはなかったのじゃ。令和の歴史書では辻褄の合うことしか記してはおらぬ。跡目争いの真相は歴史小説が半ば近いものと思って良いが、真実にはほど遠いものがござる。架空でも良いから時代小説で思い切り想像力を働かせて初めて事の真相に近づけることもあろう。此方は祖父からの書状を手にしておる。早く申せば遺言状でござる。伯父上はこの書状を奪還するため執拗に阿賀北の地に攻め立てた。姻戚にあたる重家殿の支援で此方の元服まではなんとか10年間は凌いでおった。祖父の妹である大叔母は阿賀北の地にある加地城の城主の正室でござった。其の子秀綱殿は伯父とは従兄弟にござるが、犬猿の仲でござった。伯父上が秀吉殿に臣従し越後の金銀を全て上納しようとしておったのを、反乱軍で食い止め、春日山城を奪還した後、新たな幕府を開いた。この10年の経緯を小姓の仁科がしたためておる。歴史には絶対はない。其の時代の歯車が少しでも狂えば歴史に波紋を作り、新たな歴史が始まるという事じゃ。1587年はそういう年でござった。

 2039年は亡きJFKの事件の真相が全て公開されるとしておる。2099年はどういう年になるか存じておるか。他ならぬ、新型コロナワクチンの製薬会社の2021年から2023年までの治験や副反応の全データが公開される日でござる。七十五年後mRNAのワクチンが如何に危険で害があったかどうか白日の下に露呈されてもどうにもならぬ。昨日今日この世に生まれたにしてもその日までに人生を全うできるかどうかは分からぬ。つまり、其の時代を上手く切り抜ければ事の真相は暴かれないことになるのじゃ。日の本の令和幕府のレームダックは歴史の中で埋没しうるほどのものでしかござらぬ。

○___________________○

 

「隗より始めよ」

<道満丸景虎と小姓の戯言0201>

○___________________○

春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言の検め:小姓

○___________________○

天正四百五十二年 二月十九日

「隗より始めよ」

 天正十五年(1587年)に春日山城に幕府(鳴海幕府)を開いた上杉道満丸景虎様の戯言をお披露目致し申す。天正元年(1573年)から数えて452年目にあたる令和六年でござるが、「道満丸景虎と小姓の戯言0201」は拙者の「天正戦国小姓の令和見聞録0200」からの引き継ぎでござれば、お屋形様は其方らの応援を心待ちにしておる。道満丸様が直々に筆を執り、拙者と共に戦国の世から見た現代を真っさらな眼で見聞していくので、納得出来ぬ時でも我慢して拝見いたせば、其方らは自ずと人生での好機と希望が持てるようになるはずでござる。以下はお屋形様からの戯言でござる。

■お屋形様からの戯言

「隗より始めよ」は国を動かすための基本でござる。現実では難しいことでもあるようじゃ。折しも如月の十六日から弥生月の十五日まで領民の確定申告が義務づけられてはおるが、令和幕府の役人達が裏金をせしめても手放そうとはせぬ。その者達が開き直って年貢を納めぬにしても奉行所では解決できぬそうじゃが、誠に困ったものじゃ。令和幕府では諸法度で罰する規則もござらぬ。一人あたりおよそ100,000,000円もの金子をつかいながら、それでもまだ足りぬとは開いた口も塞がらぬ。後漢の後期で「泣いて馬謖を斬る諸葛亮孔明のような軍師も令和の日の本にはおりはせぬ。役人達が年貢を納めぬのなら、領民達も納めなくてよい事になる。役人達を政から引きずりおろして罰しなければ領民達は納得せぬであろう。それが公正というものでござる。

○___________________○

「天正四百五十二年地球に棲息する領民たちへの戯言」

天正戦国小姓の令和見聞録0200>

○___________________○

春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

○___________________○

 

天正四百五十二年 弐月十五日

 

天正四百五十二年地球に棲息する領民たちへの戯言」

 お屋形様はこれまで令和時代の惨状をくまなく見参致していたのでござるが、近々中にも天正戦国の世に戻られると仰せでござる。拙者はこの時代の見張り役として今しばらくは留まるよう下知をされたので赦されよ。以下お屋形様の聖旨でござる。

○___________________○

 

 

天正四百五十二年地球に棲息する領民たちへの戯言

(・春日山城城主 上杉道満丸景虎・)

 

 令和における其方たちの生き様をしかと見参せることができて嬉しく思った次第でござる。小姓の仁科にはいま暫くの間令和の時代に留め置くのでどんな事でもよい、気軽に話されよ。

 此方が軒猿から聞くところによれば、失われた三十年のツケが至る所で顕著になり、国力の目安ともなる日の本のGDPがどんどん下降し続けておるというではないか。これは一体どういうことでござろうか。以前は亜米利加に次ぐ世界第二位の経済規模でござったが、共産圏の中国に追い抜かれ、独逸にも抜かれ二千二十六年には印度にまで追い抜かれるという事態になっておる。いまさら驚くことはなかろうが。それもこれも、敗戦国の国体が戦前と変わらぬ上、不利な講和を結んでしまったツケが回ってきただけのことじゃ。運悪くナチ政権を体現した独逸の領民は日の本とは逆に戦後の国体を解体することから始まった。二十一世になりメルケル首相の時代に100年越しでヴェルサイユ条約での賠償金を完済したことでもわかるように、敗戦時の国体から解き放たれて領民の主権国家という完全独立の形を得ておる。在独米軍は未だに数万人規模でござる。敗戦国としての爪痕は独逸・伊太利亜とともに日の本は国連でも敵国条項から外されてはおらぬ。遅すぎるかもしれぬが、新たな新国際連合というよりも地球連合という名称に変えねばなるまい。イスラエルユダヤ国家のパレスチナガザ地区へのジェノサイド攻撃が世界の民からの反感と失望をかっておる。由々しきことでではないか。今の国際連合では何も止めることは出来ぬ。亜米利加とイスラエルの暴走が文明破壊の加速度を早めておる。戦前の連合国側で構築された国際連合には何も期待はできぬ。寄せ集めとはそういうものじゃ。ウクライナはいつまでも武力でしか解決出来ないと申しておるが、何故プーチン氏と対話しようとせぬのか合点が行かぬ。武器支援を未来永劫(?)支援する方もそのうち共倒れとなる公算が大きくなるはずじゃ。日の本の鉄鋼企業が亜米利加の大手鉄鋼会社を買収するにあたり、バイデン殿とトランプ殿が大統領選挙の政争の具にしておる。政治的な思惑で買収が反故にされるとかつてのスーパー301号条項で涙を呑んだトロンOSの撤退と酷似する構図になる。不公正貿易国に対する徹底した交渉と制裁に特化したその法律は今でも効力を発揮するらしいではないか。それを守らないと大幅な関税を課され幾多の嫌がらせがあるかもしれぬ。そうまでして買収が出来なくなり相手の都合で違約金を支払わなければならぬのにはどうしても合点が行かぬのでござる。どの程度の魅力ある鉄鋼企業なのかは此方には理解できぬ。一番良いのは米国債を全て売り払うことじゃて。さすれば世界恐慌の引き金となりNYのダウ・ジョーンズ株の平均値は限界値までさがる。そういうトランプ流の恫喝的な交渉術も必要じゃ。戦国の世でもやられっぱなしはNGでござれば。いつの世でも己の足下を見られては戦には勝てぬ。令和の幕府にはそういう覚悟がござらぬ。武士の魂を忘れたのか。

 同盟国でも信用しようとしない亜米利加の本性が露呈されても誰もその軍事力の下では従うしかないのであろうか。それにしても、無理して日の本が亜米利加の鉄鋼会社を買収しなければ生存できないかもしれないという状況も問題ではござるが。

 日の本の令和幕府ではもはやレームダックに陥っておる。何十年も裏金ルートを利用しておきながら、領民には確定申告やインボイス制度なる悪法を押しつけ為政者どもは権力を謳歌し乱用しておる。大企業には多額の消費税の還付金を与え、消費税が上がれば上がるほど還付金が増えるという、領民からはステルス還付金と言われておる。消費税などなくして特別会計と一般会計を合算して公表し、ガラス張りの政を行うべきでござる。日本国憲法は戦後の新たな国体の礎となるはずではあった。確かに象徴天皇というお立場ではござるが,国事行為を議会に委任している形をとっていると言うことは戦前のある意味での天皇制を保持していることになる。憲法の条文を見れば分かることじゃ。国事行為が形式的・儀式的に国会に委任するということは国政にも間接的に関わるということでもある。早く言えば、戦前の国体の体制が形だけ変わったということじゃ。マッカーサーの補佐役のホイットニー殿が日本国憲法の草案に深く関わり、戦後まもない時期に昭和天皇の所信を記した機密文書が解除されたのは記憶に新しい。憲法の条文を其方らは日頃から読んでおいたほうが良い。矛盾点が確かに多く存在しておることは確かでござる。日の本の再興の解決策はいくらでもござる。

 歴史というのは史実が全て正しいと思うてはならぬ。後世に残すとなれば末代まで事が及ぶので、全ての歴史の書状にはなんらかの思惑が内在しないとも限らぬ。此方とて憲政殿に連れられて春日山城への和議の道すがら殺害されたと、歴史書ではそう記されておるが真実は闇の中でござる。此方は政のことしか頭に入らぬが、世の動き全般にも眼を通さねばならぬ。お屋形というのは真に孤独な身でござる。さすれば、この毘沙門天の化身なれど、貴人や其方との戯言で均衡をとらねばならぬので、今後ともよろしくお願い申しあげる。

○___________________○