1587<道満丸景虎と小姓の戯言>(天正戦国小姓の令和見聞録)HB

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

「2020東京江戸五輪と2024巴里五輪雑感」

<道満丸景虎と小姓の戯言0241>episode241,season3

天正戦国小姓の令和見聞録) 

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 七月二九日

 

「2020東京江戸五輪と2024巴里五輪雑感」

 

 そなた等にはもう忘れたかもしれぬが、拙者はコロナ禍で開催された最悪の2020東京江戸五輪の開会式は史上最低ランクに位置するとみて良いと心得る。なぜなら、開会式だけではなく五輪開催誘致のことから黒い噂が流れておって、日本の広告を束ねる田疇なる業者の取り巻きや、ゼネコンと為政者との利権争いが激しくないたからじゃ。一番醜いことに、開催地の日の本側が新国立競技場の新提案(ZAHA女史のデザイン)に採用されたものを白紙にして勝手に日の本側で、便器意匠の競技場にしてしまった。ZAHA女史の考案したものは日の本の美しい流線型の新国立競技場としてレガシーで後世に残されるはずでござった。政争の具として神宮外苑一帯はゼネコンの利権の巣と化してしまったわけでござる。東日本大震災の対応と原発汚染水のアンダーコントロール問題は世界から冷笑と不信の種を生んでしまった。2020東京江戸五輪は東日本大震災の復興五輪としてのものだったが、故元首相のえげつない原発事故汚染水アンダーコントトール発言を五輪誘致のプレゼンの際に公言してしまった。要するに嘘をついてしまったわけじゃ。その証拠に、震災と原発の事故以来十数年汚染水はたまり続け、海洋放水になっておる。為政者のハッタリとゼネコンの利権優先、スポーツマーケティングやらという怪しいコンセプトをちらつかせた日の本の広告代理店の犯罪常習化が、五輪組織委員会を蹂躙し、大会経費の不透明化と不公平さを世間に露呈させておった。アフリカの五輪委員会の理事等に多額の賄を配り、音頭を取っていた世界陸連元会長の雲隠れは未だに尾を引いておるではないか。令和の時代もまこと、醜いものよのう。戦国の世では主義主張をその都度変えておったら始末に終えぬ。責任を取って自刃する道しかござらぬ。令和時代の役人は領民のことを第一に考えてはおらぬようじゃ。マイナ保険証の事実上の強要はれっきとした憲法違反でござろう。領民は幕府でも奉行所でもどんどん正義を迫るべきなのじゃ。2024巴里五輪は大会運営の透明さが良く見て取れそうじゃ。日の本のかつての長野冬季五輪の経費全容ははいまだに闇のなかでござる。マリー・アントワネット妃の首問題も話題にはなっておるが、巴里五輪の開会式の運営にはれっきとした担当演出家がおったので安心して見て取れた。2020東京江戸五輪では得体のしれぬ広告会社が音頭をとり、金子まで管理をし、会計は未だに不透明のままでござる。

 拙者は陸上競技出身の小姓でござるが、密かに活躍を期待しておるのは、念願の五輪初出場となる樺沢和佳奈選手でござる。女子5000mでのメダルはなかなか厳しそうでござるが、このところ体調は良さそうなので、決勝進出に期待しておる。トラックレースでのメダル獲得は戦後では千葉真子選手の10000m銅メダルが初めてであった。体型も体のバネも樺沢選手は似ておるので、中間我慢をして食らいついていけばラストスパートを活かした走りで良い結果はでるかもしれぬ。まだ見ぬステージでどういう走りを見せてくれるかしっかりと応援してみたいものじゃ。

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