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加地鳴海の天正戦国小姓の令和見聞録(hatena version)

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

安倍官邸の大政奉還

森友学園の8億円よりも規模がかなり大きい加計学園の疑惑のほうに、

今後目が向けられる公算が大きいといえる。

安倍三選どころか会期中総辞職の方が可能性は高い。

佐川氏の証人喚問は、刑事訴追の恐れが云々という、

籠池氏と同じような証言が予想されるけれども、

かえってそれが疑惑の拡大につながっていくだろう。

加計学園獣医学部に関していえば色々な憶測が流れている。

まさにごり押しの経済特区というふれ込みで始まった物ではあるけれども、

安倍氏の祖父は旧大政翼賛会に関わりのある、

旧日本軍の何百万発もの化学兵器遺棄問題を中国大陸に残している現状や、

東南アジ諸国に侵略した際の慰安婦問題の未解決があるかぎり、

紋切り型でもう忘れて欲しいと言っても、

暗い歴史の記憶は未来永劫子孫の時代まで続くことになる。

韓国の慰安婦問題は誠意を持って国が存続している間は、

誠意と謝罪をもって為政者は望まなければならない覚悟はいるだろう。

だからこそ、偏向的な憲法改正論議はすべきではないし、

周辺諸国への配慮と殊勝な姿勢は忘れてはいけない。

歴代の首相はみなそうやってきたのだから。

安倍政権では、日朝首脳会談はムリだと関係者は報道で主張していた。

海外からみてもそれは妥当な線だと思っている。

拉致問題は大事な事項だが、それは日本だけではないし、

入り口から取り上げていては、米朝の平和友好関係は樹立しない。

正恩氏以前の体制で起こった拉致問題でもあるので、

客観的な視点で取り上げるべきだと考える。

安倍外交は国内事情で今後進まなく成る可能性はある。

彼の代わりはいくらでもいると個人的には思っている。

内閣総辞職で官僚への大政奉還という事態も、

想定しておいたほうがよさそうだ。