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1587<道満丸景虎と小姓の戯言>(天正戦国小姓の令和見聞録)HB

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

「広告問屋の思惑で惑わされる領民の行く末」

<道満丸景虎と小姓の戯言0221>episode221,season3

天正戦国小姓の令和見聞録) 

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春日山城、鳴海幕府(開府1587年)

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 四月二十六日

 

「広告問屋の思惑で惑わされる領民の行く末」

 

 拙者は小姓になる以前に広告問屋に奉公したことがござる。さしずめ、広告問屋は商人の思惑通りに事を進め、良くも悪くも領民を扇動させる用心棒みたいなものでござる。この見立てに腹が立つ者も多かろう。その問屋に永らく奉公した拙者の経験から感じたことじゃて誰がどう思おうと知ったことではない。拙者が申すことは其方らの胸の奥にしまい込んでも構わぬが、決してそれを流布してはならぬ。あくまで其方らの今後の参考にされよ。お屋形様もそうお仰せでござる。

 SNSでの投資詐欺で巷では騒動がいつまで経っても収まらぬらしい。タダほど怖いものはござらぬ。SNSサイトでの記事の自由参加の見返りに個人情報を差し出し、事故や犯罪が起きたとしても運営側では努力は致すが、損害の補償は期待してはならぬ。一部の投資詐欺の虚偽広告での被害者たちは、弁護士を介して損害賠償を求めておるが勝ち目はござらぬ。スマホがあれば便利で何事も簡単に処理でき、快適な人生を謳歌できるはずが、投資詐欺で全財産をなくすケースもござれば、これは一つの教訓として心に留めおくが良い。人は滅多に信用するなという事を申しつけておく。戦国の世では謀は日常茶飯事でござれば面従腹背などは至極当たり前となっておる。其方達は皆、自分だけは絶対そのような事はありえないというが、ほれ、現実には多くの領民が虚偽広告で欺されておるではないか。お屋形様や拙者達は戦の日々で余裕の金子はござらぬ故、ニーサなる令和幕府の戦略についてはいけぬ。ましてや、令和の時代でも白昼の窃盗をはじめとして、闇バイトや怪しい匿流団体の裏稼業が頻繁に起こっておるのじゃ。安倍政権での折れた三本の矢戦略で、日の本は今円安地獄に向かっておる。輸出商人達にとって、消費税の還付金が幕府から配られるので笑いが止まらぬであろうが、国の通貨の価値がどんどん下がっており、これでは伴天連企業との競争は難しくなろう。トランプ政権が再び訪れたら円高への誘導は進むかも知れぬが、バイデン政権では円安は益々加速し、領民の暮らしは相当苦しくなる。年貢を納められぬ領民も多々現れよう。広告は全て信用してはならぬ。広告など無くても売れる物は売れるのでござる。広告など無くても商人は誠意を持って臨めば商売は繁盛するのでござる。日の本では未だに七十年代の広告手法を続けておる。企業側も今後は広告の内製化を進め、澱虫殿ばかりを儲けさせてはならぬ。消費者は良いものであれば必ず買ってくれるものじゃ。SNSやTV媒体は既にオワコン(終わったコンテンツ)なのでござる。

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