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加地鳴海の天正戦国小姓の令和見聞録(hatena version)

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

「書き上げた面白い時代小説と令和の文芸武士」

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十二年 壱月二十七日

 

「書き上げた面白い時代小説と令和の文芸武士」

 

 「小説家になろう」というサイトが人気を呼んでおるようじゃ。ユーザー登録者が二百五十万人余り、作品登録者が百七万人ほどおるそうじゃ。参加をしてはや十ヶ月ともなるが、ユニーク数が5000ほど、PVが20000ほどのものしかござらぬが、有り難いと思うのでござる。お屋形様も厚く礼を仰せでござる。令和の混沌とした時代でも読んで下さる諸氏がいる限り続けていこうと思うとるそうじゃ。二十一世紀になってから、インターネットが世界の領民の間で普及しており、諸作家も文章をパソコンで打ち込む時代となった。今ではSNSという閉鎖的会話に基づくソフトで活気づいてはおるが、犯罪の温床にもなっておる故。生成AIを駆使しても賞がもらえるとなると、文学界はますます混沌とした世界になるようじゃ。努々心してかからねばならぬ。日の本の言葉は曖昧さが武器になる様じゃが深みが増すのも事実でござる。生成AIでは人間の裏の世界は理解が出来ぬ。所詮はおもちゃでござる。文芸武士も書物を出すだけでは衣食住の保証にはならぬ時代でござる。芥川・直木賞の発表がニッパチ(通年で二月と八月が出版業界の売れ行きが落ちるので菊池寛殿が決めた)の慣例で続いておる。近頃は何が何でも賞の該当作品を発表することが、選考会と出版社での暗黙の了解となっていると推測致す。たまには「当作なし」いう発表もあった方が作家予備軍の緊張感を高め精進する度合いが増すと考える諸氏も多いとは思うが。賞を量産しすぎると、せっかく賞を取っても半年後には忘れ去られるようじゃが、読者は常に刺激を求め、浪漫に浸りたい、感動と好奇心を抱かせるような面白い読み物を望んでおるはずじゃ。そういう拙者も、時代小説ではござるが、お屋形様の半生を記した百枚程度の短編を書き終えるところじゃ。二月には興行主のかわら版所に贈る予定ではござるが半年間は秘匿義務がある故、諸氏にお見せ出来るのは九月あたりとみて良い。大した作品ではござらぬが、そなたらの脳裏に留めておいて頂けたら幸いでござる。題名も書状の内容も今は言えぬのでご了承頂きたい。読み終えたら必ずや戦国の世の香りと浪漫がそなたらの心の中を徘徊して、日々の生活に希望と夢を与える事でござろう。

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