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加地鳴海の天正戦国小姓の令和見聞録(hatena version)

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

「時代の迷路に彷徨う領民と令和幕府の裏金」

天正戦国小姓の令和見聞録0171>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十二月十七日

 

「時代の迷路に彷徨う領民と令和幕府の裏金」

 

 日の本の政はこの八十年もの間、敗戦後の占領政策による影響の下で動いておるようじゃ。戦争で負けたのだから致し方ござらぬが、幕府の臣従たちが徒党を組むための寄り合いで金子をだまし取る輩が大勢おるというのは、輝虎様の天下布義から甚だ乖離しておると春日山城のお屋形様は仰せでござる。戦国の世からすれば未来の日の本の政には関わっている暇はないが、諫言だけなら許されよう。令和の世界の流れは天正戦国の世と少しも変わってはおらぬ。そこに得体の知れぬ宗教という鬼門がござれば戦を仲立ちするのは難しかろう。人間の煩悩を悟るまでには時間がかかる。君主制とか立憲制とか申すが、権力を手中に収めれば善悪の判断が出来ずとも世は動いていくものじゃ。悪党どもが政の砦を占拠しても臣下や領民は従順になるとは限らぬのじゃ。下克上は未来永劫無くなりはせぬ。人の理想と言うものは理解できるが、現実では真逆に向かうことが多いものじゃ。

 令和の時代でも盗賊が大手を振って白昼堂々荒らしまくっておるのは実に嘆かわしいことでござる。行き場を失った年少者達は政から切り離され、落ちこぼれた故、善悪のことなど気にはせぬ。覚悟してもいざ死刑を受けるとなるとうろたえるのは致し方ござらぬ。武士の切腹は戦国では社会を浄化させる役目を担っておる。戦いに敗れた城主は切腹をして責任をとる代わりに、臣下や領民は救われると言うシステムでござる。今から八十年前の敗戦では臣下や領民に責任をとらせた形にはなっておる。どちらにせよ、誰かが政での責任をとらねばならぬのに、令和幕府では誰も責任をとろうとせぬ。これでは国が成り立たぬ。領民は迷路を彷徨うしか道はない。奉行所が公平に裁きを行えば其の限りではござらぬが。

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