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仁科広嗣の「新歴史の研究」 ●THE NEW HISTORY EYES●

仁科広嗣の「THE NEW HISTORY EYES」は人類の史書を後世に残すミッションを帯びており、新しい視点での歴史の検証を追究していきます。<潮流戯画手帖>

THE NEW HISTORY EYES...Vol.0016

 

THE NEW HISTORY EYES

Presented by hirotsugu nishina

 

Vol.0016…「ドナルド・トランプ氏の2020選挙後を考察する」

 

 米国大統領選挙の戦いが最後の一ハロンでのデットヒートと化してはいるが、各国のメディアでは全く当たらない予測を繰り広げている。選挙の結果は最後の蓋を開けるまでは誰にも分からない。個人的には世の中の流れを見ていると、ジョー・バイデン氏が幸運を手にするという予測で理由付けをして論じたが、どちらが当選しようが落選しようが個人的には知ったことではない。しかし私は米国の有権者ではないが、未来の事を考えるとこの先米国がどういう方向に行くのかには注視せざるを得ない。日本のマスメディアは欧米のニューソースを買って垂れ流しているが、米大統領選の当落予測を政界に無知なコメンテーターがいくら考えても無駄なことではある。トランプ大統領が郵便投票の不正を訴訟の対象にするといい、郵便投票を完全に無視して勝利宣言を早々とするのではないかと心配されてはいるが、郵便投票という制度を州政府の判断に任せている状況では、選挙制度に重大な不備があるとしか思えない。国家レベルで公正なものとして、現役の大統領の権限が影響しないような法の管理が必要だ。当日の直接の投票所での投票結果のみがすべてだという考えは現役の大統領の品性と常識・良識を疑わざるを得ない。最終集計結果が重視されなければ、民主主義の世界は存在価値がなくなり、合衆国を存続させる意味がなくなる。たとえば、第一のケースでは、トランプ大統領が道半ばの開票集計で自分に有利な状況を察し、勝利宣言をしたとする。その後時間を追うごとにジョー・バイデン氏が票を伸ばし、勝利した場合でも、トランプ大統領は郵便投票の不正訴訟を起こし最高裁まで持って行き、強制的に大統領の当選を成立させる。もし、そういうことが可能なら、二人の大統領が存在することになり、USAの分断化に拍車が掛かることは必須だ。第二次南北戦争の勃発だ。北軍ジョー・バイデン将軍、南軍がトランプ将軍。どちらに有権者が付くかといえばいわなくても分かると思う。戦いにおいては公正な最終結果で選ばれたジョー・バイデン氏が、米軍の指揮を取り、ホワイトハウスに居座るトランプ氏を排除するだろうし、一般人になったトランプ氏はロシア疑惑・脱税・不正情報隠蔽などの嫌疑がかかり、逮捕・訴追・亡命の選択に迫られることになる。第二のケース、トランプ氏が奇跡的に逆転し再選を果たしたとする。民主党が下院と上院の過半数を取った場合はどうなるだろう。おそらく、トランプ大統領は弾劾裁判にかけられる。第三のケース、これは可能性が一番あるものだが、ジョー・バイデン氏が郵便投票結果を待たなくても、接戦州を制し、圧勝し、上院・下院も民主党過半数を占める。このことを、「トリプルブルー」と言うらしい。2016年では、「隠れトランプ票」が勝敗を分けた。2020年も同じ事が起こりうると共和党支持者は訴えるが、今回はその逆で、「隠れバイデン票(反トランプ票)」が大統領選のキャスティング・ボートを握っている。