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1587<道満丸景虎と小姓の戯言>(天正戦国小姓の令和見聞録)HB

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

<戦国小姓の令和見聞録0014>

<戦国小姓の令和見聞録0014>

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春日山城、鳴海幕

尾屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 三月三十日

 令和五年では日の本は亜米利加文化の隷属に甘んじているようにお見受けいたす。病を治すための手形として令和幕府は、舞衣難婆カードが保険証代わりに使えと領民に押しつけいるようじゃが、努々お気をつけてくだることを申しつけておく。それには多くの懸念が残されている故、少しここで記してみようと思うので許されよ。令和時代の事はよく分からぬが、伴天連の企業に舞衣難婆カードのデータを全て一括管理されるというのは誠か。それが本当なら由々しき事であると尾屋形様も申しておる。例えば舞衣難婆カード個人の判断に任せるというが、体が不自由な領民は数多くいる。カードを作るのにお代官のところに出向くのは到底無理でござろうし、やむを得ず舞衣難婆カードをもてぬ領民や、持ちたくない領民もいるじゃろうて。子供庁やデジタル庁を新しく作るらしいが、余りにも遅すぎる。三十年は出遅れておるぞ。令和の日の本では未だに国産の基本オーエスがないそうではないか。あのトロンオーエスはどこへいったのじゃ。亜米利加の横やりがはいったとはいえ、あの頃にはすでにデジタル庁はなければいけなかったはずじゃ。戦国の日の本では、世界の兵器の六割を持っていたことを忘れたのではあるまいな。貴人達はザビエルやフロイスが布教を隠れ蓑にして日の本を内偵して、伴天連に逐一報告しておった事をよもや忘れたのではあるまいな。時代の最先端を突っ走らなければ日の本の未来は期待できそうにもござらぬて。

 

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