<天正戦国小姓の令和見聞録0124>
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お屋形様:上杉道満丸景虎
見聞録検め:小姓
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◆天正四百五十一年 十月二十三日
「銀座のマネキン嬢安土城に行く」
拙者は銀座のマネキン嬢たちも安土城に行きたいとの希望もあり連れて行く羽目になる。他の小姓が通りがかりで立ち寄ったのが運の尽きじゃ。そう大した美女でもないのに付き合わされる羽目になっておる。その夜はまた長い夢を見てしまった。
「おっ、こちらはどなた方の面々であるか」
「信長公、長い間ご無礼をいたしておりました。中山と安藤でござる。21世紀からはせ参じました。舟橋殿はお元気で・・・」
「であるか・・・。舟橋殿は城下で飲み歩いておるわ。おぬしらがなかなか来ぬのでな。いや、そりゃ元気でおるぞ」
「ハッピー ニューイヤー、ノブナガ ドノ。オバマデ ゴザル」
「お、黒い白人じゃな。TPPで未来の日本を乗っ取るというのは、ほんとうなのか?もうしてみよ・・・」
「ソンナ セッショウナ。ナイショ、ナイショ、ナイショノ ハナシハ、アノネノネ、デゴザル・・・。911 モ フセイン モ ビン・ラディン モ アメリカノ ウソデゴザルヨ。カンニン、カンニン。イスラムコク モ ウラデ アヤツッテ イルンデヨ・・・」
「須脳電、なんとか言ったらどうなんでぇ。今光東にはつつぬけだぁ。てめぇが、バラす前にばらされちゃぁ、商売あがったりじゃぁねぇのかい?」
「バグダディ ハ ハマスノ シュッシン。ダカラ、ペンタゴンハ ミエミエナワケヨ」
「安倍氏が韓国に行ったそうだな。慰安婦の少女像撤去の前提で口約束を取り付けたか。口約束などあてには成りはせぬぞ。戦国では、当たり前の事だわな。衆参W選挙では大勝どころか過半数割れじゃな。」
「信長公にはそれが見えるのでござるか」
「歴史の波紋、と言う分けじゃ、安倍チャンには簡単に天下布武など出来はせぬ」
「未来のマスコミは安倍チャンに○○タマ握られてマスからなぁ。しゃぁないでですわ」
「安藤の言うとおりだな、ここは俺たちだけの秘密に・・・」
「あたいたちには、秘密にできないわよ・・・」
「サトミにカオル、サトミ、ユキちゃんじゃないか・・・」
「どうしてここに」
「舟橋さん、中さん達が連れてきてくれたの・・・」
「安藤、中山、待ちくたびれたよ。21世紀の東京はどうだ。波紋はあったか?」
「まだわかりません。バックツゥー フューチャー2みたいにはなってないです」
「そのうち、何かあるかもな・・・」
「それはそうと、泊林研二郎氏がこちらにいるとか・・・」
「信長公の手伝いをしている。五輪のトラウマが消えないそうだ。ボク、パクッテマセン、と一点張りなんだよ・・・」
「ザハさんも大変だわね。勝手に中止されて、このまま黙って引き下がるのかしらん。あたいの感だと新国立は完成しないんじゃない?だって、決定した根拠は曖昧だし、著作権の侵害もあり得るわ」
「クロ、そこの人形姫達に何か馳走せよ」
「黒人が蘭丸と一緒に信長公に使えているよ。聞いてはいたが、本当だったとはな・・」
「ついでに人形姫達をワシの側室にさせよ。こんなカワユイ姫は見たことが無い。生まれる子はさぞかしカワユウであろうな・・・」
「てヤンデェ、将軍、マネキンに子供が出来るわけがねぇだろう」
「クロ、この坊主の首をハネよ」
「ワタシニハ デキマセン」
「どうしてなのじゃ、ワシはこの国の大王なるぞ」
「アイエスに頼んでみます・・・」
「21世紀に行くのは許せん。そこまでしなくともよいわ。しょうがない、許す・・・。しかし、21世紀の地球は棲みにくいようじゃのぅ。であるから徳川殿、鎖国はもってのほかじゃ。江戸に幕府を作るのは辞めて、蝦夷地にせよ。そうすれば、日本国は安土と函館という二つの政府が出来る。明治維新も日中戦争も太平洋戦争も原爆も日韓併合もなくなる。未来永劫平和な世界とニッポンが出来る・・・」
戦国の世でも現代でも平和を考えることは同じと言うことか。。。
この日我らは信長公の奥の深さに酔いしれていた。。。。
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