THE NEW HISTORY EYES
Presented by hirotsugu nishina
Vol.0054…『西暦2022年の潮流の推測と予測』
2022年は一体どういう年になるのだろうか?大方の予想をすることは可能だが、かなり自虐的なものになるので、ここで示すのには抵抗感があるが、個人的にも予測はしてみたいので後述したい。オミクロン新型コロナ変異株の猛威が止まらない。新型コロナの世界の感染者数は300,000,000人に迫っている。2022年1月の半ば頃には到達するだろう。世界の人口は7,000,000,000人ほどだから、23人に1人は感染している計算になる。予防のワクチンは三回打っても四回、五回打っても、変異株が人類を嘲るように増えてく光景はこれからも続くと見ている。治験効果は製薬会社のアナウンスに頼らざるを得ない状況では、感染におののく人類は予防に効くとか効かないとかいう余裕は全くないので彼らに従うしかない。特に、日本ではワクチンや特効薬の開発には政府は投資してこなかったのが響き、自国ではなにもできない。他国任せの政策から抜け出す決意も方策もないのには甚だ残念に思う。専門家達のアナウンスでは致死率・重症化率はデルタ株より少ないらしいが、感染力は数倍以上あるそうだ。フランスでは46カ所の突然変異を持つ新たな変異株が出たそうだが、新型ウイルスには人類の思考を先回りして、より強い生命力をつけているようにしか見えない。オミクロン株より強力な変異株にならないか不安になる。中国での武漢ウイルス研究所に多額の投資をしていた米国にも私の心中では不信感が広がっている。はっきり言って米中合作の可能性も排除できないからだ。憶測だけでものを言うのは危険な事は分かってはいるが、推理と推測と合わせれば真実にたどり着く可能性はゼロではなくなる。だから、「THE NEW HISTORY EYES」では徹底的に歴史の証言を残すという意味で真実は絶対追及するべきだと思っている。日本では昭和天皇がマッカーサーとの11回にも及ぶ会見で、GHQ策定(ホイットニー氏が絡んだ)の日本国憲法で天皇家の保全と国体を保証する見返りに、敗戦国の宿命として未来永劫日本国内に米軍の駐留を認めしまった経緯がある。ドイツではヒトラーの独裁的専制政治体制という国体を解体し、一時期東西に別れたが健全な民主国家を維持するまでになり、メルケル政権下でベルサイユ条約に基づく賠償金を92年かけて完済した。日本では天皇制という国体は形を変えたが、皇室の役割は日本国憲法のなかで生きている。日本が民主主義という体制を健全な形に出来なかった起因ともなっている。日本では伝統的な皇室制度は必要だと思うが、まずは主権在民での国体を最優先するべきだった。しかし、今さら、日米安全保障条約・日米地位協定・日米原子力協定という三点セットからの影響が大きいからと言ってここで批判しても何も始まらない。太平洋戦争は戦う前から勝負は決していたのに、当時の日本の最高司令官(昭和天皇)は米国との開戦を決断してしまったそのツケは、戦後の耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍んできた日本の国民の未来にも大きな禍根を残している。日本国内での米軍関係の基地を含む施設は130箇所(治外法権で日本の領土ではない)もある。オミクロン株の水際対策は、米軍関係からの派生が多いからといって日本側は防ぐ手立ては何もない。プレトンウッズ体制に基づく世界秩序は今後100年は揺らぎそうもない。日本にまともな議会制民主主義を期待するのは酷かもしれない。選挙権があるのに投票を行使しないことでも立派なルール違反だと思うし、議員報酬制度の抜本的見直しや選挙制度の見直しは、日本国憲法が未来永劫変えられない今、戦勝国から自治権だけが与えられているニッポンの最低限の務めだと思う。2022年の主な私観的予測を示してみたい。