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加地鳴海の天正戦国小姓の令和見聞録(hatena version)

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

「戦前と戦後の日本の天皇制、擁護された国体」

 

天正戦国小姓の令和見聞録0167>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十二月五日

 

「戦前と戦後の日本の天皇制、擁護された国体」

 

 令和の政権与党の派閥に属する国会議員達がこぞってパーティ券での裏金作りの慣習が長い間続いておると軒猿たちが報告してきた。最近五年間だけでも一億円を超えるキックバックという裏金で潤っておるという噂じゃ。戦前では参政権は二十五歳以上の男子の一部にしかなかった。婦人には参政権はなく形だけの政であった。この当時国会議員に立候補しようとしても今にして一億ほどの供託金を納めねばならなかった。今では300万円といわれておるが、国家議員の上級国民意識と特権階級意識は戦後益々根付いておるゆえ、パーティ券でのキックバックがあっても素知らぬ顔をしておる。逮捕などあり得ぬと思っておるのじゃろう。議員の報酬制度は完全に法律で見直す事も必要じゃ。そうでも致さねば、貧しい領民からすればこれは切腹などではおさまらず、市中引き回しのうえ獄門磔つけか無人島への島流しでもせねば怒りは収まるまい。中国の王朝では関係する臣下は九族皆殺しという沙汰もござる。令和幕府ではどのような裁きをするのか見ものでござるが、2022年に国体を守ろうとする側(何者かは知らぬが)から、狙撃された元首相がおったが、その原因は職権乱用と神聖な三権分立の砦を悪党の住処としたことだと軒猿は申しておる。お屋形様はその何者かを毘沙門天様から知らされおるそうじゃが、拙者には語ることはなさそうじゃ。戦国の世でも令和の世でも知っておっても口を絶対割ってはならぬ見えない掟という物があるようじゃ。拙者には到底知る由もない。あるのは憶測と推理と想像だけじゃ。

 戦争に負けても戦前の帝が形を変えての天皇制の維持と国体をマッカーサー殿から確約をとるため、十回以上もの極秘会見を行っておる。帝は専制君主という国体を率先して築き上げ、ヒトラー殿とムッソリーニ殿と肩を並べるに至ったと言われておる。当時のTIME誌にも時の人として見出しの写真で掲載されておる。ブッシュ殿が悪の枢軸という比喩をよく使っておった。ナポレオンを崇拝していた帝は真珠湾では率先して開戦派を説得し日米開戦という決断をされた。皇居の地下では開戦から地図を片手に日中日夜、戦地へ指示をだし逐一戦果を報告させておったようじゃ。主戦の空母艦隊の殲滅に失敗しても、真珠湾攻撃は大戦果と国内では大本営で情報操作をされ、その後ミッドウェー開戦で多くの空母を失い、山本五十六殿が亡くなってからは、戦況が益々悪くなり、戦勝後の日本のイメージを敗戦状況の悲惨さも忘れて、原爆が落ちてもなお戦おうとしておったのでござる。山本五十六殿がご存命中に早期講和をしていたのなら令和の時代も変わっておったかもしれぬ。マッカーサーの腹心で日本国憲法の草案に関わったホイットニーの文書が機密解除になっておった。

 帝はマッカーサーとの幾多の会談で皇室と国体の擁護を嘆願し、其の見返りとして今の戦後風景の原形にもなったのでござろう。敗戦後のご自分の皇位の証である三種の神器(やたのかがみ・くさなぎのつるぎ・やさかにのまがたま)の有無の確認を気にしておったという。それほど帝は皇室と国体の擁護を執拗にGHQに働きかけたという見立てもできぬではない。領民よりもマイセルフオンリーだったと言えるわけじゃ。連合国側がポツダム宣言を発しても大本営は沈黙を通し、その間に証拠隠滅策をとったのじゃろうか。そして全国への無差別攻撃・広島、長崎への原爆投下へとなるが、帝はそれでも聖断を下されなかった。その代償は領民達が負うこととなる。忍びがたきを忍び、耐えがたきを耐えろと言われても無理であろう。

日本国憲法の第一条から第八条を覗いてみると、天皇は摂政と言う形をとり国事行為のみとされ象徴という曖昧な言い回しになっておる。早い話が戦前の天皇制が形を変えたものになったに過ぎぬ。海軍派の帝が陸軍に敗戦の責任をとらせても誰も文句を言うものなどはおらなかったのでござる。東条殿は御前会議等には入れてはもらえぬ立場でござったので、開戦の判断は臣下ではとうてい出来はせぬ。拙者がお屋形様を差し置いて兵を動かすようなものでござる。令和の政の不祥事は政に戦後の国体の不安定さが原因でござる。帝は日の本への亜米利加軍の永久的な占領形態の存続と隷属化を許す代わりに、制空権を献上したのでござろう。GHQが亡くなっても日米地位協定を後ろ盾に日米合同委員会という月に二度の報告会を政治の範疇を超えて行っておるのは周知の事実でござる。オスプレイが何処かに落ちようと軍属が事件を起こそうと、治外法権で日の本の領民は指をくわえて見ているしか無いのでござる。戦争に負けるというのはこういう事なのでござる。亜米利加への隷属化は今後100年は続くのでござろう。拙者には何も出来ぬ。戦国の世で德川殿に幕府を開かせぬとお屋形様は仰せでござる。

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