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1587<道満丸景虎と小姓の戯言>(天正戦国小姓の令和見聞録)HB

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

「西暦1587年、2039年、2099年の真実」

<道満丸景虎と小姓の戯言0202>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言の検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 二月二十一日

「西暦1587年、2039年、2099年の真実」

 此方の父上が鮫ヶ尾城主の裏切りに合い、伯父の手に落ちたのは確か1579年の春でござった。祖父が突然亡くなり養子同士で跡目争いの中此方の弟と母・二人の幼い姫達も父の後を追った。勝頼殿の仲立ちもあり、伯父上と父上との争いでの和議を結びに春日山城へ憲政殿と此方(身代わりの弟)は向かったが、突然伯父上方の刺客に殺害されもうした。誠にもって無念でござる。その時をもって跡目争いは決着したと思われたが、国内の諸将は新しい国主の振る舞いに合点が行かず、10年にも及ぶ反抗の嵐が止むことはなかったのじゃ。令和の歴史書では辻褄の合うことしか記してはおらぬ。跡目争いの真相は歴史小説が半ば近いものと思って良いが、真実にはほど遠いものがござる。架空でも良いから時代小説で思い切り想像力を働かせて初めて事の真相に近づけることもあろう。此方は祖父からの書状を手にしておる。早く申せば遺言状でござる。伯父上はこの書状を奪還するため執拗に阿賀北の地に攻め立てた。姻戚にあたる重家殿の支援で此方の元服まではなんとか10年間は凌いでおった。祖父の妹である大叔母は阿賀北の地にある加地城の城主の正室でござった。其の子秀綱殿は伯父とは従兄弟にござるが、犬猿の仲でござった。伯父上が秀吉殿に臣従し越後の金銀を全て上納しようとしておったのを、反乱軍で食い止め、春日山城を奪還した後、新たな幕府を開いた。この10年の経緯を小姓の仁科がしたためておる。歴史には絶対はない。其の時代の歯車が少しでも狂えば歴史に波紋を作り、新たな歴史が始まるという事じゃ。1587年はそういう年でござった。

 2039年は亡きJFKの事件の真相が全て公開されるとしておる。2099年はどういう年になるか存じておるか。他ならぬ、新型コロナワクチンの製薬会社の2021年から2023年までの治験や副反応の全データが公開される日でござる。七十五年後mRNAのワクチンが如何に危険で害があったかどうか白日の下に露呈されてもどうにもならぬ。昨日今日この世に生まれたにしてもその日までに人生を全うできるかどうかは分からぬ。つまり、其の時代を上手く切り抜ければ事の真相は暴かれないことになるのじゃ。日の本の令和幕府のレームダックは歴史の中で埋没しうるほどのものでしかござらぬ。

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