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1587<道満丸景虎と小姓の戯言>(天正戦国小姓の令和見聞録)HB

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

「2025年七月、迫り来る直径1km超の小惑星」

<道満丸景虎と小姓の戯言0203>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言の検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 二月二十六日

 

「2025年七月、迫り来る直径1km超の小惑星

 

 NASADART(ダブル・アステロイド・リダイレクト・テスト)ミッションと欧州のHERAミッションは併行して実験が行われておる。地球に衝突する小惑星が発見された場合、その軌道を変えて衝突を避けるための実験でござるが、いま真に6600万年前の直径十五キロほどの小惑星が地球に衝突して、何億年も続いた恐竜の時代を壊滅させた時と同じ風景を其方達は見ることになるのであろうか。軒猿らから知り得た話によれば、二千二十五年の七月に直径1.7キロメートル度々の隕石が地球に衝突(フィリピン沖)の噂があると申しておる。日本や亜米利加の海岸には五十から百メートルほどの津波がくるそうじゃ。日の本の七割で甚大な被害が予想されるが打つ手がない今では仕方がない。地球の領民は指を加えて天命を待つしかなかろう。人類の有史以来繰り広げられてきた異種族や異文明の殺戮の数々は、令和の時代になっても収まる気配は全くと言っていいほど皆無でござる。このままならば、人類の文明も恐竜の文明も同じ破滅の道を辿ることになるやも知れぬ。複数の国が連携してプラネタリー・ディスタンス・ミッションを行っている背景には、いつ何時地球に襲いかかる小惑星(隕石)の衝突があるか分からないからであろうが、実のところNASAでは来たるべき小惑星の存在を確認済みだという疑念がござる。二千二十五年の七月に何らかの災いが襲うという予言は当たるのであろうか。霊視や占いの次元では心許ないが、状況を踏まえた予測や推測・憶測はわずかではあるが信憑性は高まるやも知れぬ。地球の領民達のパニックの連鎖や暴動のドミノ現象が起こらないとも限らぬので、NASAは敢えて公表していないのかどうかは拙者にはわからぬ。自分だけは助かりたいと願っても一人だけ生き残ったとしても意味が無かろう。自分ファーストや自国ファーストなどの利己的な発想では歴史的な難局には適していけるはずがないからでござる。お屋形や拙者はタイムトラベラー的な立ち位置ではあるが、未来の出来事については確証できないのでござれば赦されよ。年間の地球各国の防衛費の総額が三百三十兆円にのぼると言われておるが、地球の防衛費という観点でみれば、いま力を結集しなければ、小惑星との衝突は回避出来るはずはなかろう。イスラエルハマス露西亜ウクライナの仲違いなどしている場合ではないのでござる。問題解決には各国トップリーダーの資質の如何にかかっておる。自国優先の米国や中国、露西亜はプラネタリー・ディスタンス・ミッション遂行の義務がござる。地球の文明はこれまで幾度となく滅亡を繰り返してきたとも言われる。第四惑星での文明(火星)の滅亡は今の地球文明で起きている核戦略にも関係があるという説もござる。お屋形様はすでに用意周到に覚悟の準備をしていると仰せじゃ。

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