1587<道満丸景虎と小姓の戯言>(天正戦国小姓の令和見聞録)HB

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

「大相撲の品格と心・技・体の心得」

 

<戦国小姓の令和見聞録0113>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十月七日

 

「大相撲の品格と心・技・体の心得」

 

西暦二千二十三年、天正四百五十一年の大相撲九月場所の幕内最高優勝は十一勝四敗というレベルの低いものとなっておった。しかも優勝決定戦で格上の大関が格下の幕内の下位力士と対戦した折、立ち会いで変化技を用いて勝利し見事賞杯を手にしたのでござる。しかしでござる、格上の力士が変化技で優勝したことが思わぬ波紋を投げかけておった。この先押し一手の変化相撲に光明を見いだそうとする心根では横綱になるのは難しかろう。御館の乱では我がお屋形様の父君を死に追いやった景勝殿の名をかたる不届き者と拙者の偏見もあるが、悲しいことに心情に身を任せるその性癖は今もってなおってはござらぬ。許されよ。それはともかく、相撲取りには心技体と品格の器量を備えることが求められるのはご存じであろう。八百長や女郎との戯れで番付を下げられたり、廃業にさせられた力士は多い。大相撲の番付は相撲が強いのは当然ながら、礼儀作法や人としての品性も持ち合わせていることが必要なのじゃ。勝つためには手段を選ばないのを信条とするのは、いつかは自滅の道を進むのも致し方なかろうて。幕内優勝は三度以上(四度未満)負けては価値がない。幕内最高優勝の基準を決めることも必要じゃ。優勝該当者なしでも良いではないか。芥川・直木勝にも該当者ナシの時もある。さすれば、大相撲に希少価値を生み出すことが出来るというものじゃ。

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