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1587<道満丸景虎と小姓の戯言>(天正戦国小姓の令和見聞録)HB

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

大谷翔平殿のFAと未来

天正戦国小姓の令和見聞録0137>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十一月四日

 

大谷翔平殿のFAと未来」

 

 ナショナル・リーグのアクーニャ選手が年間四十本と七十盗塁が評価されメジャー選手会年間MVPを獲得されたようじゃ。メジャーではいくら活躍しても話題性だけでは相対的に評価はされぬ風潮がござる。シーズンでフル出場もしくはそれに近い状況で数字を残すことが必須と大谷殿も思ったに違いござらぬ。FAでエンゼルス球団に留まるか、他球団へ長期大型高額契約ともっぱらの噂でネットでは騒いでおるようじゃが、冷静に捉えて見る必要がありそうじゃな。拙者が他の球団のオーナーだったら、故障の再発や他の部位への負担からくる疲労でのスランプも予測され、併せて二刀流の賞味期限も近いということ、そして何よりもMLBルール改正でDH打者としての扱いで他の選手とのポジション争いが熾烈になり、打者としての好成績を上がられるかという危惧もござる。右肘が2025年に早期回復したとしても、いつ再発するかが分からないハイブリッド手術であったことから(拙者は回復の時間はかかるが確かなトミー・ジョン手術のほうが良かったと存ずるが)、雇用する球団の負担も増えることでござろう。MLBのダブルフック制が敷かれたらDHばかりでの出場では規定打席が足りなくなることが予測されることから、大谷殿は野手としてスタメンに入ることもあるじゃろう。そのほかでは、指名走者や自動審判導入とかねてからのMLBルール改正がどんどんされていくのは目に見えておる。NBA・アメフト・アイスホッケーに水をあけられた野球武芸は、一選手のためにあるのではなくファンやチームやMLBの母体の存続にある。大谷殿の一時の活躍で終わるものではないのでござる。彼にとって一番良い形は、面倒見の良い(?)エンゼルスに骨を埋めるというのも一つの選択肢であるとお屋形様も仰せでござる。手術後完全に二刀流で回復するまでFAでの評価を希望する大谷殿は、エンゼルス球団に短期契約で再契約の可能性は大であると軒猿たちも言っておる。

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