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1587<道満丸景虎と小姓の戯言>(天正戦国小姓の令和見聞録)HB

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

「ネタニヤフ政権の大量虐殺と二つのユダヤ」

天正戦国小姓の令和見聞録0139>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十一年 十一月七日

 

「ネタニヤフ政権の大量虐殺と二つのユダヤ

 

 ハマスイスラエルへの攻撃から一ヶ月が経過しておるが、亜米利加国内ではJVP(平和のためのユダヤ人の声)ユダヤ人の団体が、イスラエルのガザへの攻撃に反対する抗議集会があったと聞いておる。イスラエルユダヤがあたかも一体化したような錯覚を世界の領民はしておるようじゃが、ユダヤがシオン(エルサレム)への帰還を目指すナショナリズム運動(イスラエルシオニズム)からの解放を彼らは唱えておる。世界各地に拠点を置く反シオニズムイスラエルに地を置くシオニズムユダヤ人がおるということを忘れてはならぬ。パレスチナ人とユダヤ人との共存構築は可能であるということじゃ。TVのニュースばかりみておったのでは埒があかぬ。

シオニズムの生え抜きであるネタニヤフ政権・イスラエル軍パレスチナへのガザ地区へのジェノサイドが一向に止む気配はないようでござる。戦前のナチ政権のユダヤ六百万人虐殺は誰もが存じておるようじゃが、当時の欧州でのユダヤ人の総数が六百五十万人と申されておるので、ほぼユダヤの民は亡くなっておる計算になるが、戦後のユダヤ人の人口はぼ同じか少し減っておると軒猿から聞き及んでおる。ものは言い様でいくらでも触れ回ることが出来るが、歴史に詳しい学者はユダヤ人権団体への配慮からプロパガンダへの非難はいまもって口をつぐんでおる。戦後パレスチナの地においてユダヤの民とパレスチナの民は共同統括で話し合いの上生活を共にすべしと国連でも提唱したはずではござったが、ユダヤ人サイドが勝手に戦を仕掛けパレスチナの地にイスラエルを建国してしまった。それが中東戦争のきっかけとなっておるようじゃ。現在でも亜米利加がイスラエルを全面的に支援し、多くの軋轢を作っておる。ナチ政権が六十万(六百万人はあり得ない)にものぼるユダヤ人を虐殺したもようであるが、ネタ政権も同じようなことをしておる。2000年もの間暮らしてきたパレスチナ人の地に一夜でイスラエル国が(アラブ国の大半では国家として承認されていない。国連加盟は米英の戦略か)出来たものだから、争いがおこるのは当然のことでござろう。人道的見地からでの停戦はどう見ても無理であろう。やはり全面的な双方の和解による停戦で無ければ意味が無い。このままいけば、イスラエルパレスチナも相打ちとなり消滅もあり得る。イスラムの同胞がこのままイスラエルの行動を傍観するはずがないからじゃ。手打ちをするリーダーもおらぬ、犠牲を払ってまでこの紛争を終わらせようとするリーダーも国家もおらぬのでは、もはや地球の文明に未来はなかろう。イスラエルパレスチナの人権団体をテロ組織というのは合点がいかぬ。そなた達は、もはや、せっかく築き上げた文明の消滅も覚悟するべきでござる。

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