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1587<道満丸景虎と小姓の戯言>(天正戦国小姓の令和見聞録)HB

人類の歴史を戦国の小姓の視点で深く追究していきます。

「西暦1587年、2039年、2099年の真実」

<道満丸景虎と小姓の戯言0202>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言の検め:小姓 仁科源太

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天正四百五十二年 二月二十一日

「西暦1587年、2039年、2099年の真実」

 此方の父上が鮫ヶ尾城主の裏切りに合い、伯父の手に落ちたのは確か1579年の春でござった。祖父が突然亡くなり養子同士で跡目争いの中此方の弟と母・二人の幼い姫達も父の後を追った。勝頼殿の仲立ちもあり、伯父上と父上との争いでの和議を結びに春日山城へ憲政殿と此方(身代わりの弟)は向かったが、突然伯父上方の刺客に殺害されもうした。誠にもって無念でござる。その時をもって跡目争いは決着したと思われたが、国内の諸将は新しい国主の振る舞いに合点が行かず、10年にも及ぶ反抗の嵐が止むことはなかったのじゃ。令和の歴史書では辻褄の合うことしか記してはおらぬ。跡目争いの真相は歴史小説が半ば近いものと思って良いが、真実にはほど遠いものがござる。架空でも良いから時代小説で思い切り想像力を働かせて初めて事の真相に近づけることもあろう。此方は祖父からの書状を手にしておる。早く申せば遺言状でござる。伯父上はこの書状を奪還するため執拗に阿賀北の地に攻め立てた。姻戚にあたる重家殿の支援で此方の元服まではなんとか10年間は凌いでおった。祖父の妹である大叔母は阿賀北の地にある加地城の城主の正室でござった。其の子秀綱殿は伯父とは従兄弟にござるが、犬猿の仲でござった。伯父上が秀吉殿に臣従し越後の金銀を全て上納しようとしておったのを、反乱軍で食い止め、春日山城を奪還した後、新たな幕府を開いた。この10年の経緯を小姓の仁科がしたためておる。歴史には絶対はない。其の時代の歯車が少しでも狂えば歴史に波紋を作り、新たな歴史が始まるという事じゃ。1587年はそういう年でござった。

 2039年は亡きJFKの事件の真相が全て公開されるとしておる。2099年はどういう年になるか存じておるか。他ならぬ、新型コロナワクチンの製薬会社の2021年から2023年までの治験や副反応の全データが公開される日でござる。七十五年後mRNAのワクチンが如何に危険で害があったかどうか白日の下に露呈されてもどうにもならぬ。昨日今日この世に生まれたにしてもその日までに人生を全うできるかどうかは分からぬ。つまり、其の時代を上手く切り抜ければ事の真相は暴かれないことになるのじゃ。日の本の令和幕府のレームダックは歴史の中で埋没しうるほどのものでしかござらぬ。

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「隗より始めよ」

<道満丸景虎と小姓の戯言0201>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録及び戯言の検め:小姓

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天正四百五十二年 二月十九日

「隗より始めよ」

 天正十五年(1587年)に春日山城に幕府(鳴海幕府)を開いた上杉道満丸景虎様の戯言をお披露目致し申す。天正元年(1573年)から数えて452年目にあたる令和六年でござるが、「道満丸景虎と小姓の戯言0201」は拙者の「天正戦国小姓の令和見聞録0200」からの引き継ぎでござれば、お屋形様は其方らの応援を心待ちにしておる。道満丸様が直々に筆を執り、拙者と共に戦国の世から見た現代を真っさらな眼で見聞していくので、納得出来ぬ時でも我慢して拝見いたせば、其方らは自ずと人生での好機と希望が持てるようになるはずでござる。以下はお屋形様からの戯言でござる。

■お屋形様からの戯言

「隗より始めよ」は国を動かすための基本でござる。現実では難しいことでもあるようじゃ。折しも如月の十六日から弥生月の十五日まで領民の確定申告が義務づけられてはおるが、令和幕府の役人達が裏金をせしめても手放そうとはせぬ。その者達が開き直って年貢を納めぬにしても奉行所では解決できぬそうじゃが、誠に困ったものじゃ。令和幕府では諸法度で罰する規則もござらぬ。一人あたりおよそ100,000,000円もの金子をつかいながら、それでもまだ足りぬとは開いた口も塞がらぬ。後漢の後期で「泣いて馬謖を斬る諸葛亮孔明のような軍師も令和の日の本にはおりはせぬ。役人達が年貢を納めぬのなら、領民達も納めなくてよい事になる。役人達を政から引きずりおろして罰しなければ領民達は納得せぬであろう。それが公正というものでござる。

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「天正四百五十二年地球に棲息する領民たちへの戯言」

天正戦国小姓の令和見聞録0200>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十二年 弐月十五日

 

天正四百五十二年地球に棲息する領民たちへの戯言」

 お屋形様はこれまで令和時代の惨状をくまなく見参致していたのでござるが、近々中にも天正戦国の世に戻られると仰せでござる。拙者はこの時代の見張り役として今しばらくは留まるよう下知をされたので赦されよ。以下お屋形様の聖旨でござる。

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天正四百五十二年地球に棲息する領民たちへの戯言

(・春日山城城主 上杉道満丸景虎・)

 

 令和における其方たちの生き様をしかと見参せることができて嬉しく思った次第でござる。小姓の仁科にはいま暫くの間令和の時代に留め置くのでどんな事でもよい、気軽に話されよ。

 此方が軒猿から聞くところによれば、失われた三十年のツケが至る所で顕著になり、国力の目安ともなる日の本のGDPがどんどん下降し続けておるというではないか。これは一体どういうことでござろうか。以前は亜米利加に次ぐ世界第二位の経済規模でござったが、共産圏の中国に追い抜かれ、独逸にも抜かれ二千二十六年には印度にまで追い抜かれるという事態になっておる。いまさら驚くことはなかろうが。それもこれも、敗戦国の国体が戦前と変わらぬ上、不利な講和を結んでしまったツケが回ってきただけのことじゃ。運悪くナチ政権を体現した独逸の領民は日の本とは逆に戦後の国体を解体することから始まった。二十一世になりメルケル首相の時代に100年越しでヴェルサイユ条約での賠償金を完済したことでもわかるように、敗戦時の国体から解き放たれて領民の主権国家という完全独立の形を得ておる。在独米軍は未だに数万人規模でござる。敗戦国としての爪痕は独逸・伊太利亜とともに日の本は国連でも敵国条項から外されてはおらぬ。遅すぎるかもしれぬが、新たな新国際連合というよりも地球連合という名称に変えねばなるまい。イスラエルユダヤ国家のパレスチナガザ地区へのジェノサイド攻撃が世界の民からの反感と失望をかっておる。由々しきことでではないか。今の国際連合では何も止めることは出来ぬ。亜米利加とイスラエルの暴走が文明破壊の加速度を早めておる。戦前の連合国側で構築された国際連合には何も期待はできぬ。寄せ集めとはそういうものじゃ。ウクライナはいつまでも武力でしか解決出来ないと申しておるが、何故プーチン氏と対話しようとせぬのか合点が行かぬ。武器支援を未来永劫(?)支援する方もそのうち共倒れとなる公算が大きくなるはずじゃ。日の本の鉄鋼企業が亜米利加の大手鉄鋼会社を買収するにあたり、バイデン殿とトランプ殿が大統領選挙の政争の具にしておる。政治的な思惑で買収が反故にされるとかつてのスーパー301号条項で涙を呑んだトロンOSの撤退と酷似する構図になる。不公正貿易国に対する徹底した交渉と制裁に特化したその法律は今でも効力を発揮するらしいではないか。それを守らないと大幅な関税を課され幾多の嫌がらせがあるかもしれぬ。そうまでして買収が出来なくなり相手の都合で違約金を支払わなければならぬのにはどうしても合点が行かぬのでござる。どの程度の魅力ある鉄鋼企業なのかは此方には理解できぬ。一番良いのは米国債を全て売り払うことじゃて。さすれば世界恐慌の引き金となりNYのダウ・ジョーンズ株の平均値は限界値までさがる。そういうトランプ流の恫喝的な交渉術も必要じゃ。戦国の世でもやられっぱなしはNGでござれば。いつの世でも己の足下を見られては戦には勝てぬ。令和の幕府にはそういう覚悟がござらぬ。武士の魂を忘れたのか。

 同盟国でも信用しようとしない亜米利加の本性が露呈されても誰もその軍事力の下では従うしかないのであろうか。それにしても、無理して日の本が亜米利加の鉄鋼会社を買収しなければ生存できないかもしれないという状況も問題ではござるが。

 日の本の令和幕府ではもはやレームダックに陥っておる。何十年も裏金ルートを利用しておきながら、領民には確定申告やインボイス制度なる悪法を押しつけ為政者どもは権力を謳歌し乱用しておる。大企業には多額の消費税の還付金を与え、消費税が上がれば上がるほど還付金が増えるという、領民からはステルス還付金と言われておる。消費税などなくして特別会計と一般会計を合算して公表し、ガラス張りの政を行うべきでござる。日本国憲法は戦後の新たな国体の礎となるはずではあった。確かに象徴天皇というお立場ではござるが,国事行為を議会に委任している形をとっていると言うことは戦前のある意味での天皇制を保持していることになる。憲法の条文を見れば分かることじゃ。国事行為が形式的・儀式的に国会に委任するということは国政にも間接的に関わるということでもある。早く言えば、戦前の国体の体制が形だけ変わったということじゃ。マッカーサーの補佐役のホイットニー殿が日本国憲法の草案に深く関わり、戦後まもない時期に昭和天皇の所信を記した機密文書が解除されたのは記憶に新しい。憲法の条文を其方らは日頃から読んでおいたほうが良い。矛盾点が確かに多く存在しておることは確かでござる。日の本の再興の解決策はいくらでもござる。

 歴史というのは史実が全て正しいと思うてはならぬ。後世に残すとなれば末代まで事が及ぶので、全ての歴史の書状にはなんらかの思惑が内在しないとも限らぬ。此方とて憲政殿に連れられて春日山城への和議の道すがら殺害されたと、歴史書ではそう記されておるが真実は闇の中でござる。此方は政のことしか頭に入らぬが、世の動き全般にも眼を通さねばならぬ。お屋形というのは真に孤独な身でござる。さすれば、この毘沙門天の化身なれど、貴人や其方との戯言で均衡をとらねばならぬので、今後ともよろしくお願い申しあげる。

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「赤丸急上昇~2024巴里五輪・2025世界陸上女子のニューヒロイン」

天正戦国小姓の令和見聞録0199>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十二年 弐月十三日

 

「赤丸急上昇~2024巴里五輪・2025世界陸上女子のニューヒロイン」

 

 早いもので昨年の弥生の月から始めた令和見聞録の書状が二百を数えるのにあと一つになってござる。天正の十五年にお屋形様と令和の時代に迷い込んで以来一時は塞ぎ込んでおったが、そなた達のご訪問で何とかこれまで持ちこたえたのでござる。ここで厚く御礼申し上げる。

 拙者が思うに、この数十年世界の政や紛争・震災などで時代の空気や人の気持ちが苛まれてきておるが、どうにかならぬものか。日の本のそなた達や世界の領民が不憫でならぬのでござる。どうすれば皆仲良く暮らせぬものかと我らお屋形様はじめ三十万の春日山城の兵士と共に令和の時代に寄り添うておる。伴天連の向こうではナチ政権に虐げられた民がパレスチナの同志にジェノサイドを同害報復の行為を繰り返しておるというではござらぬか。これではユダヤ人権団体の面目がなくなり、パレスチナ人権団体の側のへの擁護が増すのは理にかなってござる。

 ウクライナ露西亜との兄弟喧嘩では亜米利加の策略によるマイダン革命以降日を追うごとに熾烈になっておる。亜米利加の二千二十四年の大統領選挙は高齢者の一騎打ちに愛想を尽かした領民の有権者たちは、第三の候補RFKが大統領になるのを切望しておる。亜米利加の大手メディアでは第三の候補の報道を何故控えておるのでござろうか。言論の自由もなくなってしまっては本来のUSAの立ち位置は共産圏と同じと言えるのではござらぬか。

 世知辛い世間をしばらく忘れるのには、エンターテイメントも悪くはないが、やはりリアルで人間同士が生身でぶつかり合うスポーツ競技に酔いしれるのが一番でござろう。気分を転換するのにも効果がござるし、リセットして明日への英気と希望を抱くのにも良い薬となるはずじゃ。

 拙者は幼少の頃から元服を致すまで陸上のやり投げと百から四百メートルの短距離走(リレーをふくむ)にこうじておったことがござる。陸上競技場は全ての競技の聖地でもあり心の泉でなければならぬ。レガシーな建築デザインで競技場を建て替えるはずが、便器の様な陳腐な形態になってしもうた。ZAHA女史の考案したデザインでなければ2020東京五輪の聖地は浮かばれぬと当時は思っておったが、見事利権と汚職の犠牲になって白紙撤回された教訓は忘れてはならぬ。

 2020東京五輪は見送られ2021年に延期開催されたが、折しもコロナ禍での状況でござったのでアウェイの外国人選手には相当不利な環境にあったことは事実でござる。ホームの利点を巧みに利用して得られたメダルラッシュは公平に見れば正式なメダルの数として数えるのは正当とはいえぬと申しておく。スポーツはフェアでなければ意味が無い。状況や環境も参加者全てが同じ条件下であらねばならぬ。今思えば2020東京五輪は参考五輪といえたのかも知れぬ。五輪誘致合戦での汚職や利権の露呈が福島原発処理水のひた隠しを生み、2023年では汚染処理水を放出せざるを得ない状況をみれば、2020東京五輪は日本で開催する資格はなかったものと断言しても良い。親日国のトルコ・イスタンブール禅譲しておれば、イスラム世界と西欧諸国・東欧などとの現在の争いも少しは和らげることが可能になっていたのかもしれないのでござる。日の本の政はよく三流とか五流とか揶揄されておるが、拙者の見立てでは亜米利加側から見ればだらしのない敗戦国の政は歓迎されておるのかもしねぬ。なぜなら昭和の帝が皇室の保証の担保に、日の本の地に未来永劫占領軍の制空権と治外法権を認めてしまったからじゃ。そのほうが戦勝国にとっては統治しやすいからでござろう。あと百年日の本は自治権のみ任せられることになるはずじゃ。敗戦の将兵を語らず。戦国の世でも戦は負けたら最後なのでござる。負けた城主は一族皆自刃か島流しでござる。令和の世でも同じでござろう。人間の業は今も昔も変わりござらぬ。

 スポーツの話から政のほうに逸れてしまったが、スポーツは平和の時こそフェアに戦えるルールに基づくことで成り立つものじゃ。拙者は個人的に今後の日の本の陸上武芸女子の台頭を臨んでおる。2024年の夏には巴里で五輪、2028年にロスアンゼルスで五輪、2025年は東京で世界陸上がござる。

 拙者は余り令和の時代に長く居れそうにないので、今赤丸急上昇の陸上武芸女子に期待したいのでござる。初のハーフマラソンで見事優勝した樺沢和佳奈殿は全身バネを活かした美しいストライド走法で、トラックレースにもロードレースにも対処出来る能力を持ち合わせておる。ダイナミックで力強いラストスパートは天性のものを持っており田中殿と遜色はあるまい。ゴールが近くなるにつれて加速し続けるのはメダルを獲得するのには必須なことじゃ。日頃相当努力を積んでおるに違いない。幼少のころから「マラソンで世界一になる」ことをモットーに掲げており女性版の大谷スタイルを貫けるか楽しみでもござる。貴女にはエクセレントなルックスとスター性があり大学の学業も修めておる。樺沢殿は同志社大学出の田中殿とは同じ1999年生まれで慶応出の才女でもある。かつて世界陸上でトラック10000mとマラソンの二競技で銅メダルを獲得した千葉真子殿を彷彿させるのでござる。巴里五輪では5000m出場に的を絞っておると聞き及んでおるが、最終目標はマラソンでござろう。昨年からどんどん頭角をあらわして実力もつけてきておる。田中殿とニューヒロイン樺沢和佳奈殿の世界大会でのメダル獲得の瞬間をこの眼でしかと見てみたいものじゃ。

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「巴里五輪男女マラソン選考会レース・ファイナルチャレンジの行方」

天正戦国小姓の令和見聞録0198>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十二年 弐月十一日

 

 「巴里五輪男女マラソン選考会レース・ファイナルチャレンジの行方」

 

 大阪国際女子マラソンのファイナルチャレンジレースで、前田殿が二時間十八分五十九秒で日本人一位の日本新記録を樹立致したが、誠に立派でござった。これで女子の残り一枠を勝ち取るには、この記録を抜きつつ日本人一位という条件が必要になってござる。拙者の期待する細田あい殿はいま亜米利加の高地で練習しておるが、二月の下旬まで調整とのことでござる。昨年の秋のMGCでは雨の中での厳しい条件下で二位とは七秒差の三着になっておったが、三月十日での名古屋ウイメンズマラソンでは自己ベストを更新するという命題を強く認識しておるようで頼もしき限りでござる。ベストを尽くされて想いが成就されることを祈っておる。男子の山下一貴殿はブダペストでの世界陸上力走の疲れが相当残ってのMGC出場でござったので、無念の二ケタ順位に終わった。三月三日の東京マラソンではラストチャンスとなるが、見事最後の一枠を手にすることを強く期待をしておる。懸念されるのは、陸連のコース設定の変更とペースメーカーの乱立で選手への過保護的な扱いでござる。目先の記録を伸ばすのに腐心するのは良いが、選手の試合度胸とか駆け引き、記録との戦いなどは全て選手自身に関わってくるので、参加選手には自発的なレース運びを学ばせるほうが良いとお屋形様は仰せでござる。五輪での男子の金メダルは戦後では一度もござらぬ。女子ではしばらくメダルから遠ざかっておる。最後の十キロの勝負機にどれだけ追い上げるかがメダル獲得にかかっておる。入賞を目標ではいけませぬ。男子では二時間を切り、女子では二時間十一分台が世界最高峰の記録であることを胸に刻みながら駆け抜けることじゃ。

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「二十一世紀最強の弐千弐拾四年米国大統領選無所属候補RFK」

天正戦国小姓の令和見聞録0197>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十二年 弐月十日

 

「二十一世紀最強の弐千弐拾四年米国大統領選無所属候補RFK」

 

 人類の歴史の足跡を記すことが始まって以来およそまだ壱万年ほどしか経っておらぬが、天正の戦国の世はそれから数えればつい最近の事のように覚える。お屋形様は嘆いておいでじゃ。この狭い地球環境では八拾億人もの人間が棲みつき、他の動物の生活圏を脅かしているのも事実で、人間の飽くなき業の仕業で自然環境の破壊は日を追うごとに進んでおる。誠にもって世知辛い時代になったものでござる。弐千弐拾四年の注目の米国大統領選の予備選挙の様子が二人の老人候補の間で鍔迫り合いを致しておるが、民主党B殿か共和党T殿かの二者択一の報道でマスメディアは余りにも前のめりになり過ぎておる。高齢と刑事裁判中での渦中で有権者達の両候補からの票離れが加速しておる。有権者達は四年前の事を思い出して支持の見直しを図ろうとしておる。六拾年程前RFK殿の伯父であるJFKが凶弾に倒れ帰らぬ人となったが、あと二十年は真相が闇の中でござる。B殿やT殿よりも領民の知名度や人気で勝っておる。環境活動家で理にかなった考えの持ち主と聞き及んでおる。弐千弐拾参年の世論調査によれば、B殿37%、T殿38%、十月に民主党を離れたRFK殿21%、未定4%となっておると聞く。2024ではどうでござろうか。勝手な予測ではござるが、十一月の本選では、RFK殿38%、B殿32%、T殿30%となるはずじゃ。おぬしらの予測はどうでござろうか。

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「原作者絶対主義と二次使用者(脚本家・脚色家)の心得」

天正戦国小姓の令和見聞録0195>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十二年 弐月四日

 

「原作者絶対主義と二次使用者(脚本家・脚色家)の心得」

 

 亜米利加のアカデミー賞では作品賞(プロデューサーが受賞)・脚本賞(完全にオリジナル)・脚色賞(原作から起こした脚本)・主演男優・女優賞、助演男優・女優賞などに別れており、衣装デザイン賞や作曲賞など多くの各部門で見てとれるが、原案賞(原作)というのは二九回目ほどまであったようじゃが現在はなさそうでござる。映画の作品が原作を元に脚色したのであれば作品賞の範囲にはなると拙者は思うとる。日の本の場合、クリエイティヴな世界ではエンターテインメントの興行面で大きく遅れをとっている感は否めないのでござる。

 日の本では「セクシー田中さん」というTVドラマの原作者がお亡くなりになるという痛ましい事を報道で目にしたが、決してあってはならぬことじゃ。日の本では脚本家が育ちにくい環境のようではあるが、一つ確認しておきたいことがござる。本来、脚本家は完全にオリジナルの無から有を生み出す作品を手がけなければならぬという職業でござる。しかし原作を元に起こしたものならば脚本家とは呼ばれぬ。脚色家と呼ぶべきでござろう。脚色家は原作者の意図を汲み上げ相互理解をして完成させるのが筋でござる。制作現場では脚色家は原作者とは意思疎通がなかったようでござれば、問題がなかったほうが可笑しくなければならぬであろう。

 原作者は当初から出版社・TV局との契約関係をはっきりとさせておかねば映像化には難題が必ず訪れるはずなのじゃ。原作者はプロデューサーと同じ社会的ステイタスでなければならぬ。脚本家はオリジナルでなければ脚色に力を入れなければならぬはずじゃ。原作者の思いが間に入った脚色や映像側の思惑でねじ曲げられておったので今回の悲劇が起こったものと推測致す。拙者の短編がもし映像化されるときは、脚色家と俳優の選定まで踏み込むことにはなろう。関係者はそこまでして原作者のこだわりが存在していることを努々忘れてはならぬのでござる。

 ミステリーの女王として著名な山村美紗殿は「赤い霊柩車シリーズ」が有名でござるが、愛娘のドラマ出演がが出来なければ原作は書かないというエピソードがあり、原作者の立場が如何に強かったかという時代もあったことは事実でござる。原作が良くなければドラマもヒットしない。近年、日の本のTVのドラマ作品は新作が不調のようでござる。脚本や脚色・映像の世界に入るため、シナリオ教室とか作家の賞を取るためのノウハウを学ぶ教室とかが盛んじゃが、技術ばかり先行していて肝心な作品の純度を深めることを疎んじておる。その証拠にドラマや映画の新作がつまらぬものばかりで面白みがござらぬではないか。焼き増しの再放送ドラマのオンパレードが茶の間の視聴者を興ざめさせることになるのじゃ。各企業が出さなくても良いCMを出稿し番組に対する精査もせぬのでは、日の本のエンターテインメントの海外制覇は夢のまた夢でござろう。拙者の目から見ても、韓流や華流のドラマのほうが面白いしエンターテインメント性で日の本を超えておる。澱虫をはじめとする日の本の広告屋の暗躍も停滞の起因ともなっておる。芥川賞直木賞の作品選定責任者は、エンターテインメントの先の先を見通す能力が必要なのかも知れぬ。半年もすれば忘れ去られる作家の予備軍を大量にばらまくことを良しとしてはならぬのじゃ。作家や原作者は生前だけの功績ではなく没後での普遍の価値を生むことも視野に入れて取り組むべきであると心得る。

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「令和日の本の国会議員裏金の不条理と必ず訪れるマイナンバーの廃止」

天正戦国小姓の令和見聞録0194>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十二年 弐月三日

 

「令和日の本の国会議員裏金の不条理と必ず訪れるマイナンバーの廃止」

 

 日の本の社会身分構成は江戸幕府の時と同じでござる。鳴海幕府では士農工商ではなく農工商士でござった。領民とお屋形の幕府とは一体感があり申した。戦が始まれば領民はこぞって兵士に生まれ変わり越後軍を盛りたててくれたものでござる。幕末では下級武士が上級武士に下克上をしたまでのこと。お屋形様は今でも明治維新などという言葉を認めるのは相容れぬと仰せじゃ。令和幕府で徒党を組んだ重臣たちの多くが金子の裏金をせしめたのにもかかわらず反省の色も見えぬ。おそらく法の網をくぐって年貢も納めぬ腹づもりにござろうて。困ったもんじゃ。政治資金規正法の改正で議員と秘書・担当会計の連座制は避けては通れぬ。さすれば検察特捜部の壁もなくなり、併せて議員の地位特権や報酬制度の完全見直し、国会出席歩合制導入、人事院勧告の廃止などの改革も必要でござる。

 日々生活に苦しんでおる領民たちは、インボイスという重臣たちの悪巧みを張り巡らせておるのは遺憾であるとお屋形様も申しておる。さすれば、幕府の重臣数百人が年貢を納めぬのなら、領民も納めなくとも良いということになるではござらぬか。マイナンバー保険の利用率が数%としかおらぬのに紙の保険証を廃するのは理不尽でござる。領民のほとんどがシステムの不具合と個人情報の漏洩・融通のなさで反対しておるのにでござる。欧米に周回遅れの日の本での導入は凶と出るのは毘沙門天様もお見通しでござる。欧米ではマイナンバーカードが失敗作で見直しているというではござらぬか。日の本も法案が成立しても程なくマイナンバーの廃止にむかうことは必定じゃ。時代に周回遅れて日の本の政は動いているということでござる。節分を機に鬼は外が国会議員、福は内は領民へでござれば、日の本にはまた日が昇ることになるのじゃ。

 大統領選挙の政争の具にされておる日本企業の亜米利加大手企業の買収劇は、アングロサクソン人のアジア人種に対する優越主義から来ているのは明らかでござる。バイデン殿もトランプ殿も反対とは呆れて物が言えぬ。第三の男ロバーロ・ケネディ・ジュニア殿はどうお考かわからぬが、民間企業にはおそらく関与しないと心得る。

 日の本の政治家がそれに対する牽制があってもよさそうじゃが、亜米利加に物言う政治家がおらぬのはまさに致命的でござる。いっそのこと米国債を全部引き揚げるというカンフル剤も必要なのかも知れぬ。亜米利加は中国と不協和音があるというプロパガンダには耳を貸してはならぬ。水面下では手をつないでおるはずでござる。一九七二年にニクソン殿とキッシンジャー殿がそれまで中華民国(台湾)国連に加盟しておったが、こともあろうに中華人民共和国と入れ替えて、その上常任理帰国の地位を与えてしまったのじゃ。経済が豊かになれば民主化が進むだろうという思惑で処置を講じたのだろうが、お屋形様には合点が行かぬと仰せでござった。香港が英国からの租借権が切れた後も五〇年間一国二制度を約束したものの二十七年を残して反故にしてしまった責任は大きいと存ずる。亜米利加はいつでも過っても謝らぬ。ベトナム戦争の発端やアフガン、イラクリビアへの侵略を見れば明らかでござる。この世に公正な正義は春日山城の鳴海幕府にしかござらぬ。

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「世界と日の本のマラソン記録の格差」

天正戦国小姓の令和見聞録0192>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十二年 壱月二十九日

 

「世界と日の本のマラソン記録の格差」

 

 日の本のマラソンの記録は世界に比べて相当の差がござる。世界の男子は二時間零分三十五秒、女子は二時間十一分五十三秒。日の本の男子は二時間四分五十四秒、女子は二時間十八分五十三秒。女子の巴里五輪出場の権利を奪取するためには、細田あい殿は二時間十八分の前半か十八分を切るタイムで優勝しなければならぬ。心して励めば必ず成就するはずじゃ。山下一貴殿は二時間五分を切れば望みはござるが、オレゴンの走りを再現させれば容易いことじゃろう。世界の壁は厚うござる。MGCやファイナルマラソンでのタイムではおそらく入賞も難しい。それにしても前田殿はペースメーカーを差し置いての日の本新記録じゃ。立派なものじゃが上には上がおるものじゃ。三月の最終選考会では誰もが固唾を呑むレースとなりそうじゃ。

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「日の本の仇討ち復活と同害報復刑導入論」

天正戦国小姓の令和見聞録0191>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十二年 壱月二十八日

 

「日の本の仇討ち復活と同害報復刑導入論」

 

 日の本は比較的治安の良い国という評価を得ておるようじゃが、このところおぞましい怨恨での殺人事件や無差別の傷害致死事件が多発しておるのを見過ごすわけにはいかぬ。世界的には死刑廃止論が横行しておるが、加害者への人権擁護も行き過ぎれば犯罪の多発にもつながり、連鎖的な無責任社会の幕開けとなるのは必定じゃ。芥川賞でAIを駆使した作品「東京都同情塔」は犯罪者を住まわせるためのタワーマンションうんぬんという話の様だが、被害者の為のタワーマンションという設定もありではと言う発想も浮かぶのじゃが、それだけ加害者の人権が守られているということなのでござろうか。江戸時代までは仇討ちは幕府から公認されておった。明治政府の時代に復讐禁止令が発令されたが、それからは仇討ちが御法度となっておる。公正な裁判が行われない場合は控訴して続けなければならないが、冤罪も多いと聞く。加害者への人権を守ろうとする動きは捨て置けぬ。被害者は泣き寝入りということになるではないか。死刑制度や同害報復刑は見せしめとしてなくてはならぬものでござる。

 同害報復刑とは被害者もしくはその家族が加害者に対して同じ報復措置を認めさせ社会への戒めとして行う刑の事ではござるが、例えば加害者が被害者を刺殺したとする。被害者の家族は加害者が生きていた場合同じように刺殺することを認めるという事になるのでござるが、加害者への刑は被害者の家族の納得のいくようにしなければならぬが、被害者側が加害者をなんらかの理由で赦す場合もあるようでござる。性的暴力で被害者を死なせた場合は、被害者の家族はそれと同じような罰で同害報復刑を処す権利を有する。セクシャルハラスメントパワーハラスメントで被害者側が名誉を毀損された場合、加害者側にも同じような恥辱を与えることが出来るというものじゃ。核の報復には核の報復の連鎖が止まらぬこともあろう。だから、相手が強く寄らば斬るぞという姿勢があっては手向かいなどできぬということじゃ。だからして、戦国の世では親戚の者を宿敵のところへ嫁がせるという政略もおこなわれた。さすれば半ば人質のような者がおれば、おいそれ攻めて滅ぼそうとする状況を作らせぬという互いの不戦心理が生まれるからでござる。現実にはそれでも人質もろとも滅ぼすことが多いと聞いておる。それが人間の本能というものじゃ。令和の時代でも何処の国を見てもそうでござる。人間は全く進化しておらぬということじゃな。

 「必殺~人」というドラマが人気を博しておるが、私刑で巨悪を葬るという気持ちは誰しもがもっておろう。拙者としては、死刑制度が無くなったら「仇討ち」は復活せねばなるまい。イスラムユダヤ教の教義には目には目を歯には歯をという掟がござる。同害報復刑は裁判所が被害者の意志を尊重して加害者との話し合いも同時に行われるといわれるが、刑の執行は被害者の判断次第ということになる。仇討ちと併用して被害にあった者と同害の罰を与える制度は良いかと思う。さすれば殺人や傷害事件や各種ハラスメントを起こす者も減ると思うのじゃ。

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「書き上げた面白い時代小説と令和の文芸武士」

天正戦国小姓の令和見聞録0190>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十二年 壱月二十七日

 

「書き上げた面白い時代小説と令和の文芸武士」

 

 「小説家になろう」というサイトが人気を呼んでおるようじゃ。ユーザー登録者が二百五十万人余り、作品登録者が百七万人ほどおるそうじゃ。参加をしてはや十ヶ月ともなるが、ユニーク数が5000ほど、PVが20000ほどのものしかござらぬが、有り難いと思うのでござる。お屋形様も厚く礼を仰せでござる。令和の混沌とした時代でも読んで下さる諸氏がいる限り続けていこうと思うとるそうじゃ。二十一世紀になってから、インターネットが世界の領民の間で普及しており、諸作家も文章をパソコンで打ち込む時代となった。今ではSNSという閉鎖的会話に基づくソフトで活気づいてはおるが、犯罪の温床にもなっておる故。生成AIを駆使しても賞がもらえるとなると、文学界はますます混沌とした世界になるようじゃ。努々心してかからねばならぬ。日の本の言葉は曖昧さが武器になる様じゃが深みが増すのも事実でござる。生成AIでは人間の裏の世界は理解が出来ぬ。所詮はおもちゃでござる。文芸武士も書物を出すだけでは衣食住の保証にはならぬ時代でござる。芥川・直木賞の発表がニッパチ(通年で二月と八月が出版業界の売れ行きが落ちるので菊池寛殿が決めた)の慣例で続いておる。近頃は何が何でも賞の該当作品を発表することが、選考会と出版社での暗黙の了解となっていると推測致す。たまには「当作なし」いう発表もあった方が作家予備軍の緊張感を高め精進する度合いが増すと考える諸氏も多いとは思うが。賞を量産しすぎると、せっかく賞を取っても半年後には忘れ去られるようじゃが、読者は常に刺激を求め、浪漫に浸りたい、感動と好奇心を抱かせるような面白い読み物を望んでおるはずじゃ。そういう拙者も、時代小説ではござるが、お屋形様の半生を記した百枚程度の短編を書き終えるところじゃ。二月には興行主のかわら版所に贈る予定ではござるが半年間は秘匿義務がある故、諸氏にお見せ出来るのは九月あたりとみて良い。大した作品ではござらぬが、そなたらの脳裏に留めておいて頂けたら幸いでござる。題名も書状の内容も今は言えぬのでご了承頂きたい。読み終えたら必ずや戦国の世の香りと浪漫がそなたらの心の中を徘徊して、日々の生活に希望と夢を与える事でござろう。

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「祝!日の本発無人月探査機SLIM着陸成功」

天正戦国小姓の令和見聞録0189>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十二年 壱月二十六日

 

「祝!日の本発無人月探査機SLIM着陸成功」

 

 戦国の世では拙者は小姓仲間と月夜をみながら雑談を楽しみ夜更かしをしていて、お屋形様から自分も仲間に入れよと良くお叱りを賜ったものじゃ。どういうわけか令和時代に流れて久しくなるが、日の本の幕府機関が月への探査機を着陸させたと聞いて驚いておる。着陸の画像もしかと拝見できた。姿勢が逆立ちでなかったならば100点の合格でござったが。着地点の誤差が数メートルも脅威でござろう。日の本は戦前では、ゼロ戦や潜水艦空母なる物を発明し世界を驚かせたが、令和時代では世界で五番目に月への着陸を成功させたのは嬉しい限りでござる。政では永田城の老中がたわいもない金子の小事で右往左往しておるのを後目に、宇宙への技術は世界のトップクラスとみて良いじゃろう。政は五流でも経済は二流、宇宙開発技術は一流といわれる所以でござる。失敗は成功の元手になるので辛抱強くお屋形様は支援すると仰せでござる。一般会計では難しかろうが、能登半島地震関連と併せて宇宙開発予算などは特別会計300兆円と企業の内部留保500兆円でいくらでも拠出できるとお屋形様は言うておる。国土強靱化計画はいざというときの為にあるものぞ。

 東日本大震災の復興もまだ道半ばでござる。原子力のPRばかりにうつつを抜かして安全対策に予算を十分にとらなかったツケが出てきてござる。原発の汚染水はアンダーコントロールされていると言ったのは誰じゃ。それが10年間何もしてこなかったのは何故でござろうか。2020東京五輪親日国であるトルコのイスタンブール禅譲すべきじゃったのじゃ。復興五輪やコンパクト五輪という詭弁はコロナ禍も加わって何の効果も無かったことになる。大阪万博などより能登半島地震での復興に金子を用意するのが筋というものじゃ。失われた十年、二十年、三十年のツケが令和の時代を震撼させておるのが分からぬのでござろうか。戦国人には諫言は出来ても手は貸すことは出来ぬ。そなたらで解決するしか道はござらぬ。それにしても、日の本には基本OSがなくても凄い事ができるようじゃな。日の本の有人宇宙飛行士が月や火星に着陸できることを、戦国の世に戻ったら自慢できるのが楽しみでござる。

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「二千二十四年亜米利加大統領選挙でR・F・Kが勝利する根拠」

天正戦国小姓の令和見聞録0188>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十二年 壱月二十五日

 

「二千二十四年亜米利加大統領選挙でR・F・Kが勝利する根拠」

 

 二千二十四年の亜米利加大統領の選挙戦がまこと賑やかでござる。二千二十年の大統領選挙ではトランプ殿のコロナ禍での対応が領民達からの反感を呼び、外交では成果がでなかった事もあり、バイデン殿の勝利で再選は成し得なかった。その四年前ではヒラリー殿が勝利間違いなしと言う下馬評を覆し、隠れトランプ票が雌雄を決したと言われておる。人格的にはやや稚拙な考えの持ち主で、政はビジネスライクな駆け引きで上手く行くとは思われておったが、秘密主義と自国優先志向が世界を混乱に陥れておる。二千二十四年では再出馬を狙っているが、人格的には進化した様には思えぬし、マンネリ化した自己演出は飽きられておるようじゃ。バイデン殿は高齢で一期を全う出来るか危惧されておる。世界の領民は亜米利加の凄まじい軍事力と核の所有に辟易しておる。二十一世紀のホロコーストを演出しているイスラエルとの二人三脚路線は曲がり角に来ておる。イスラエル建国の一方的な宣言で国際連合は当惑しておったが、そのまま今日までパレスチナとの軋轢が続いておる。二国共存を拒むイスラエルには別の安住の地を探せぬものであろうか。かのヒトラー殿はマダガスカル島への入植計画をもったほどでござる。ナチ政権はハーバラ協定をシオニスト達と結んでいた経緯がござる。アウシュビッツでのユダヤ人六百万人のジェノサイドの真偽も再調査の必要がござる。戦後のユダヤ人の人口が戦前とあまり変わらなかったとも言われておるからじゃ。

 話は逸れてしまったが、二千二十四年での亜米利加の新大統領誕生は小浜殿の時と似ておる気がするのじゃ。昨年民主党を離脱したロバート・ケネディ・ジュニアは、トランプ殿とバイデン殿の対決を後目に、これから頭角をあらわしてきそうじゃ。民主党共和党の指名候補などの選挙戦を台無しにさせると豪語しておるR・F・K殿は、トランプ陣営とバイで陣営からの票を呼び込み、無党派層の強力な支持が見込まれるからでござる。トランプ殿には悪いが今後は登り目はなく、横ばいか支持者が離れていくとみておる。一方バイデン殿は子息のウクライナ疑惑とオバマ殿も認めておるマイダン革命への関与が影響してくるじゃろう。ウクライナへの無尽蔵な武器供与はそう長くは続かぬ。亜米利加の良心は一体何処へいったのじゃろうか。R・F・K殿は世界の領民から「メイク ア 良心 グレイト アゲイン」と心のなかから期待されておるのかもしれぬ。トランプ殿には共和党の穏健派や無党派層は毛嫌いをされており、バイデン殿は現状維持に不満を持つ民主党支持者や無党派層からの票の取りこぼしが予測されておる。ロバート・ケネディ・ジュニア殿がその中に割って入ったときの三者の得票率は、おそらく次の様になるはずじゃ。「ロバート・ケネディ・ジュニア殿が38%、バイデン殿31%、トランプ殿31%」で、R・F・K殿が新しい亜米利加の統領になるとみておる。二千二十四年の大統領選挙では亜米利加の品性と道徳性が強く試されておるやのもしれぬ。

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「英国郵便局会計システムの不具合と冤罪の真実」

天正戦国小姓の令和見聞録0187>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十二年 壱月二十四日

 

「英国郵便局会計システムの不具合と冤罪の真実」

 

 二十世紀末での英国における郵便局の大冤罪事件が公になり、世界的な話題になっておる。そもそも英国がその時に不具合の事実を知っていながら外国の郵便局の会計システムの導入を敢行した理由が分からぬ。日の本の富士通という商売人が開発した会計システムとはいえ、不具合がありながら納入した責任もござる。日の本には基本OSとなるものが存在していないことを知りながら導入を図った英国の真意は何処にあったのじゃろうか。英国と日の本の外交での重大な事件でもござれば、岸田内閣はキックバックなどという役人どもの裏金問題で明けくれている場合ではないのでござる。日の本の企業には重大な過失と責任がござるが、英国では何故採用したのかは合点が行かぬ。正月の海保機とJAL機の衝突炎上の事件でも責任の所在が曖昧になってきておる。揉め事があれば何処かに起因するものがあり、真実は必ずあるものなのだが、双方に責任逃れの思惑がござる場合は、本能的に訳が分からぬ状況にし未来永劫闇の世界に葬るようになるのであろう。戦国の世では白黒をはっきりせねば生きてはいけぬのでござる。後世に後始末をさせるのではなく、その時の時代人がはっきりと歴史に記して行くのが義を果たすということなのじゃ。

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「この国の終わりのかたち」

天正戦国小姓の令和見聞録0186>

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春日山城、鳴海幕

お屋形様:上杉道満丸景虎

見聞録検め:小姓

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天正四百五十二年 壱月二十二日

 

「この国の終わりのかたち」

 

 天正四百五十年の安倍元総理襲撃(暗殺)事件が日の本の社会全体に及ぼした影響は限りなく大きなものとなった。事件の真相解明と裁判の行方が気になるところでござる。本来ならば殺人の現行犯逮捕ということで極刑の域を出ないとは言われているが、事はそう簡単に収拾する状況にでは無い。なぜなら、警察側と医療側の主張の食い違いが鮮明であり、しかも消えた弾丸(致命的な証拠)の行方が不明とのことなので公判で実証するべきものが無くなったわけでござる。そして、容疑者の複雑性PTSD心的外傷後ストレス障害)での刑事責任能力の有無も問われるので、裁判員は決断に至るのは難しいと存ずる。精神鑑定後に起訴か不起訴かになるのはおそらく数年後になる。裁判では迷宮入りになる公算は大であると予測する。

 旧統一教会自民党をはじめとする政治家の深い関係が、国の存亡に関わる非常事態だという意識の薄さを露呈した議員の発言は、日の本という国を滅ぼす大きな起因になるはずでござる。安倍氏一族が三代にも及ぶ旧統一教会との関わり方は、歴代総理大臣に受け継がれていったが、宗教と権力が一体化して悪用されれば、フランス革命でのロベスピエール的な行動を起こす市民が出できても仕方の無いことなのかもしぬ。山上容疑者の行動は決して許される事では無いといっても、領民の本音では必殺仕置人としてのイメージを抱いている。ただ、殺意があっても行動を起こさなければ未遂にも事件にもならないが、だれでも背水の陣でどうにもならなければ、いくら自制心をもっても堪えきれないという心理的な状況にはなるかもしれぬのだ。だから、第二、第三の山上容疑者の姿が後に続くという可能性は排除できぬのじゃ。こういう事件をおこさないようにするのが本来の為政者の仕事になるわけでござるが、現実的にそれを軽視あるいは怠っていたことは事実なので、今後の日の本の民主主義が正しい方向に向きを変えるのか、そうでないのかは国民が真剣に考え行動しなければならぬ。日の本の二大政党時代が来たら解決できる可能性は大きいが、あと半世紀はかかるだろうし、それまで日の本という国が存在しているかどうか予測はできない。

 天正四百五十一年から自民党の裏金キックバック騒動が収まらぬ。総選挙をいくらやっても領民達が政治に無関心で投票所に足を運ばぬかぎり、新たに巨悪は繰り返され世が未来永劫改まることはあるまい。領民が政治に無関心であるということは権力側が何をしようと暗黙の了解をしているということになるからじゃ。この国の終わりの形がこのまま続くのをお屋形様も拙者も領民も望んではおらぬ。

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